読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

びぃごろ
読んだ本
17
読んだページ
5275ページ
感想・レビュー
17
ナイス
536ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2024年9月に読んだ本
17

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

びぃごろ
野球少年の保護者には特に刺さる話だろう。私は途中で辛くなり数日寝かせ、このまま返却しちゃっても…と思うくらいであったが…最後まで読んでこそだ!と思い直し、頑張って向き合った。結果、いやな奴がいい人になり、挫折からの結果があり、多幸感に包まれるも人生はまだ中半『あの甲子園でさえゴールではない。残酷にも、無情にも、あるいは幸運にも。人生が閉じるまで物語は続く』航太郎と母に幸あれ!読後感は間違いなく良いのでモヤモヤする場面も乗り越えて読むべし。伝令の航太郎が見上げたアルプス席の母。横浜から大阪、そして東北へ!
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

びぃごろ

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4735ページ ナイス数:604ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/258524/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
17

びぃごろ
ケアホームで働く18歳のペイシェンス。彼女と友情を育む80歳のエディスが行方不明となった日、施設長がエレベーター内で死体となって発見される。殺人事件のミステリーかと思ったが本質はそこじゃなかった。母と娘の愛情と憎悪、分かり合えない大きな溝が深い。ペイシェンスは約束の誕生日に父親が誰なのか教えてくれなかった母フランキーのもとから飛び出し、画廊の屋根裏で暮らす。エディスと断絶状態の娘クリオは、6か月の娘をスーパーで誘拐され、未発見のまま52歳を迎えたセラピストだ。関係を修復したいのにできない4人の女の結末は。
びぃごろ
2024/09/29 13:19

みんな少女だった。銀のテントウムシの指輪が三つ。

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
静岡の中学時代新聞部だった佐々倉美琴。その志は揺らぐことなく第一希望の高校を逃すも目標の大学ジャーナリズム学科に合格し、世界を股にかけて活躍するジャーナリストになった…が。同じく新聞部部長の文一も敏腕弁護士となり公私ともに付き合いが続いている。美琴の初恋相手、月ヶ瀬莉生の弟、直生はスポーツ記者としてプロ野球球団の取材の毎日だ。3つ下の妻と詩と奏の4人家族だが、下の子の自閉スペクトラム症が分かり、現状は妻が復職を諦めている。見えない強い繋がりが心の支えになることを気づかせてくれた。朝霧高原の朝焼けの富士山。
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
復刊と新聞で紹介され、初めてこの家のことを知る。中野区本町に1976年に建築された馬蹄形現代住宅。若くして夫を亡くす後藤暢子が、三田の高層APから出たいと、弟の建築家伊東豊雄と話すうち、実家隣の空き地が売りに出されトントンと話が進む。どんな家がよいかと聞かれ「L字型の家。屋根や壁面の裂け目のような窓から鮮烈に差し込む光がよい」と答えたそう。小学生の娘二人と住んで20年。皆が独立し取り壊すことになった経緯が3人のインタビューで綴られる。美術館になるような家だ。清春芸術村の「光の美術館」の空間を思い出した。
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
デビュー2作目【死んだシリーズ】は山田・石井・木村と3作になるようだ。333人の死んだ石井が出てくるのかと思ったら1人だけが生き残るデスゲームだった。作中本棚にあると紹介される『バトル・ロワアイヤル』『イカゲーム』『カイジ』『ライアーゲーム』『神さまの言うとおり』『リアル鬼ごっこ』『インシテミル』『死のロングウォーク』など全く範疇外(苦笑)それでも読みました、読めました。3つのデスゲームに参加させられる中2の「石井唯」パートと行方不明の中年新人俳優石井有一を探す探偵「伏見」のパートで展開。そういう結末か!
びぃごろ
2024/09/24 11:53

探偵伏見とバイト蜂須賀のコンビがいい。二人は元作家志望で、やり取りが軽妙。また登場して欲しい。蜂須賀なかなかやるじゃん!

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
本格ミステリ。読者への挑戦状有マス。富山県の油夜島で2年前に起きた密室4人変死事件。現場である雷龍楼で再び密室殺人事件が…。誘拐された中学生の霞を助けるため、いとこの大学生穂継が犯人の要求に従い雷龍楼に赴くが、密室殺人事件の容疑がかかってしまう。誘拐事件と殺人事件、同時に解決できるのか。2年前に死んだ薊の友人で推理作家の真子が穂継と密室の謎を語り合う「真子」閉じ込められている部屋と犯人の様子を語る「霞」雷龍楼で殺人事件に巻き込まれる「穂継」三つのパートで物語は進む。誘拐犯は分かったが穂継よ…南無。
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
「①僕が悪役に転生⁉」「②変わっていく原作」「③失われた生存ルートを求めて」これら3冊の合本なので厚い(笑) 題名から分かるように、28歳サラリーマンの僕が交通事故で死亡、その過去記憶を持ったまま12歳の城ケ崎アクトに転生し物語が展開する。そこは大好きだったアニメ『きみある』の世界で、アクトはヒロイン葉山ハルを虐める敵役である。結末を知っているためかなり落ち込むが、それを覆すため行動を起こす。タイムリミットは5年。奇抜なキャラが生き生きと動く世界で第二の人生。こんな世界観思いも付かなかった!どっぷりハマる
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
野球少年の保護者には特に刺さる話だろう。私は途中で辛くなり数日寝かせ、このまま返却しちゃっても…と思うくらいであったが…最後まで読んでこそだ!と思い直し、頑張って向き合った。結果、いやな奴がいい人になり、挫折からの結果があり、多幸感に包まれるも人生はまだ中半『あの甲子園でさえゴールではない。残酷にも、無情にも、あるいは幸運にも。人生が閉じるまで物語は続く』航太郎と母に幸あれ!読後感は間違いなく良いのでモヤモヤする場面も乗り越えて読むべし。伝令の航太郎が見上げたアルプス席の母。横浜から大阪、そして東北へ!
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
ふぅい~。一気に読めたが疲れた(~_~;) 『方舟』のように廃墟に閉じ込められた7人が、48時間後に毒ガスで死ぬという設定。でも殺人犯だけが助かるよと。自分が犯人だと認めてもらうため”自白”合戦が行われていくのだが、その中でいくつか違和感もあり…最後にそういうことかと納得できましたが、うむむ。何だか救われない話だった。『正義感、金銭欲、保身、恨み、憤怒、名誉欲。人はいろんな理由で出鱈目な証言をして罪をでっち上げることがある。告発も無条件で信じるのは危険。写真も音声も映像も何でもでっち上げられる時代だ』
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
『光秀の定理』の続編という位置付けだな。だって光秀・愚息・新九郎のトリオが活躍する物語なんだもん。明智光秀は備前松浦党で倭寇だった愚息(今は聖)と若き兵法者「笹の葉新九郎」とは10年来の付き合いだ。二人は浮世のどの階級にも属さず、瓜生の荒れ寺に住んでいる。信長からの任務を受け武田信玄が保有する湯之奥金山と毛利家が所有する石見銀山を探るため3人はまず船で田子の浦に。そこで出会った土屋十兵衛長安が今回の肝になる。ワクハラの展開『輝山』『しろがねの葉』も想起。今年完乗した身延線富士川の風景を重ねて楽しめた。
びぃごろ
2024/09/18 12:27

土屋がのちの大久保長安!ひょ~。

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
時代物が好きなのでリアルな裏側も知りたいと手に取る。一里塚には樹木が植えられ、遠くからでも見えるように土盛りで高くなっており、心強い目安だったろう。街道筋の分岐点には「道標」という石塔が建てられ方角や距離情報が刻まれる。街道沿いには並木…それは今でも名残として残っている。宿場間の平均値は7~8㎞だが最長では30㎞区間も。一日平均25㎞は歩いていたよう。ガイドブックはあり、相応の備えはして臨む。ただ女子旅でも男性の同行者や案内人(荷物持ち)を1名は加えていた。そして旅の必需品に麻紐とカギ(S字フック)(笑)
びぃごろ
2024/09/16 12:46

子育てを終えた女性がどんどん旅にでてい傾向。グルメと寺社仏閣観光、芸能鑑賞に買い物!

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
恋愛大河ドラマにはまっているので、並行し時代背景を追いたくて手に取る。ドラマを思い返し、今後を予想する手引きに。勿論この本では二人は幼馴染でもなく、恋愛対象にもなっていませんが。式部ママと行成がバーテンダーの『BARゆかり』本物の平安貴族から当時の話を聞けるという噂に、取材して本を出そうとする出版社勤務の若い女性がドアを開ける…我々読者に語り掛ける設定で、式部、行成、道長に花山天皇、詮子、繁子、清少納言などなど「その時こうだった」と話をしてくれる。酒や美味しいつまみを提供されつつ(笑)イラストもいい味!
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
驚いた。ラジオパーソナリティとして満島ひかりその人を感じていたが、こんな才能があったなんて!彼女の作る回文の長さとそのオシャレ感たるや!その回文にインスピレーションを得て又吉直樹が紡ぐ30余りの掌編。各話に添えられた写真もイメージが膨らむ。回文作家、石津ちひろさんとコジヤジコさんとの対談もあり。全部読み終わっても回文の不思議な魔力に引き付けられ、また新たな気持ちではじめから読み進めたくなる…回文の無限ループ(笑) 頭の中だけで回文を作っちゃうってすごすぎる。新聞書評で紹介されていた本、手に取って正解。
mike
2024/09/12 16:04

楽しそうですね。頂きます(⁠^⁠^⁠)

びぃごろ
2024/09/12 16:18

驚きと物語の多彩さと、存分にお楽しみあれ*⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝*

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
【芥川賞受賞作品】杏と舜は結合双生児だ。頭部も胸部も腰部も結合し、外見上は過不足のない一個体だが、明らかに歪な見た目だった。5歳の時に杏がもう一人を認識し、舜も声を出し身体を動かしたので、医師と両親も違和感の正体に気付く。左半身が杏、右半身が舜である。家庭裁判所の裁判官の発行した書類を基に、5年遅れで舜の出生届が受理され、説明しようがない5年間が解消された。両親と自分たちが安堵した瞬間だった。そして父も胎児内胎児として兄の中に12か月仮住まいしていた。伯父とは双子扱いの出生届。人体の不思議を読む。
びぃごろ
2024/09/11 17:45

医学的見地に興味がいってしまうが、内容は二人の意識の交感と、意識だけが残り身体の感覚がなくなった時が死か、私は死んでいるのか…と内面的な物語であることを述べておく。いつも二人で話し合え、歩んでいく様を見ると最強だな!と。

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
直木賞受賞の『八月の御所グラウンド』に続くシリーズ第2弾。『三月の局騒ぎ』と表題作の2編は、京都に纏わる歴史人物と主人公のやり取りが密により深く描かれているので興が乗る。この勢いで12ヵ月コンプリート目指して欲しいわ。北白川女子寮は寮監節制が寮生のことを「女御」と呼び、渡り廊下でつながるロの字型東西二つの建物は中庭の植物から「棕櫚壺」「薔薇壺」といい、新入生は10畳ほどの部屋に3人の共同生活を送る。その仕切りには「御簾」そして部屋は「局」と呼ばれ…もうプンプン匂う(笑)『十二月の都大路上下ル』とも繋がる。
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
史実を基に書かれた幕末忍者もの。徳川慶喜が大政奉還し、薩長と旧幕府徳川の戦いを前にして、百姓として日々を暮らす伊賀の里の者たちは、伊賀忍者の地位回復のために今こそ参戦と模索する。しかし徳川からは音沙汰なく忍びの術を使えるものも少ない。村の合議で薩長側に付くことを決め、志のある若者を中心に急遽特訓が始まる。5人組で力と頭を使って動くことを学び、伊賀の里に潜入し金色の涅槃像を奪う最終テストに臨み…笑い所も多々あるのだが、忍者同士の戦いが結構シビアなことに加え、主人公をどう演じるか、台本のような余白を感じた。
が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
御岳山の神官屋敷が実家の著者、幼い頃に聞いた伯母の寝物語を基にした短編集。昔はあったかもと思う、怖い貴重な話の数々だ。験力を持っていたのは曾祖父までで、屋敷も建て替えられているが、読めば当時に連れていかれる。社だけでなくその山に神がいる御岳山。観光地ではないことを肝に銘じる。父母も町内会で御岳講行ってたなぁ。「赤い絆」「宵宮の客」男女の話「お狐様の話」「天井裏の春子」狐を祓う「神上がりましし伯父」「天狗の嫁」「見知らぬ少年」身内の不思議「兵隊宿」大勢すぎる「聖」羽黒から熊野への修験者「山揺らぐ」関東大震災
びぃごろ
2024/09/06 09:37

神社の縁起は遥かな神代だが著者の祖先が山に入ったのは、家康の関東入封に際し熊野の修験であった祖先が一行の先達を務め、その功で宮司に封じられる。関東鎮守の霊的な役目と甲州に通じる奥多摩道中の備えの務めも。御岳山は神仏分離で山中の正覚寺が廃され、蔵王権現も大己貴命、少彦名命の祭神に変わる。

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
蘚苔類同様、新たに出版された菌類の本は読まねば。序文で現在の地質時代を「人新世」と人類の時代と呼ぶのが一般的だが、むしろ「菌類世」と認識すべきと示す。次に生態系の章で、世界最大の生物は8650歳、重さ35000tのオニナラタケのクローンであると紹介(アメリカヤマナラシも地下の巨大な根でバチカン市国と同じ広さで47000本に繋がる同一の木がある)木は一つの生物種の細胞から作られた個体に見えるが、その表面や体内に存在する微生物の集合(内生菌、菌根菌、着生菌、根圏菌、病原菌)の生物種の集合体である。人もそうよ。
びぃごろ
2024/09/05 13:00

菌類という友人を十分に利用した暮らしぶりを紹介した「マイコテクノロジーに囲まれた世界」は空想物語ではなくずでに存在していたり、研究や商品開発の対象になっているという、へー!! ストーンウオッシュのブルージーンズはトリコデルマ・リーゼイというカビのセルラーゼが一般的に使われているが「菌類腐敗ジーンズ」と呼ぶのはマーケティング的にまずいだろうって(笑)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/02(4859日経過)
記録初日
2009/01/05(6195日経過)
読んだ本
3242冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
1035389ページ(1日平均167ページ)
感想・レビュー
2835件(投稿率87.4%)
本棚
34棚
現住所
東京都
URL/ブログ
http://biigoromoss.blog.fc2.com/
自己紹介

本っていいですよね。
読書メーターに過去の記録を入力&登録は2012/9/3
今後は感想も入れていきます。

手元にない本が殆どなので、すぐに表紙を見られるのが嬉しい♪
本棚にお気に入りを並べられるのも!
新しく自分の部屋ができた感じです。

読みたい本は、まだ図書館予約をかけていないものや購入予定のもの。
積読本は、今まさに手元にあって私に「早く読んで~」とプレッシャーをかけているモノたち。

ますます本を読み進められそうです。
目が悪くなるのだけが心配w



読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう