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2025年3月の読書メーターまとめ

びぃごろ
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18
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5316ページ
感想・レビュー
18
ナイス
646ナイス

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2025年3月に読んだ本
18

2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

びぃごろ
ネタバレ悩みから前に進んでゆく姿を描く連作短編はゆるぎない青山ワールド。舞台は銀座の週末、歩行者天国の午後12~5時に異次元ポケットが開くとは楽しい設定。カバー写真、田中達也さんのフィギュアで登場人物を探すミッケもできます。①学生時代タレント事務所に所属していた24歳の友治、恋人は12歳年上の理世。②アメリカの劇場ヘアメイク事務所に就職が決まった娘と母親。③定年退職後、絵画収集にのめり込む男は離婚して3か月、アンティークの懐中時計を手放そうと。④文学賞の最終選考結果を待つ作家。⑤理世がお店を辞めた後輩の話を聞く。
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2025年3月にナイスが最も多かったつぶやき

びぃごろ

2025年2月の読書メーター 読んだ本の数:19冊 読んだページ数:4384ページ ナイス数:902ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/258524/summary/monthly/2025/2

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2025年3月の感想・レビュー一覧
18

びぃごろ
【口中医シリーズ⑱】福沢諭吉、長与専斎から医業開業試験を実施するにあたり、歯科部門の試験官を務めて欲しいとの依頼が届くがこれは断る佳助。しかし警視庁大警視の川路利良からの骸検め、裁判医学官の任は「医者巡査」として勤めたいと受ける佳助であった。4話掲載「金木犀禍」嫁入り前の美しい女が狙われる「バニラの花」アイスクリンを製造しようとした武士の自害に息子の復讐「ほうれんそう異聞」雌雄異株のほうれん草、西洋種と東洋種を植える志保「どんぐり巡査」足を洗った女盗賊が、恩人である元同心の家に入り栗の木から落ちて死ぬ⁉
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びぃごろ
78~92歳の男女5名による<坂の途中で本を読む会>は、小樽の古民家カフェ「シトロン」で月1回開かれる。順番に2頁朗読し「読み方」の感想、次に「内容」の感想を述べていく。これが20年続いている!スゴイ…この店のオーナー美智留が結婚で転居することになり、甥であり小説家の僕が店長引き受け、読書会の最年少メンバーとなって会を見守っていくのだった。それぞれが勝手気ままに話をしたり、キレたり、泣いたり、スマートな進行とは程遠いのだが、自分を発散させる場があるというのは最高なのだ。私も年1回が楽しみなのでよくわかる。
びぃごろ
2025/03/28 22:03

表紙の少女が誰であるか、うんうんそうかと思ったよ。しかし、僕が小説を書けなくなった理由にそう絡んでくるとはね!そしてメンバー昔の写真と小さい頃から「読む会ごっこをやっていた」って気付いたところでうるっときたわ。

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びぃごろ
【花咲小路シリーズ⑧】このシリーズも東京バンドワゴンのように、巻頭に相関図…いや商店街の地図をつけて欲しいものだ。もう8作目であるか。宇野家の5人姉弟の末っ子であり、長男の禄朗が主人公。両親亡き後、和菓子屋をたい焼き屋にして<たいやき浪平>を営む。4人の姉たちは商店街の店主たちと結婚したので、宇部家は商店街の裏ボスなどと噂される。この禄朗と結婚することが決まったユイは14歳年下の23歳。表紙の通り怪我をして仕込みができない禄朗に代わって住込みで手伝うことに。禄朗の嘘を見抜ける特殊能力が物語の軸になる。
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びぃごろ
『笑う森』と似た大きな木のイラストだが『楽園の真下』寄り。ホラーではないが、パニックサスペンスだ。伊坂が『楽園の楽園』で書いたように<植物が知性を持っている>NIがテーマだ。主人公はグリーンプラネットの研究農場で働く村岡野乃。1歳半になる一樹と研究所近くの山中で暮らす。夫の逸郎は客員研究員としてアメリカに赴任しており、スカイプで毎日、口重の一樹とやり取りする様子は微笑ましい。薔薇やコマツナと昆虫の会話、スーパーダイズの開発等を研究しているのは所長と2人の主任に野乃。地球の覇者は人間ではないという事実を知れ
びぃごろ
2025/03/25 18:16

「地球上の多細胞生物のすべての重さを量れば、そのうちの99.7%は植物が占める」「植物には個という概念はなくて、同種だけでなく他種とも、菌糸ネットワークを通じて繋がっている。種子や胞子にも植物のメッセージが込められている」昆虫や動物を操るのも簡単だ。カラスに襲われるのを防ぐには両手を高く上げること。変顔をして顔を覚えられないようにする⁉

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びぃごろ
小石川三百坂の貸家で私塾「鶉居堂」を開く27歳の茅野淳之介は、母と中間の源次の3人で暮らす。15の時徒目付だった父は非業の死を遂げ小普請入りとなった。貧乏暮らしに時折下働きの仕事の話を持ってくるのは同心の青柳梅太郎。私塾では味噌っかすだった青柳と剣術道場で木偶人形扱いの淳之助はウマが合い縁が続いている。連作短編6本。幕末の史実を織り交ぜ不穏な情勢の中での暮らしが伝わる。頭が上がらない母と暢気に構えのらりくらりの淳之助、案外肝の据わっている源次。被害者でも加害者でもあり、きれいごとだけではない話が目を引く。
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びぃごろ
東日本大震災で迫りくる巨大津波、分断された道路、避難所、遺体安置所…当時の情景が克明に描写される。漁師の男は妻の遺体を確認するが、一緒に車に乗っていたはずの5歳の息子は見当たらず探し続ける…そんな中で起きた殺人事件。22歳の真柴亮はある目的のため、福島県から岩手県へ逃亡を図る。娘が行方不明の刑事、息子を亡くした上司、家族が無事で逆に申し訳なさが募る部下らは、犯人の生い立ちを調べ目的地を探る。隠されていた真実を知った時、亮は救われただろうが遅すぎた。そして彼の罪は正しく裁かれることはない、無念だ。
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びぃごろ
ネタバレ悩みから前に進んでゆく姿を描く連作短編はゆるぎない青山ワールド。舞台は銀座の週末、歩行者天国の午後12~5時に異次元ポケットが開くとは楽しい設定。カバー写真、田中達也さんのフィギュアで登場人物を探すミッケもできます。①学生時代タレント事務所に所属していた24歳の友治、恋人は12歳年上の理世。②アメリカの劇場ヘアメイク事務所に就職が決まった娘と母親。③定年退職後、絵画収集にのめり込む男は離婚して3か月、アンティークの懐中時計を手放そうと。④文学賞の最終選考結果を待つ作家。⑤理世がお店を辞めた後輩の話を聞く。
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びぃごろ
週刊誌の記者、飯塚みちるは『私立蓉明中学校二年生女子生徒いじめ事件』の原稿を書き上げ、書けなくなった。その正義が刃となり、一人の少年を潰してしまったのだ。記者を辞め東京から北九州に戻るが、地元の山に埋葬された遺体のポケットに「ありがとう、ごめんね。みちる」のメモがあったと知り、再び取材を始める…近所の代行専門ドラーバーの井口とバディとなり、いじめを受けてた同級生とも向き合い、事件の核心に近づいていく。高齢者を騙し、女を洗脳し蹂躙する酷い話だが、随所で問題提起し記事として全容を明らかにする構成はよかった。
びぃごろ
2025/03/19 01:45

チームで記事を出したのだから一人で背負う罪はないという編集長の言葉を理解できるようになったみちるにに安堵。『北九州連続死体遺棄事件』を起こした3人、被害者と加害者、そしてその家族、友人、知人、全ての人が抱える罪の意識。この本、どこを切り取っても生きづらさと悲しさと優しさにあふれてる。

びぃごろ
2025/03/19 01:51

「心配とか応援とかって言葉を使えば、人の人生に踏み込んでいいのか」   「支えあうのは正しいことだが、本来大人がやらなければいけないことを子どもに任せ、その子が心を砕き苦しむのは間違っている」

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びぃごろ
【最後の医者シリーズ③】クリスマスイブに劇症型心筋炎を発症した26歳の辻村浩平。脳出血の合併症が起こり再三の手術を受けるも、回復することはなく、院長の福原はこれ以上取れる医療行為がないと妻の藍香に伝える。彼を救えなかった福原はそれ以降の手術ができなくなる。また、愛する夫を突然失った藍香の日常と心の動きが丁寧に描かれる。大事な人が突然いなくなるなんて想像もしたくないが、そうなった時どうすればいいのか…見えない心をケアする「グリーフケア」の難しさと大切さが伝わってくる。気持ちを分け合える人が欲しい。読後感は〇
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びぃごろ
読むことが好きなあなたを全肯定してくれる本。その意味が明らかに。『タイタン』でSF世界を見せてくれ、今回は現代ものなのね~と思いきや、ぐるぐるめんじょもあり、大好物の匂いを全く感じさせないままラストに突入。怒涛の展開にほぅ~とため息がでました。コレもう一回最初から読まなきゃいけないやつ、伏線バリバリ(笑) 内海集司と外崎真の関係は、単に友情という言葉だけでは当てはまらん。自分が望む分身?依存?掛け替えのないものには違いなく…そして新たな世界に踏み出せたよ。哲学的な宇宙の理も面白かった。浮遊感を伴う読後感。
びぃごろ
2025/03/17 11:23

留年回避のため、全国高校生小論文コンテストでそれぞれが選んだ課題がミソ。外崎「嘘」内海「独立と孤立」

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びぃごろ
カラフルなイラストが豊富な短編だ。世界を混乱に陥れたと思われるAI<天軸>とこれを開発した<先生>を探しに、五十九彦・三瑚嬢・蝶八隗の三人が旅立つ。手掛かりは開発者が巨大な樹を描いた<楽園>だ。すぐに読み終わってしまうが、深追いしたくなる参考文献は5冊『山椒魚』『アダム&イブ 語り継がれる「中心の神話」』『ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を操作する』『植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム』『植物は未来を知っている 9つの能力から芽生えるテクノロジー革命』
びぃごろ
2025/03/16 14:56

NI<自然知能>間違いなくあるね。

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びぃごろ
編み物好きの友から借りた本。江戸時代からメリヤス編みをしていたなんて!これには驚き。武士の内職として針仕事…笠張りよりも性に合うという正義感の強い男、黒瀬感九郎。蘭方医に不正ありと訴えるも、その事実はないと逆に召し放たれ、親からは勘当される。棒針と編みかけの胴衣を風呂敷に背負いふらふらと…出会ったのは年齢不詳の「御前」と巨体の手妻師「寿之丞」彼らの住む墨長屋敷に連れていかれ、そこには戯作者「小霧」がいた。それぞれの特技を生かし、彼らと組んでするのは必殺仕事人風。面白い!感九郎の知られざる特殊能力も発露する
びぃごろ
2025/03/15 20:08

シリーズ2,3もあるようなので楽しみ♪

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びぃごろ
木内昇さんの『雪夢往来』でその人ありと知った鈴木牧之。彼が生涯をかけて世に出した『北越雪譜』を読まねば!と岩波文庫を取り寄せたものの文語なので読み砕くのにちょいと時間がかかる。そこで口語で書かれたこちらを先に。当時の挿絵に現在の写真と解説もあり分かりやすい。『弘智法印』で「今より477年前に亡くなったのにまるで生きているように見える」とあり、調べてみると西生寺に現存する日本最古の即身仏のようだ。『雪中歩行の用具』では京山の言葉に京水が図を描いたとあり、本当に二人が北越を訪れ作り上げたんだなぁと嬉しくなる。
mike
2025/03/14 06:20

とてつもない苦労を経て40年後にようやく出版されたんですよね。そう思うと感慨深い1冊の様な気がします。図書館を探してみます。

びぃごろ
2025/03/14 09:07

mikeさん、是非に。私は画中の四角い大きな固まりに「雪」「地上、背、雪あり」と書いてあるところに、伝える苦労を感じウルっときました。

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びぃごろ
目の付け所が澤田さん、有名どころをかすめて拾ってくる短編5本「さくり姫」鎌倉殿の13人には出てこなかった頼朝の妹に請われた絵師「紅牡丹」松永久秀によって多聞山城に人質として集められた大和国人衆の子女「輝ける絵巻」後水尾上皇に嫁いだ二代将軍秀忠の娘和子と秀吉の正室高台院の甥杉原出雲守宗連「しらゆきの果て」宮川長春が恩返しのため探す菱川師宣の倅は80歳越え「烏羽玉の眸」大和国永久寺上乗院院主は、15代将軍に政を返上させた天子さまの布告通り、御仏を捨て神勤するのだと全山衆僧に無理矢理鹿肉を食べさせ還俗させる
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びぃごろ
5本のエッセイを追加とのことで気持ちも新たに読む。巧い塩梅で新作が投入されており、古さを感じさせない。というか結構忘れている(笑)覚えていたのは「ひょうたん」「地下鉄戦隊ヒーロー」「東京電力株主総会」大学時代の海外旅行が多い印象を持った、中でも「ギリシャの青」は素晴らしい体験だったと思う。『科学技術の進歩が、人間のうっかりに勝つことは永遠にない』に大いに頷いた。それと同じく『歴史的変換点の只中にいても、変化の波を視認できない者はそれに乗っかる行動はとれない』も。だよね~。
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びぃごろ
2019年2月25日朝9時前。対馬農業協同組合(JA対馬)の職員西山義治44歳が運転する車は、海岸線のカーブを曲がり切れず海に飛び込み沈んでいった。共済のライフアドバイザーであり毎年優績表彰を受け、全国から数人だけの「総合優績表彰」も12回授与されている。神様ともモンスターとも言われ、年収はプロ野球選手並みの実績はどうして築くことができたのか。2月14日に不適切な共済金処理の事情聴取を受け、21日に処理ミスは是正したと伝えたが、再度25日に事情聴取を受ける予定だった…彼だけが悪なのか。そのリポートを読む
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びぃごろ
フラワーショップ橘を営む志奈子は55歳。情報提供で知り合った刑事横山と2年前に入籍し、店舗の2階で暮らす。この二人を軸に綴る6編。宇佐美さんの短編は初めてかも!自分の知らないところで繋がっている人間関係の不思議を味わうミステリー。「ガーベラの花」友人の叔母が自宅で突然死⁉ 「馬酔木の家」車椅子の父親が息子を手にかける 「クレイジーキルト」交通事故を起こした切欠に悩む人々、事件を未然に防ぐ人 「ミカン山の冒険」ミツバチが語る殺人 「弦楽死重奏」尻尾の曲がったムサシの秘密 「家族写真」初受賞作品の真実を知る
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びぃごろ
【視能訓練士シリーズ②】「さまよう星」キラニャンのペンライトで4歳灯ちゃんの交代性斜視を見つける「礁湖を泳ぐ」黄斑部の病変で視野が欠損していく難病を患う小1渉くんの学校生活を見学し、やる気を引き出すコツとコミュニケーション方法を学ぶ「向日葵の糖度」マッチョの看護師剛田くんがキラニャンの作者の病と向き合う「チェリーレッドスポット」深夜の山頂で星空撮影をする60歳出野は動脈閉塞を起こす「11ミリのふたつ星」従弟の大輔がスマホ内斜視になっていた……麻木親子と野宮が築き上げていく関係を五つの物語を通して読めます。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/02(4595日経過)
記録初日
2009/01/05(5931日経過)
読んだ本
3095冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
989034ページ(1日平均166ページ)
感想・レビュー
2688件(投稿率86.8%)
本棚
34棚
現住所
東京都
URL/ブログ
http://biigoromoss.blog.fc2.com/
自己紹介

本っていいですよね。
読書メーターに過去の記録を入力&登録は2012/9/3
今後は感想も入れていきます。

手元にない本が殆どなので、すぐに表紙を見られるのが嬉しい♪
本棚にお気に入りを並べられるのも!
新しく自分の部屋ができた感じです。

読みたい本は、まだ図書館予約をかけていないものや購入予定のもの。
積読本は、今まさに手元にあって私に「早く読んで~」とプレッシャーをかけているモノたち。

ますます本を読み進められそうです。
目が悪くなるのだけが心配w



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