本文を読みながら口絵を眺めると、おぞましさに身体が震えてしまった。後半は何度もひっくり返される怒涛の展開。疲労感が残りました。衝撃的な一冊でした。

スリリングな異次元での体験。映画を見ているように情景が想像できました。ものすごい文章力に脱帽。常野物語、続きが読みたいです。

本文を読みながら口絵を眺めると、おぞましさに身体が震えてしまった。後半は何度もひっくり返される怒涛の展開。疲労感が残りました。衝撃的な一冊でした。

「六月のぶりぶりぎっちょう」を読んでいると、本能寺ホテルの綾瀬はるかの映像がフラッシュバックしました。「三月の局騒ぎ」の軽めのファンタジーが刺さりました。

近未来の日本、ストイックな世界と享楽的な世界の対立。会話中心のスピード感のある文章で楽しめた。ラストの落ち、こう来たか！と唸った。

ボロボロになりながらも、犯罪に立ち向かう（巻き込まれる）女探偵葉村晶のハードボイルド感がとても心地よい。読み応えのある長編だった。

絵がとても美しく、話も分かりやすい。どんどんぼろぞうむ。でんでればらぞうむ。という呪文がいい味わい。衝撃のラスト。

基本的に私たちは箱の中で生活している。そんな箱が意志を持ったら・・・明確な物語ではないので、読み解くのが難しい。何か児童虐待を思わせる話でも合った。

ホラーではなく、理にかなった結末。理瀬シリーズの背景も分かってきたので、面白さが倍増。新たな登場人物も出てきて、今後の展開が楽しみ。

ぺたぺたぺたと暗闇の中に浮き上がって迫ってくる白い足。このページがいちばんぞわっときた。

これは絵が素晴らしい。かわいいうさぎの少女が主人公。最初から狙われていたのですね。

子どもの頃見たウルトラQにこんな話があったかな？とにかく絵が怖い。夢に出そう！

鏡に映る姿・・・あれ！よく見ると変だぞ！気がついてからはとても恐ろしい。そしてついに・・・ああ怖！

これは怖い。モノがきしんで音が出るところには必ずお化けがいる。この画家の絵は怖い。本文では登場しないお化けもたくさんいる。常に登場する緑の服の少女は誰？

この画家は初めて知った。かなり抽象画っぽい絵だけれど、不穏さが渦巻いている。秋の夕暮れ、円になって踊っている場面の背景の赤が美しく胸に沁みた。

馬に蹴られて右目失明、痛すぎる！義眼の代わりにくるみを入れる、これも痛すぎる！宇野亜喜良の絵は魅惑的。怪談というよりファンタジー。

世の中は善ばかりでなく、悪もあるんだよ。君の心にもねと宮部みゆきは語りかける。ぬいぐるみは怖い！

擬人化された東京２３区を一人称で語らせるという短編小説。うまい具合にハマっていると感じます。でもこの区ではこれを取り上げてほしかったなぁと思うこともありました。それでもとにかく情報が多すぎる東京を簡潔にまとめてくれて、楽しめました。