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2024年11月の読書メーターまとめ

mitu
読んだ本
10
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2554ページ
感想・レビュー
10
ナイス
3620ナイス

2024年11月に読んだ本
10

2024年11月のお気に入り登録
1

  • shun( 早瀬俊)

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • shun( 早瀬俊)

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mitu
口をついて出てくる冒頭の文章なのに、波瀾の災害を具体的に詳しく知ると、「大変な時代」とはかつて読みましたが、もっと分け入って読めました。【鴨長明(1155-1216)は鎌倉時代初期の随筆家・歌人で琵琶の名手、下加茂神社の禰宜・鴨長継の子として生まれる。彼が書いた『方丈記』は日本中世を代表する随筆で、京都郊外の日野に作られた一丈四方の草庵で、何物にも縛られない生活を見出した長明58歳頃の随筆】と書かれていますが、たまたま読んでいる網野氏の日本史は中世史が専門なので無意識にそっち寄りの気分⇒
mitu
2024/11/08 17:21

⑥飛鳥井雅経(まさつね)と連れ立って鎌倉に赴く。そして鎌倉で源実朝と面会する。彼が長明を、実朝の歌の指導者として推挙しようとしたと見られている。既に藤原定家が実朝の師の立場にあったのです。「それなら、もういい」と長明は思っただろう。「おのずから短き運を悟りぬ」事を運ぼうとしてくれた友人の飛鳥井雅経もがっかりさせてしまった出来事に「俺って、やっぱり運河無いなあと、思ったに違いない。飛鳥井雅経は、鴨長明の歌を支持する。「新古今和歌集」に収録された鴨長明の歌は十首。飛鳥井に推されて入集した歌が多い。⇒

mitu
2024/11/08 17:22

⑦歌人としてだけでなく、蹴鞠のスターとしても知られた飛鳥井は、自分よりも十五ほども年上の鴨野長明の、どういうところに興味を持ったのだろうか。ひょっとすると、鴨野長明と通じる気質の人だったのでは、と思う。 ★和歌にも、管弦にも秀でた鴨長明は、いくつかのエピソードに触れると、枠にはまりきらない。そこに飛鳥井は惹かれ、自分と重なるものを感じたのではないか。蹴鞠上手いならきっと柔軟な人なのではないかと想像する。 ★こんな感じの現代語の訳者さんの『方丈記』はとても楽しく読めました。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

mitu

イヤな事も有りますが、一服の清涼剤。サッカースクールとは別に、ボランティアのパパさんで他校との練習試合。ビデオ迄撮って頂いて、ゴールした時に我が子わ褒める声入りで。すごい運動量です。

イヤな事も有りますが、一服の清涼剤。サッカースクールとは別に、ボランティアのパパさんで他校との練習試合。ビデオ迄撮って頂いて、ゴールした時に我が子わ褒める声入りで。すごい運動量です。
帽子を編みます
2024/11/19 08:04

わ〜、ゴールを決めるの嬉しいですね😊ますますサッカー好きになりそうです♡

mitu
2024/11/19 08:07

そうですね。先週は4試合ちゅう、4回ゴール決められたので、ウキウキみたいですよ。こがらなのですが。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
10

mitu
ネタバレ• ①この『忘れられた日本人』のレヴューを書く直前に、自伝的作品『民俗学の旅』を読んで宮本氏(M40年1907~1981 S56年)の来歴を確かめました。生涯で一番深い関係にあった渋沢敬三氏との前後関係の不明点を詳しく知りたかったので、『渋沢家三代』と突き合わせて補充しました。特に経済界でとびぬけた活躍をした祖父の渋沢栄一氏の息子の篤二氏が、後継者として相応しくない行動の為、廃嫡せざるを得ず、孫の敬三氏が金融界の重鎮として後継者になったいきさつがありましたが、⇒
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mitu
ネタバレ⑱迄。リュックを背負って足で歩き村々を見て、お年寄りから話を聞く…そうして独自の「野の学問」を打ち立てたことで知られる民俗学者の宮本常一(1907ー1981年)は日本の隅々を訪ねた旅人でした。その談話会に、柳田国男や、生涯の師となる渋沢敬三(1896ー1963年)が現れます。(のちに日本銀行総裁や大蔵大臣を歴任する人物・日本資本主義の父・渋沢栄一の孫であり、のちに日本銀行総裁や大蔵大臣を歴任する人物)。廃嫡された父(10才で実母に死なれ、多忙な父栄一と異母弟妹や、後継者としての重圧で芸者に走り終生妻子を⇒
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mitu
①2008年初版。丹生谷 哲一氏(にうのや てついち1935年 -)は日本の歴史学者。昭和33年(1958年)京都大学文学部史学科を卒業。大阪教育大学名誉教授。日本中世史専攻。★昭和10年(1935年)愛媛県八幡浜市生まれ。その後、雲雀丘学園高校教諭、大阪教育大学教授を歴任、平成11年(1999年)定年を迎えて退任。名誉教授の称号を授与。神戸女子大学教授。平成7年(1995年)著書の「日本中世の身分と社会」を出版した事で京大の文学博士となる。『検非違使』は日本の中世史ブームの中で話題となった。⇒
mitu
2024/11/24 15:29

⑧究明することは、いまや最も緊急な課題の一つと思われるからである。…163P私は「非人」と「河原者」についての氏の考え方には直ちに同意できないが、…中世賤民の存在を想定されているのは、正鵠を得ている、と考える。本章(Ⅲ中世前期における非人)で私が提示したのは、まさにそのような問題である。あえて繰り返せば、本章では、かつて黒田氏が、「散所が非人の発生地だったのではなくて、反対に非人が散所として新たに組織され」たのである、とされた鋭い洞察、そして脇田氏の、「後期の散所は非人との深い連関に於いて164P⇒

mitu
2024/11/24 15:31

⑨解明さるべきものである」という正当な提言に導かれながら、⑴中世前期から既に卑賤視を伴った散所が存在していたこと⑵それは坂非人・宿非人とは系譜を異にする、最下級の職掌人として権門に付与されたものであり、⑶中世後期の散所にまで直結する「非人」のもう一つの類型であったこと、を説いたのである。…引用の後には必ず著者のコメントが。 ⦅散所⦆とは、古代末期から中世にかけて、貴族や社寺に隷属し、労務を提供する代わりに年貢を免除された人々の居住地。⦅中世の非人⦆「河原者」「宿」「坂ノ者」「癩者」「乞食」等・要図書館!

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mitu
ネタバレ①たくさんの著作の中で、この『日本の歴史をよみなおす』2005年第1刷。これを最初に読むと良いというアドバイスがありましたが、たしかにこれは、網野氏が最後に勤務されていた神奈川大学短期大学部で15年近く扱った講義テキストを発展させて、網野氏独特の民俗学的香りのする日本社会史を前進させたテキストです。時代差、年齢差の大きい都会の短大生相手に、大きなカルチャーショックを受けながらも、逆に、現代の日本人代表である学生さんにも解るようにとの工夫がされて読み易く書かれてた日本史です。★これは『1990年⇒
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mitu
1989年、1月3日、癌との壮絶な戦いの末、47歳のル・カイんは永眠。47歳の短い生涯だったことは、前回、読み漏らしていました。また、別の作品を借りてきます。現代なら緩和療法とかあったでしょうに。。でもまだまだ作品はあります。ありがとう。
AZレメディオス@読メ再開
2024/11/14 09:36

ル・カインの絵本大好きですが、そんな最後だったなんて知りませんでした。多くの素晴らしい作品を残しているのにそんな短命だったとは…😭改めて再読したいです。

mitu
2024/11/14 09:50

前に読んだ作品で、履歴をいろいろ読んだつもりでしたが、苦しい最期だったと、今回の作品で知りました。こんなに、素敵な作品で、多くの読者を楽しませて下さったのに。また、可愛らしいお子さんの男児と女児の写真も有るので、大変だった事を知ると、もっとたくさん、大切に読まなくてはと思いました。現代は緩和ケアで義父は殆ど苦しむこともなかったので、なおさらです。

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mitu
渋沢栄一から廃嫡された息子の篤二、孫の敬三までの三代記です。宮本常一氏や網野善彦氏の民族学方面から、パロネージュ「渋沢敬三」氏を知りましたが、詳細が生没年程度で途中で途切れたので、それには「渋沢家三代」を読みました。埼玉市には親類も多いですが、養蚕は知っていても、深谷市の染料の「藍玉」は初耳で、それが富の素だとは猶更驚きです。 ★本書『渋沢家三代』は壮大な一族の物語をドキュメンタリー作家佐野眞一氏がよくぞここまでという程調べぬいた力作です。この著作一冊で、観た事のある大河ドラマ諸々の日本の⇒
mitu
2024/11/13 07:08

いくつか変換ミスが有ります、失礼しました。ご了解下さい。

mitu
2024/11/13 08:31

訂正です。③向かえ⇒迎え。⑦「父の篤二は多趣味な人で」文頭に挿入 ⑨旧姓の⇒急性の。⑩便りたさ⇒頼りたさ。⑪日限⇒日銀福総裁 ⑪太平洋戦争に直宣雄⇒直入後。⑪福頭取→副頭取 4は削除 ⑫マッカーサーに対し「証紙添付付」を主張 印刷機が全て破損の為。米国で印刷には抵抗、日本のプライドを主張。⑬深層⇒深窓の令嬢。⑬19年総裁を勤(後のKDDI)社長⇒総裁勤務、(後のKDDI)社長、 とりあえず訂正です。 今から今年最後の墓参で外出します。 訂正が多くて失礼しました。

が「ナイス!」と言っています。
mitu
口をついて出てくる冒頭の文章なのに、波瀾の災害を具体的に詳しく知ると、「大変な時代」とはかつて読みましたが、もっと分け入って読めました。【鴨長明(1155-1216)は鎌倉時代初期の随筆家・歌人で琵琶の名手、下加茂神社の禰宜・鴨長継の子として生まれる。彼が書いた『方丈記』は日本中世を代表する随筆で、京都郊外の日野に作られた一丈四方の草庵で、何物にも縛られない生活を見出した長明58歳頃の随筆】と書かれていますが、たまたま読んでいる網野氏の日本史は中世史が専門なので無意識にそっち寄りの気分⇒
mitu
2024/11/08 17:21

⑥飛鳥井雅経(まさつね)と連れ立って鎌倉に赴く。そして鎌倉で源実朝と面会する。彼が長明を、実朝の歌の指導者として推挙しようとしたと見られている。既に藤原定家が実朝の師の立場にあったのです。「それなら、もういい」と長明は思っただろう。「おのずから短き運を悟りぬ」事を運ぼうとしてくれた友人の飛鳥井雅経もがっかりさせてしまった出来事に「俺って、やっぱり運河無いなあと、思ったに違いない。飛鳥井雅経は、鴨長明の歌を支持する。「新古今和歌集」に収録された鴨長明の歌は十首。飛鳥井に推されて入集した歌が多い。⇒

mitu
2024/11/08 17:22

⑦歌人としてだけでなく、蹴鞠のスターとしても知られた飛鳥井は、自分よりも十五ほども年上の鴨野長明の、どういうところに興味を持ったのだろうか。ひょっとすると、鴨野長明と通じる気質の人だったのでは、と思う。 ★和歌にも、管弦にも秀でた鴨長明は、いくつかのエピソードに触れると、枠にはまりきらない。そこに飛鳥井は惹かれ、自分と重なるものを感じたのではないか。蹴鞠上手いならきっと柔軟な人なのではないかと想像する。 ★こんな感じの現代語の訳者さんの『方丈記』はとても楽しく読めました。

が「ナイス!」と言っています。
mitu
2018年刊のこの本の著者によれば、フェイス・ブックの調査によると、猫を愛する人には、本好きがきわめて多いという結論が導き出されたそうです。精神的な支えという意味でも重要な役割を果たしているらしいと。猫好きの有名人が45人、愛猫と一緒に写っています。(邦訳が無い作家もけっこういますので聞いたことのない方も三分の一以上います。)いろんな猫にまつわるエピソードが語られますが、たしかに、クリエイターには猫がとても似合います。「猫は知的な人にとって生まれながらの伴侶だそうです。彼らは、粘り強い研究作業を⇒
mitu
2024/11/07 18:38

➁見守る、静かな観察者なのだ」そうです。そうなると、やはり犬派の者としては、その統計から導き出された一般論を進めると、たしかにクリエイティブではないですし、思い当たることがたくさんあります。登場の作家達の短い紹介文に飽き足らず、つい検索癖で人生の一部を覗いてしまいました。ブコウスキーの姿ははじめて拝見。こんな所で再会するとは、しかも愛猫と一緒に。高級なペーパー・ウェイトをカポーティに上げたコレットとも五年ぶりくらいに再会しました。何と言っても大佛次郎さんは生涯で飼った猫が500匹!⇒

mitu
2024/11/07 18:39

③自宅の一つは猫専用だったそうです。「猫好き」という言葉では言いつくせないことは、一斉に食事中の愛猫が、写っているだけでも8匹。眺める表情は有りえないほどデレデレで。 ★村上春樹、大佛次郎、アーネスト・ヘミングウェイ、ボルヘス、レイモンド・チャンドラー、トルーマン・カポーティ……あの文豪も、みんな猫好きでした。

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mitu
2014/11月第1刷。これは戦後の日本文化に於ける功労者ドナルド・キーン氏(1922-2019)とセゾングループを率いて無印良品を興した企業家堤清二=辻井喬氏との2009年秋に収録されたCS放送の特別番組として放映された対談を主軸に据えている他、第1章には、2014年9月の、当時、読売新聞東京本社編集員・元早大教授で文芸評論家の尾崎真理子氏(1959-)によるキーン氏への単独インタヴュー「日本文化の勝利」2014年9月が含まれます。堤氏は体調を崩され2013年にお亡くなりになったので新たなインタヴュー⇒
mitu
2024/11/03 06:35

⑦「もし第一線に行けと命じられたら、行く。しかし、アメリカ人を殺さないで自分も捕虜になる。と決意していました。永井荷風も特別な人でした。彼は戦争は好きでも嫌いでもなく、悪趣味だと。高見順は正直に日記を書いて、尊敬します。「自分の昨日の意見は間違っていた。今日はこう思う。空襲の被害が出ても沈黙している新聞に対して「なんのための新聞か」と怒りを書いている。 ★二人とも、安倍公房はよく冗談のような嘘はつきましたが、根本的には正直でした。安部さんは演劇のやり方を勉強したわけでもないのに、⇒

mitu
2024/11/03 06:36

⑧才能が有りました。教え方が非常に上手でした。「社会の出口を教えてくれる作品」安倍さんは日本以外の国で読まれることを想定して、小説にも演劇にも次男とか三男とかいう名前で外国で上演する際何も問題無いのです。 珍しいお話や、小さいことですが、これからの読書にヒントになることが散見されて、面白い対談でした。

が「ナイス!」と言っています。
mitu
着本の袋を開けて、驚きました。ハリス氏が大統領候補になる前の原稿なのに、何故買ったのか?賞味期限考えても、この『アメリカの罠』を注文確定したのか?ですが、せめて可能な部分の有効活用しようと、中身見ると贔屓目に見ればゼロでもないかもしれません。「米大統領選後の世界を8人の治世が徹底分析」とのカバー付き。有名知識人でも、それぞれの人物・思想の概略は知らないので全くの無駄でもないかと、手に取りました。 ★トランプが再選したら、世界はどうなるのか?の、数々の疑問に8人の賢者が答える。⇒
mitu
2024/11/01 08:23

⑦いませんが、彼のチームと連絡を取り合っています。今度はホワイト・ハウス内のポストでなく、外側にある省庁のポストがいい。そこがまさにアメリカ国民の為に重要な仕事をしているところです。 ★他の分析・予測者:ユヴァル・ノア・ハラリ。ポール・クルーグマン。ジム・ロジャーズ。イアン・ブレマー。ジャック・アタリ。ジョン・ボルトン。ジェフリー・サックス。 【入力位置を間違えたようです。失礼しました】

mitu
2024/11/01 08:28

米大統領選後の世界を8人の治世が徹底分析⇒8人の【知性が】徹底的に  ★1頁めが変換ミスでした。失礼しました。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/26(4467日経過)
記録初日
2010/01/02(5465日経過)
読んだ本
1038冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
297646ページ(1日平均54ページ)
感想・レビュー
979件(投稿率94.3%)
本棚
9棚
現住所
千葉県
自己紹介

読メ登録開始は2012年3月6日ですが、G1000参加の為に登録開始前の既読本の一部を2010年付で「読んだ本」に入れていますが、最近はG1000作品は読んでいません。でも、参加されてる方のレヴューは読んでナイスを付けながら、こんな作品も有るのだ、頑張ってる読者さんもいらっしゃるのだと、応援しています。また、本棚整理で発見した家族の本や、昔の既読本で再読する可能性のある本も重複購入を避ける為に所蔵本として積ん読本に登録しています。
次以降の読書の参考にするための備忘録です。レヴューというより梗概的な内容の資料として登録していますので長いだけでなくネタバレ等有りますので、ご迷惑な場合はスルーして下さい。
※アイコンのイラストはピカソの作品です。


興味深い感想を選書の参考にさせて頂きます。引用等でご迷惑な場合は削除致します。ナイスを下さった皆様、ありがとうございます。
本棚は【ガーディアン千冊】以外の整理は放棄してますので実態を反映していません。
宜しくお願い致します。
https://bookmeter.com/users/266786/bookcases/8796700
読メ登録前の既読G1000
https://bookmeter.com/users/266786/bookcases/9250411

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