→「二重に捨てられた気分になった」という言葉の重さ…。「人間の歴史は百万年。対して子どもの歴史はたった百年。」見たくないものから眼を逸らし、自分の頭で考える事を放棄して、大きなうねりに身をまかせる。それを大多数の大人がしてしまった。どうすれば良かったのか。「しつこく考え抜かねばならない。お手軽に済ませてはいけない。」佐野三津彦の言葉を胸に刻まなければ。著者の本は初読み。ネットの拾い物だったけど、読んで良かった!母子の物語としても、女性が仕事をもつ話としての面もあって、最後まで心惹きつけられた。
【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】稀代のストーリーテラー、恩田陸が辿り着いた最高到達点!バレエ小説『spring』を著者サイン入りで10名に!応募受付は2月29日(木)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/551?track=share
→その言葉に突き動かされて、著者もまた供養塔に納められた遺骨の家族を探し始める…。生きている者はすぐに忘れてしまうから。今、再び戦後が戦前になってしまうようなことがないように、たくさんの無念を抱えながら亡くなった人々が眠るその場所に、恥じることなく立つことができるように、と祈るように読み終えました。
1992年、修学旅行で広島平和記念公園に行った時、ちょうどゴルバチョフが来ていて、写ルンですを人混みで掲げて、頭の地図を撮影している人がたくさんいて、「これは歴史的なことだから、良い記念になるよ」と先生が言っておられたことを覚えています。
懐かしさを覚える学年誌に、こんな歴史があったなんて。出版物の時代を映す鏡である側面は、子ども向けの学年誌においてもそれを避けることは出来なかったのだな。大政翼賛会による標語や、日本軍の武勇伝を伝え、子どもたちに、兵学校に入り兵隊になることを勧める内容。出版するためにはそうするしかなかったとはいえ、忘れていい過去ではない。黒歴史である当時の学年誌を焼却しなかった元社長夫人。ペン部隊として活躍した林芙美子のこと。実際に戦争孤児だった佐野三津彦が戦災孤児を主人公にしたドラマ『鐘の鳴る丘』を観て、→
→「二重に捨てられた気分になった」という言葉の重さ…。「人間の歴史は百万年。対して子どもの歴史はたった百年。」見たくないものから眼を逸らし、自分の頭で考える事を放棄して、大きなうねりに身をまかせる。それを大多数の大人がしてしまった。どうすれば良かったのか。「しつこく考え抜かねばならない。お手軽に済ませてはいけない。」佐野三津彦の言葉を胸に刻まなければ。著者の本は初読み。ネットの拾い物だったけど、読んで良かった!母子の物語としても、女性が仕事をもつ話としての面もあって、最後まで心惹きつけられた。
読書記録のために始めた読書メーターですが、最近は、皆さんの感想を見て、読みたい本がどんどん増えていきます!
読みたい本を探すのも、本を読むのも大好き(^^)
いろんな本を幅広く楽しみたいと思っています♬
お気に入り登録については、共読の数など参考に、登録させていただいたりしています。
どうぞ、よろしくお願いします!
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
懐かしさを覚える学年誌に、こんな歴史があったなんて。出版物の時代を映す鏡である側面は、子ども向けの学年誌においてもそれを避けることは出来なかったのだな。大政翼賛会による標語や、日本軍の武勇伝を伝え、子どもたちに、兵学校に入り兵隊になることを勧める内容。出版するためにはそうするしかなかったとはいえ、忘れていい過去ではない。黒歴史である当時の学年誌を焼却しなかった元社長夫人。ペン部隊として活躍した林芙美子のこと。実際に戦争孤児だった佐野三津彦が戦災孤児を主人公にしたドラマ『鐘の鳴る丘』を観て、→