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2024年2月の読書メーターまとめ

Shoko
読んだ本
8
読んだページ
1215ページ
感想・レビュー
8
ナイス
321ナイス

2024年2月に読んだ本
8

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Shoko
図書館本。コロナ禍の令和3年。憧れの大手出版社 文林館へ入社してから5年目の春。もといた女性誌の編集部からは縁遠い「学年誌児童出版局」への、意に沿わない異動でやる気をなくす明日花。そこでの仕事は、文林館の創業百周年を記念して、学年誌の歴史を振り返る企画展を執り仕切るというものだった。同僚の言葉から学年誌の歴史に少し興味を持ち始めた矢先、明日花は古い入社名簿の中に、育ての親とも言える祖母の名前を見つける…。祖母であるスエの昭和と明日花の令和の話が交互に進んでいく物語。
Shoko
2024/02/05 12:48

懐かしさを覚える学年誌に、こんな歴史があったなんて。出版物の時代を映す鏡である側面は、子ども向けの学年誌においてもそれを避けることは出来なかったのだな。大政翼賛会による標語や、日本軍の武勇伝を伝え、子どもたちに、兵学校に入り兵隊になることを勧める内容。出版するためにはそうするしかなかったとはいえ、忘れていい過去ではない。黒歴史である当時の学年誌を焼却しなかった元社長夫人。ペン部隊として活躍した林芙美子のこと。実際に戦争孤児だった佐野三津彦が戦災孤児を主人公にしたドラマ『鐘の鳴る丘』を観て、→

Shoko
2024/02/05 12:49

→「二重に捨てられた気分になった」という言葉の重さ…。「人間の歴史は百万年。対して子どもの歴史はたった百年。」見たくないものから眼を逸らし、自分の頭で考える事を放棄して、大きなうねりに身をまかせる。それを大多数の大人がしてしまった。どうすれば良かったのか。「しつこく考え抜かねばならない。お手軽に済ませてはいけない。」佐野三津彦の言葉を胸に刻まなければ。著者の本は初読み。ネットの拾い物だったけど、読んで良かった!母子の物語としても、女性が仕事をもつ話としての面もあって、最後まで心惹きつけられた。

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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

Shoko

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2024年2月の感想・レビュー一覧
8

Shoko
図書館本。パラパラと写真を眺める。以前、『ジョージア・オキーフとふたつの家  ゴースト・ランチとアビキュー』でもジョージア・オキーフの作品と住まいを見て、またその雰囲気を味わいたくなったので。余分なものは一切ない。「孤独のもたらす平安が必要だったのだ」。心のままに生きるために。こだわり抜かれた、あるべきもの(自然界から見つけてきた骨や石や棒切れ)がピタリと、収まるべきところに収まっている美しさ。「自分の気持ちにだけ従う」という姿勢が人柄だけではなく、家にも作品にも表れているような気がして、とても惹かれる。
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Shoko
広島平和記念公園の片隅に、土饅頭がある。人類史上初めて、核兵器の犠牲者となった死者たちが眠る原爆供養塔だ。同じ平和記念公園の中にある慰霊碑には、修学旅行で訪れたことがあるけれど、供養塔については初めて知った。ひっそりと佇む供養塔には、かつて、毎日 清掃したり、遺骨の名簿をノートに書き写す作業に勤しむ佐伯敏子さんの姿があった。膨大な数の遺骨を家族のもとへと返す。無謀とも思える難技にたった1人取り組むことを決して諦めなかった佐伯さん。「知った者は歩き続けなくてはならないのよ」→
Shoko
2024/02/26 12:13

→その言葉に突き動かされて、著者もまた供養塔に納められた遺骨の家族を探し始める…。生きている者はすぐに忘れてしまうから。今、再び戦後が戦前になってしまうようなことがないように、たくさんの無念を抱えながら亡くなった人々が眠るその場所に、恥じることなく立つことができるように、と祈るように読み終えました。

Shoko
2024/02/26 12:35

1992年、修学旅行で広島平和記念公園に行った時、ちょうどゴルバチョフが来ていて、写ルンですを人混みで掲げて、頭の地図を撮影している人がたくさんいて、「これは歴史的なことだから、良い記念になるよ」と先生が言っておられたことを覚えています。

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Shoko
【にゃんこまつり2024】積んでいた猫本があったので参加♬ 捨て猫カフェで運命の出会いを遂げて、アンナの家へやってきたマル。このまま家ネコとして幸せな日々を送るのか…と思いきや…?デブ猫マルのめくるめく大冒険(愛媛県内)!の物語。「笑って泣いて、ほっこりした気持ちになる」の帯の文句に嘘はなかった。早見和真さんの本は『ポンチョに夜明けの風はらませて』以来だったけど、楽しかった!かのうかりんさんの絵も可愛らしくて素敵でした。
mocha
2024/02/23 13:22

ニャンともインパクトのあるデブ猫ちやん!検索したらシリーズがいっぱいあるみたいですね。読みたい本にもらっていきまーす🩷

Shoko
2024/02/23 15:07

mochaさん、コメントありがとうございます😊このシリーズ、旅本としての楽しみもあるかも?愛媛県に行ってみたくなりました!

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Shoko
図書館本。しんしんと降り積もった雪。一面真っ白な地上に対して、雪の下にはたくさんの動物たちが、寒い冬を乗り越えるべく暮らしている。えさを食べたり、身を寄せ合って眠ったり…。動物たちの秘密の通路(積雪下空間)は常に0℃前後なのだそう。雪の下の世界を想像しながらクロスカントリー・スキーをするのは楽しそう!雪上での温かい食事も美味しそうでした😋
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Shoko
ネタバレ図書館本。おじいちゃんと男の子の仲良しコンビ。今度は、風の日の冒険。たこあげのたこにつかまって空を飛ぶという、誰もが一度は想像して憧れるシチュエーション。2人の関係が素敵。
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Shoko
ネタバレ図書館本。これは読んだことある!だから『ゆきのひ』の時、なんだか見たことある絵だなぁと思ったんだ。たくさん降った雨のあと、船に乗って郵便ポストへ。おじいちゃん、雨の日の楽しみ方もお見事🎵
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Shoko
図書館本。おじいちゃんと男の子の雪の日の冒険物語。3作目から読んでしまった。『あめのひ』『かぜのひ』も借りているので、楽しみ😊
Natsuki
2024/02/05 13:55

サム・アッシャー、ワクワクの一気読みですね♬

Shoko
2024/02/05 15:49

Natsukiさん🎵 全部、図書館に揃っていたので、わーい!ってなりました(*^◯^*)

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Shoko
図書館本。コロナ禍の令和3年。憧れの大手出版社 文林館へ入社してから5年目の春。もといた女性誌の編集部からは縁遠い「学年誌児童出版局」への、意に沿わない異動でやる気をなくす明日花。そこでの仕事は、文林館の創業百周年を記念して、学年誌の歴史を振り返る企画展を執り仕切るというものだった。同僚の言葉から学年誌の歴史に少し興味を持ち始めた矢先、明日花は古い入社名簿の中に、育ての親とも言える祖母の名前を見つける…。祖母であるスエの昭和と明日花の令和の話が交互に進んでいく物語。
Shoko
2024/02/05 12:48

懐かしさを覚える学年誌に、こんな歴史があったなんて。出版物の時代を映す鏡である側面は、子ども向けの学年誌においてもそれを避けることは出来なかったのだな。大政翼賛会による標語や、日本軍の武勇伝を伝え、子どもたちに、兵学校に入り兵隊になることを勧める内容。出版するためにはそうするしかなかったとはいえ、忘れていい過去ではない。黒歴史である当時の学年誌を焼却しなかった元社長夫人。ペン部隊として活躍した林芙美子のこと。実際に戦争孤児だった佐野三津彦が戦災孤児を主人公にしたドラマ『鐘の鳴る丘』を観て、→

Shoko
2024/02/05 12:49

→「二重に捨てられた気分になった」という言葉の重さ…。「人間の歴史は百万年。対して子どもの歴史はたった百年。」見たくないものから眼を逸らし、自分の頭で考える事を放棄して、大きなうねりに身をまかせる。それを大多数の大人がしてしまった。どうすれば良かったのか。「しつこく考え抜かねばならない。お手軽に済ませてはいけない。」佐野三津彦の言葉を胸に刻まなければ。著者の本は初読み。ネットの拾い物だったけど、読んで良かった!母子の物語としても、女性が仕事をもつ話としての面もあって、最後まで心惹きつけられた。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/10/30(4215日経過)
記録初日
2012/06/24(4343日経過)
読んだ本
1591冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
278084ページ(1日平均64ページ)
感想・レビュー
1552件(投稿率97.5%)
本棚
283棚
性別
血液型
O型
自己紹介

読書記録のために始めた読書メーターですが、最近は、皆さんの感想を見て、読みたい本がどんどん増えていきます!

読みたい本を探すのも、本を読むのも大好き(^^)
いろんな本を幅広く楽しみたいと思っています♬

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