読書メーター KADOKAWA Group

2025年10月の読書メーターまとめ

Koji Eguchi
読んだ本
6
読んだページ
1952ページ
感想・レビュー
6
ナイス
415ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2025年10月に読んだ本
6

2025年10月のお気に入り登録
8

  • Kanonlicht
  • Dora
  • コンドル
  • gorico
  • ちくわ
  • いっこ
  • やも
  • toshi

2025年10月のお気に入られ登録
3

  • Kanonlicht
  • やも
  • toshi

2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Koji Eguchi
ネタバレ久々桜木は★★★。亮介と紗希は仕事と大事な人を失った哀しみをそれぞれ抱えながら、紗希は亮介を追いかけて北海道に向かい、2人の関係が始まる。その関係は愛(いと)しみなのか、憐れみなのか。2人の心情を、周りの状況の変化を時系列的に追いながら細かく綴っていて、複雑な感情に苦しくなる。常識人の亮介に比べ紗希のある意味破天荒な生き方は、亮介の生活や思想に大きな影響を与える。まさしく蜘蛛の糸に絡められたと。途中からは読む手が止まらず、ラストの驚愕は紗希の幸福に対する追求。常識では測れないが、彼女なりの芯は通っている。
が「ナイス!」と言っています。

2025年10月にナイスが最も多かったつぶやき

Koji Eguchi

2025年9月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1691ページ ナイス数:394ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/279654/summary/monthly/2025/9 イチオシはやっぱり「風のマジム」しかない!

が「ナイス!」と言っています。

2025年10月の感想・レビュー一覧
6

Koji Eguchi
ネタバレ久々桜木は★★★。亮介と紗希は仕事と大事な人を失った哀しみをそれぞれ抱えながら、紗希は亮介を追いかけて北海道に向かい、2人の関係が始まる。その関係は愛(いと)しみなのか、憐れみなのか。2人の心情を、周りの状況の変化を時系列的に追いながら細かく綴っていて、複雑な感情に苦しくなる。常識人の亮介に比べ紗希のある意味破天荒な生き方は、亮介の生活や思想に大きな影響を与える。まさしく蜘蛛の糸に絡められたと。途中からは読む手が止まらず、ラストの驚愕は紗希の幸福に対する追求。常識では測れないが、彼女なりの芯は通っている。
が「ナイス!」と言っています。
Koji Eguchi
ネタバレ初恵以子は★★★。菊乃凄すぎ。豪商の娘菊乃は公家育ちの通敬と結婚するが、女中に手を出すわ家の財政は不正だらけ。世間が激闘の中歌会や能などしか話題にしない。こんな家に嫌気が差し、ついにこんな伯爵家を牛耳る。夫との関係が冷却化し、でも自分が採用した付き人も夫の子を身ごもる。ショック過ぎ。でも夫が病に倒れ心情を素直に吐露したおかげで関係は良化。悲しいがまだよかった。後半はその子を我が子として育てたその娘が主人公。彼女も恋と家の狭間に立たされる。こちらも悲しいがまずHE。恋は落ちるもの、愛は育むもの、言い得て妙。
が「ナイス!」と言っています。
Koji Eguchi
ネタバレ初門井は2人の心情が細やかに綴られ、なかなかよかった★★★。龍馬はあまり読んでないが図書館でぱっと見借り。おりょうはウワバミで豪快。夫の三歩後ろを歩くなんてことはしない。ダメ男を支えることに生き甲斐を感じる。だから龍馬が次第に立派になるにつれ楽しくない。けれど龍馬の死に際しては記憶がないほどのショック、本当に愛してたんだなと思う。龍馬が死ななければ2人はその後どうなっていたのか、興味は尽きない。名誉や金に頓着せず、ただ船で走り暴れたいという龍馬もユニークで豪快、おりょうも気が合うところがあったんだろう。
が「ナイス!」と言っています。
Koji Eguchi
ネタバレ★★★。松田のライバルであり友人の奥野が死の直前に腐生植物を撮ったくだりでは、読んでいるバスの中で涙ぐみ、本村が初歩のミスを乗り越えて四重異性体の作成に成功したくだりは胸が熱くなった。しかしこの小説で最も言わんとするところは、タイトルの「愛なき世界」の逆説で、解説にあるようにこの世は多様な愛に満ちているということ。志を同じくし理解し合う者同士の愛。未知なるものを探求する情熱としての愛。とても奥深い。本村が研究室で奮闘する姿と、振られ続けても応援し、自ら植物好きになった藤丸。2人の幸せを祈らずにいられない。
が「ナイス!」と言っています。
Koji Eguchi
ネタバレ久々しをんは本村と藤丸の間柄が微笑ましくまた他の研究室のメンバーもユニークで★★★。時々際どい文言も出てくるがそれも愛嬌。あっさり振られた藤丸のその後の付き合い方は好感が持てる。しかし植物の研究に関する詳細な記述は半端ないし、作者自ら植物愛が強い表れか。愛なき世界というタイトルには最初少し違和感があったが、今後の展開も含めて相応しいと感じるのかな。引き続き下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
Koji Eguchi
ネタバレ読み始めはうーんという感じが、次第に霊の心の底からの哀しみや怒りの告白に大いに気持ちが揺すぶられ★★★。相手に「さよなら」を言えなかった、言わなかったことが「私」と真澄両方に悔悟を残し、真澄の霊は彷徨っている。片思いはいつの時代にもあるが、梶やこの2人の複雑な気持ちの理解は、違う時代を生きた私には難しいかも。でも何人もの告白を読み進めると実感はともかく理解は少しはできる気がする。若かりしころ相手の気持ちに気づかないことはよくあるし、後に何時までも悔やまれるのもあるある。浅田の文章はほんとに抉ってくる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/02(4789日経過)
記録初日
2012/09/21(4831日経過)
読んだ本
827冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
294446ページ(1日平均60ページ)
感想・レビュー
800件(投稿率96.7%)
本棚
7棚
性別
職業
技術系
現住所
大阪府
自己紹介

読書タイムはほぼ通勤電車の中のみです。
本の種類は、推理小説と様々な時代の人物を描いた小説です。
推しは原田マハ、葉室麟。他には浅田次郎、三浦しをん、恩田陸、東野圭吾などなどです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう