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2025年2月の読書メーターまとめ

ジュール
読んだ本
11
読んだページ
3042ページ
感想・レビュー
11
ナイス
346ナイス

2025年2月に読んだ本
11

2025年2月のお気に入り登録
2

  • ポルコ
  • すー

2025年2月のお気に入られ登録
3

  • ポルコ
  • K
  • すー

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ジュール
久しぶりに桜木さんらしい作品。 アイヌ出身のデザイナー、赤城ミワの色々な人達との関わり合いを描く短編集。 どの編でもミワの自分を失わない強い自己が底にある。 例えば、ミワと男女の関係になり結婚も考えていた倫彦とも決して馴れ合いにならない。 アイヌの文化を自分のデザインに活かしているが、決して差別、非差別というありきたりの主張には組みしない。 才能があるからだが憧れる。
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2025年2月にナイスが最も多かったつぶやき

ジュール

2025年1月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2927ページ ナイス数:417ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/299003/summary/monthly/2025/1

が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
11

ジュール
島本さんだから読んだが、古典の現代語訳は難しい。全体の筋がヨミニクイ。頼りない放蕩ものの丹次郎、キップの良い芸者の米八、お嬢様 のお長、この三角関係を基本に色々な絡み。最後は悪人の番頭が放逐されめでたしめでたし。だがここの文正が分かりにくく残念。
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ジュール
前に読んだ3姉妹の物語と違いこれは典型的な江國さんらしい短編集。都会的でスタイリッシュな主人公が夜中のバーで飲んでいる。誰かと話していても実際はわかり会えず孤独。「住宅地」が面白かった。ドライバーの常雄、犬を飼う真理子、工場に勤める和一、3人が変哲のない住宅地で微かに関わる。 その雰囲気が微妙。
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ジュール
宮木さんのお仕事系のお話。校閲ガールや帝国の女と同じ系統。バリバリギャル?のような後藤ちゃんと中尾ちゃん。Fランのユーラシア大を出て派遣でお仕事。でも2人とも結構仕事が出来る。翔んでるようでも中尾ちゃんなど辞めた派遣社員のフォローきちんとしている。なんか2人最強。最後のたい焼きやのパティの話も面白い。
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ジュール
闇医者、江戸時代の堕胎医者のおゑん。 2作目読了。 最初の「竹が鳴く」が良かった。 亭主の胎を孕んだ女中の堕胎を依頼しに来た大店の妻のお江代。 おゑんとのやり取りが面白い。 わがままに育った家付きの女だが女中のお竹を憎むすぐそのあとに全く別の事に夢中になる。 おゑんも途中からお江代のその正確に興を感ずる。 まるで弥勒の清之助と信次郎のやりとりのよう。伊佐次はいないが。
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ジュール
岩井さん連続読み。 これは幾分、夜更けより静かな場所に似ているか。人と話せないフリーター、女子大生、刑務所帰りの男、定年退職し孤独な元気象庁の職員、外国人の子どもの学習支援教室のボランティアとブラジルから来た小学生、市役所の嘱託職員。みんな鬱屈しながらも自分の中に詞を持っていて、それを朗読し、謳うことで解放されていく。幻の月が一番良かった。 詩は極めて個人的なものなので作者が主人公を投影しながらも自分で作っているので、幾分なじめないものもあった。
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ジュール
タイトルはラテン語で言えばCarpe Diem、毎日を愉しく生きよう。 最初の内は西部劇の娼婦のように誰でも迎い入れ、送り出す末娘の育子、バリバリのキャリアウーマンで男にも夢中になる次女の治子を中心に進む。 しかし途中から長女の麻子のDVの描写になり、すごく重たい。 重たいが目が離せず、ページをめくるスピードが速くなる。 夫の邦一と麻子は加害者と被害者ではなくDVを通し、分かちがたくなってしまっている。 治子と育子は麻子を守ろうとするが結局は2人を引き離せない。不快だが印象的な読後感。
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ジュール
乙川さんの最新作。 現代物でも職人の丹精を込めた仕事が硬質で静かな文体で綴られていくのが読んでいてとても心地よい。 祖父の代からの資産を継いで生活には困らない、あまり売れない作家の光岡。塩尻の漆器職人の涼子と男女の関係に。東京の光岡が奈良井の定宿で涼子と逢瀬を重ねていく大切なひと時。 そんな中でも涼子が職人として飛躍の時を迎え、ベルギーへ旅立つ。 再開できるかわからない2人。 でも穏やかな時間が読んでいて心が休まる。
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ジュール
著者、発読み。 方言からたぶん福岡辺りの離島で暮らす、養護教員の主人公のセイ、画家の夫、同僚の教員の月江、近所のしずかおばあさん。 平穏で何も変化がないような日常が、逆に何かとてつうもないことが起きているのではないかと思わせる文体。 しかし実際は大きな出来事は起きない。 月江と恋人の本土さんの諍い、しずかさんの死。 それらはしかし日常で起きうること。 主人公と異端者のよう石和にもなにもおこらない。 そのまま終わってしまい、なんか気が抜けた。
marsan
2025/02/09 19:14

ナイスありがとうございます😊

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ジュール
他の読メの方のコメントにもあったが作者のカバーする範囲が広い。 今回はミステリー、更に中国へ変換前の香港が舞台。 香港の魔宮の様な場所に住む人々、多くは不法移民、が凄くリアルに描かれている。物語は恋人の少女の不審死を解明するため、交換留学性として香港に帰ってきた瀬戸和志。 探索を進めていく中でさまざまな人達と関わって行く。 でも主人公情けなく、建築の勉強はどうしたと言いたくなる。 最後の謎解きもなんだかな?というもので少し残念。
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ジュール
久しぶりに桜木さんらしい作品。 アイヌ出身のデザイナー、赤城ミワの色々な人達との関わり合いを描く短編集。 どの編でもミワの自分を失わない強い自己が底にある。 例えば、ミワと男女の関係になり結婚も考えていた倫彦とも決して馴れ合いにならない。 アイヌの文化を自分のデザインに活かしているが、決して差別、非差別というありきたりの主張には組みしない。 才能があるからだが憧れる。
が「ナイス!」と言っています。
ジュール
畑野さんの初期の作品。 環状8号線のそれぞれの街に住む6人の女性の物語。 ある編の登場人物が他にも登場するが設定が少し変えてあるので幾分混乱。 どの女性も恋人や憧れの人との関係に悩んでいる。 ただ中には幾分甘いのでは?と思ってしまう主人公も。 真希はバイトをしながら演劇を。でも夢は叶えられないとわかってきたが田舎には帰りたくない。 憧れの貫ちゃんとはうまくいかない。 お嬢様の麻夕も貫ちゃんが好き。 でも餃子屋のアルバイトは無理では? もう少し深掘りできたら良かった。それにしても公太はなんだ?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/12/29(4506日経過)
記録初日
2012/11/29(4536日経過)
読んだ本
1616冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
488654ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
1409件(投稿率87.2%)
本棚
0棚
性別
血液型
AB型
現住所
兵庫県
自己紹介

昔から読書は大好きです。
時間がある時は、本屋さんや図書館でずっとぶらぶらしています。 (疲れますが)
だけど、この頃は好みの作者が固定してしまい、読みたい本が少なくなりました。
同じ作者のものを何回も読み直すのも良いのですが、ここで新しい好みが見つけられたらと思います。

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