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2024年4月の読書メーターまとめ

蒼
読んだ本
12
読んだページ
2272ページ
感想・レビュー
8
ナイス
367ナイス

2024年4月に読んだ本
12

2024年4月のお気に入り登録
1

  • よみとも

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • よみとも
  • 銀河帝国

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

蒼
自分の親は「普通」と思っているけれど違和感やモヤモヤがある人は読んでみるといいと思う。自分と親とを客観的にふり返る助けになる。普通に子育てしていても子供の精神的なニーズに応えられない精神的に未熟な親は少なくない。子供は家の中で居場所を確保するために「役割としての自己」を身につけ、欲求や感情を無視し、それを大人になっても演じ続けることが多い。うつや不安などの心身の症状は行き詰まりの警告。「本当の自分は何を求めているのか」を問い、役割を手放し、自由になっていい。こういう本を読む人は気づいているので前に進める。
蒼
2024/04/21 15:37

いい年齢でも「役割としての自己」を生き続けている人はいる。不安や辛さや不幸せを訴えながらも、今さら気づきたくないのかもしれないと思う。振り返り、受け止め、自分の在り方を変えることに耐えられない人もいるんだろう。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

蒼
近所で一番遅い八重桜もほぼ終わり。ピンクの華やかな八重桜が「関山」(桜湯の原料)、淡いピンクの八重の花に緑の葉のが多分「松月」。もとはソメイヨシノより早く咲いていた小ぶりなサクラの種類を知ろうとこの本を見てみたのだけど、マメザクラかなというところでまた来年見てみることにする。野生種の花弁は変異が大きく種類の識別にはあまり役に立たないことがわかった。野生種を見るポイントは萼筒、小花柄、最下の苞、栽培種は時期(ソメイヨシノより早・同・遅)と葉は花と同時か後かを見て、次に花弁、萼片、雌しべを見る。難しい。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
フローレス原人を初めて知った時は衝撃だった。そこから研究が進んだことがわかってよかったけれど、30万年ほどで小さくなったとはまた謎は深まった。全体を通して、骨の形態を緻密に調べ比較することで年代を追っての変化がかなりわかるというのはとても興味深かった。これは「土偶を読むを読む」で出てきた類例と編年で、この手法の重要性がよく理解できた。ただ交雑の可能性に関してはDNA解析が必要なので今後の技術の進展を期待する。それにしても現生人類の拡散力についても考えてしまう。技術だけでなく精神面の変化もあったのだろうな。
蒼
2024/04/24 21:26

この本は2017年の本なので、その後に何か発表されていないかと思ったら、2021年に中国で保存状態の良い旧人「ドラゴンマン」が発見されたとか。 https://www.yomiuri.co.jp/science/20210625-OYT1T50424/

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蒼
junaidaさんの絵に谷川俊太郎さんの言葉。言葉はシンプルで、本の作りがしっかりしていることもあわせて画集という趣き。家から飛び出していろんな世界を旅して帰ってくる。最初は大きな家に自分だけがぽつんといる「わたしだけのおうち」だったのが、帰ってきた時には旅先で出会ったいろんな友達でいっぱいになりにぎやかになっている絵が楽しい。このキャラはどの絵のどこから、とあれこれ見比べてみる。
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蒼
ネタバレ小さなお話10話。世界の片隅で小さな世界を大切に生きている人々の物語をレンズを通してそっとのぞいているようだ。登場人物は多くが壊れやすい中でなんとかバランスを保っているような繊細さと危さがあり、でもその描写は淡々としてクール。それぞれに着想の起点になった実在の人物や出来事があげられていて、ドキュメンタリー映画が印象深かった写真家ヴィヴィアン・マイヤーが『手違い』に登場していたのが嬉しく、登場の仕方も面白さがあってよかった。『肉詰めピーマンとマットレス』もよかったかな。『さあ、いい子だ、おいで』は怖すぎる。
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蒼
自分の親は「普通」と思っているけれど違和感やモヤモヤがある人は読んでみるといいと思う。自分と親とを客観的にふり返る助けになる。普通に子育てしていても子供の精神的なニーズに応えられない精神的に未熟な親は少なくない。子供は家の中で居場所を確保するために「役割としての自己」を身につけ、欲求や感情を無視し、それを大人になっても演じ続けることが多い。うつや不安などの心身の症状は行き詰まりの警告。「本当の自分は何を求めているのか」を問い、役割を手放し、自由になっていい。こういう本を読む人は気づいているので前に進める。
蒼
2024/04/21 15:37

いい年齢でも「役割としての自己」を生き続けている人はいる。不安や辛さや不幸せを訴えながらも、今さら気づきたくないのかもしれないと思う。振り返り、受け止め、自分の在り方を変えることに耐えられない人もいるんだろう。

が「ナイス!」と言っています。
蒼
住宅街、園庭、ビル街、寺社の境内、河川敷、公園、道路や橋などを様々な生きものが通り道としてうまく利用して生きていることを紹介しつつ、生きものたちのレイヤーに意識を向けてみることをすすめている。これは東京の話だけどアライグマとハクビシンはどこにでもいるようなのが面白く、人間の生活圏に適応して都市部の方が多いのかと思うぐらいだ。うちの近所では聞いたことがない。遭遇はなくても痕跡に気づくようになり、点が線になると本当に面白いだろうと思う。近所の猫でも通り道があって猫目線になってみたくなる。蝶道も意識してみよう。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
最近はセイヨウタンポポに見えるものの9割近くがセイヨウタンポポと日本のタンポポとの雑種だというから純粋なセイヨウタンポポを見つけるのも難しそうだ。正確には遺伝子解析しないとわからない。この本は倍数性や雑種についても書かれていて面白い。セイヨウタンポポは3倍体でクローンで増えるけれど様々な花粉を作り、それらの花粉の一部に受精能力があるので2倍体の日本タンポポと交雑することがある。雑種は主に3倍体と4倍体があって、触ってみて花粉がつけば3倍体、なければ4倍体。シロバナタンポポは5倍体で単一クローンだったのか。
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蒼
ネタバレ4作目。コロボックルはとてもすばしこして人間はその動きを見ることができないとされるなか、それを見ることができる特別な少年が発見され、この少年タケルをコロボックルの味方にすべく成長を見守っていく。つむじまがりのおじいさんコロボックルと幼いタケル、後を引き継ぐ少年コロボックルと成長したタケルの交流がとても楽しい。自分にしか見えない「小さい人」が身近にいながら育つなんていいなあ。コロボックルと人間の友情の物語で、それぞれの働きで美しい池を守る物語でもある。家はやぶに転がっている土瓶にであるとかも大好き。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/13(4127日経過)
記録初日
2013/01/10(4130日経過)
読んだ本
1669冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
406259ページ(1日平均98ページ)
感想・レビュー
1524件(投稿率91.3%)
本棚
29棚
性別
現住所
兵庫県
自己紹介

もともと好きなのは、ミステリー、ファンタジー、SF、幻想文学、料理本、食に関する本ですが、
今は、ジャンルを問わず、自分にとって新たな視点や、認識や、世界や、世界観がひらけるものに興味があります。
ノンフィクション、時々SF、絵本、写真集、ぼちぼち文学などです。

感想は、自分が消化するためと、その時の自分の記録として書いてます。
読みたい本は増えるけれど読む方はまったく追いつかず。
でもだんだん、多く読むより、じっくり読みたいと思うようになってきました。

最近身辺が落ち着かず、スローペースです。

お気に入り解除は自由になさってください。

植物note:https://note.com/aohakutaki

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