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2024年3月の読書メーターまとめ

速読おやじ
読んだ本
9
読んだページ
2420ページ
感想・レビュー
7
ナイス
690ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • panna
  • 山田太郎
  • もつなべ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

速読おやじ
多様性という言葉を安易に使っていた自分を超絶恥じる。結局自分はマジョリティ側にいて、いろんな形があってイイよと良き理解者の振りをするただの偽善者だったことを思い知らされる。朝井リョウの挑戦的な小説は、自分の思想をこてんぱんに破壊した。僕は自分の想像の範囲以外のことを全く理解しようもしない検事の啓喜や、多様性を必死で理解しようとする八重子の両方の側面を持つ。特殊な性癖でそれを他者に言えずに苦しんでいる人がいるというのだ。正直、それを気持ち悪いとすら思っていた。もう読む前の自分に戻れないー帯の言葉通りだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

速読おやじ
多様性という言葉を安易に使っていた自分を超絶恥じる。結局自分はマジョリティ側にいて、いろんな形があってイイよと良き理解者の振りをするただの偽善者だったことを思い知らされる。朝井リョウの挑戦的な小説は、自分の思想をこてんぱんに破壊した。僕は自分の想像の範囲以外のことを全く理解しようもしない検事の啓喜や、多様性を必死で理解しようとする八重子の両方の側面を持つ。特殊な性癖でそれを他者に言えずに苦しんでいる人がいるというのだ。正直、それを気持ち悪いとすら思っていた。もう読む前の自分に戻れないー帯の言葉通りだ。
が「ナイス!」と言っています。
速読おやじ
小川洋子さんの小説を読むときは、ひとつひとつの文章をじっくりと噛みしめながら読むようにしている。そうしないと勿体無いし、その世界観に入っていけないからだ。とてもファンタジックな物語で、記憶と夢と現実が行ったり来たりしているようだ。小川さんの小説には、指とか耳とか身体の一部をフォーカスするものが多い、 そして音に対してとても敏感だ。この小説の登場人物にはちゃんとした名前がない。だから顔や声がすっと入ってこないので頭の中で映像化するのに時間がかかる。となると文章にとにかく沈み込むしか手段がないのだ。
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速読おやじ
私自身プチ速読家を名乗っているので、まずもって平野さんにディスられそうだ。でも言い訳をしておくと、文章を楽しみたい純文学系の作家の小説は決して速読しないです!村上春樹とか小川洋子はとにかく文章をスローに読んでます。後半のスロー・リーディング実践編は大変役に立った。作家の意図を汲む様にして読み込めば、読書の楽しさも倍増しそうだ。情景描写を単なる描写で済ませてしまうのは勿体ない。無意味に雨が降っているわけでも、凍えるような寒さがあるわけではないのだ。現代に残る昔気質の作家といえば、平野啓一郎だと断言する。
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速読おやじ
科学者と医師が「見えない世界」を論じる。僕はこの手の話は好きだし、現代科学では説明できないモノがあると信じているのですんなり入ってきた。DNAは部品の設計図ではあるが命即ち魂の設計図ではないと言う。生物は遺伝子の乗り物であるというドーキンスのDNAや遺伝子至上主義を戒める。万教同根を説き、どの宗教であれ摂理は一つと説く。ビックバンで地球に生物が生まれたとするのは科学的な説明だけでは無理があり、何か特別な力が働いたのではないかと考えるのも決しておかしくない。人類がわからない事は無限にあるのだから。
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速読おやじ
父に死期が訪れる。母から父が遺した自叙伝的な原稿用紙を受け取る。小説家である主人公が原稿を読み進めてゆくうちに、ようやく父の一生を味わうことができたのではないだろうか。本当の事が書いているかどうか分からないと当初は疑いを持っていたが、どうやらそれが父の等身大の姿のようだ。父と疎遠だった主人公は皮肉な事に死に際して父を理解し、愛することができたのではないか。私の父もいつかは亡くなる。その時に人生を綴った文章ごあったなら、素敵なことだろう。父と息子の会話はある時期を境に減るが、最後の最後に取り戻したのだ。
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速読おやじ
デビュー作。この作品から、主人公の探偵沢崎が躍動する。チャンドラーに影響を受けた、ど真ん中のハードボイルド小説。プロットが複雑過ぎて、何度も前のページを捲って確認しなければならなかったが、終盤の数十頁で何度どんでん返しを喰らっただろうか。犯人像が何度となく入れ替わるのだ。最後はまさかまさかの展開。映画のようなエンディングだった。付録の作品でチャンドラーとマーロウへのリスペクトが窺える。さて本作品の見所は、昭和の雰囲気を思う存分味わえること。今は存在しない固有名詞をいたるところで目にする。ただただ懐かしい。
が「ナイス!」と言っています。
速読おやじ
会話術の本はたくさんあるけど阿川さんは本書でノウハウみたいなものは教えてくれない。いつも自然体で楽しく、そして他人に共感することで話はできるんだと思わせてくれる。インタビューで一つしか質問を考えてこないと逆にそこから話しは広げられるというのは確かにそうかもしれない。ひとりで入った飲食店で目に映ったものについて話すという術は先日待ち合わせして先に入ったお寿司屋さんでカウンターでずっとスマホ弄ってるのもなあと思ってこの技使いました。マグロ美味しそうですねーって。物語性のある話ができたら、聞いてくれよなあとか。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/20(4115日経過)
記録初日
2013/01/03(4132日経過)
読んだ本
2150冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
578685ページ(1日平均140ページ)
感想・レビュー
1423件(投稿率66.2%)
本棚
5棚
性別
血液型
A型
外部サイト
URL/ブログ
http://sokudokuoyaji.blog130.fc2.com/
自己紹介

活字中毒の読書男子です。
金融関係で働いていて、転職3回。縁あって数年前から経営の仕事をしています。少し前に瞬読の講座を受けて、少し早く読めるようになりました。目標は一日一冊、年間400冊!

読書遍歴は若かりし頃は太宰治、村上春樹にハマり、少し年を重ねてから重松清にハマり、そして伊坂幸太郎、有川浩、東野圭吾、堂場瞬一、万城目学、小川洋子などなど好きな作家が増えてきました。

仕事の関係上、投資に関する本や経済、その他ビジネス書を読み漁っています。

いちおうビジネス書ブログ(http://sokudokuoyaji.blog130.fc2.com/)のようなもの(最近はお休みしております)をやっております

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