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2024年6月の読書メーターまとめ

Thomas51
読んだ本
5
読んだページ
1592ページ
感想・レビュー
4
ナイス
64ナイス

2024年6月に読んだ本
5

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Thomas51
6つの短編集からなり、直木賞受賞作はその中の最後のもので本のタイトルと同じ。解説で筆者は児童文学からキャリアをスタートさせたとあり、少し驚いた。1つめの「器を探して」の最後の終わり方のエロさに、少し今までの小説にない余韻を残して読み進めた。期待をこめた2つ目も、3つ目も、この作家は短編の締めくくりが秀逸だ。全てエロいパートがあるわけでもない。取り扱う題材が多岐にわたり、リアリティがあるところに筆者の小説家としての実力の奥深さを感じ取ることができる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
4

Thomas51
2023年最も売れた小説に惹かれて購入。家の図面が頻繁に登場するユニークな小説。図面をよく見ると謎な点が出てくる。オカルト専門のフリーライターの「私」が主人公で、私の知人が購入を検討している東京の家の図面を見て、そこに謎の空間が見つかる。知人の設計士に間取りを見せると確かに奇妙な点がいくつも見つかる。次にとある女性が現れ東京の家と構造が似た埼玉の家が見つかる。ここまではすらすら読めて、家の図面を見ながらこの謎がどう解き明かされるのか楽しみだった。好き嫌いが分かれる小説だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
Thomas51
6つの短編集からなり、直木賞受賞作はその中の最後のもので本のタイトルと同じ。解説で筆者は児童文学からキャリアをスタートさせたとあり、少し驚いた。1つめの「器を探して」の最後の終わり方のエロさに、少し今までの小説にない余韻を残して読み進めた。期待をこめた2つ目も、3つ目も、この作家は短編の締めくくりが秀逸だ。全てエロいパートがあるわけでもない。取り扱う題材が多岐にわたり、リアリティがあるところに筆者の小説家としての実力の奥深さを感じ取ることができる。
が「ナイス!」と言っています。
Thomas51
直木賞受賞作。河鍋暁斎の娘として、明治大正の動乱を生きた女絵師・暁翠の一生を描いた作品。 北斎が娘を女絵師に育て上げた、それに憧れて暁斎は娘のとよを女絵師として育てる。腹違いの兄・周三郎(暁雲)は亡き父の後、洋画が主流となりつつある明治の時代に、父と同じ狩野派由来の画風に拘り続けた。とよは、自分の絵が父や兄にかなわないと自覚しつつ、なんとか自分らしい道を探そうとするが、父が偉大すぎるほど、そして父の絵が古いと言われる時代になり、なかなか自分の立ち位置を見つけられず葛藤の日々を送る姿が克明に描かれている。
が「ナイス!」と言っています。
Thomas51
アパレル業界の戦後間もなくの黎明期から現代までの興亡を描いた作品。オリエント・レディを興した池田定六とその後を継いだ田谷毅一が中心の話だが、架空のオリエント・レディと関連商社以外は実名の会社が登場する。多少の着色はあるのだろうが、ほぼノンフィクションの話としてアパレル業界の興亡を興味深く読み進めることができた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/27(4174日経過)
記録初日
2013/01/29(4172日経過)
読んだ本
481冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
190213ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
423件(投稿率87.9%)
本棚
0棚
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