2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:58冊 読んだページ数:12340ページ ナイス数:554ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/316060/summary/monthly/2024/1 誕生日購入本や、その旧暦換算に購入した本を読みまくり。
他には、名鉄の荷物電車(旅客用AL車)が豊橋駅2番線(飯田線ホーム)に停車していたり、「荷物」サボを掲出して名鉄線なしを疾走するAL車の写真もある。名鉄では珍しい荷物用電車の写真もあった。
戦後の自社発注の鋼体化・新製の客車(※すなわち「ブルートレイン」)でオープンデッキは珍しく、貫通幌すら設置されていない。台車もイコライザー式だ。そして国鉄から購入したオハ35もわざわざ貫通幌を撤去して貫通扉には柵をつけた「退化」にも見える改造。一方で気動車はキハ04やその自社発注車・キハ07の譲渡車だが、キハ04スタイルの自社発注車は2枚に張り上げ屋根と近代化されている。DD13ディーゼル機関車は国鉄のと違い過給器をつけてエンジン出力アップ。なぜ客車はこれほどまで「前近代的」な設計にしたのだろう。
巻頭特集の導入ページでは、名鉄3700系HL車の歴代塗装4種類が並べられている。登場時のツートンカラー→短命だったライトパープル→アイボリーに赤帯→最終形態のスカーレット。昭和30年代から40年代にかけて、名鉄の塗装は目まぐるしく変わっていった。
ネコ・パブリッシングから著者の不祥事に関する続報はなく、このシリーズが売れても追加補充されている店もあった。この著者はネコ・パブリッシングからの著書や写真提供が膨大にあるから、調査に時間がかかるのだろうか。この手の不祥事だと該当著者の著書全作品回収・絶版・電子配信打ち切りかつ出版社との契約解除・受賞歴取消となる例も多々あるが(※他の出版社ではそれをやっている)、ネコ・パブリッシングはどうするのか、全く音沙汰がない。だが、この手の不祥事をやらかした著者は、鉄道書籍界隈からは干されるのはほぼ確実だろうか。
バスカタログでは、輸入車はベンツシターロと現代ユニバース以外は全て電気バス。海外車両は電気バスオンリー。編集後記で編集スタッフの一人がディーゼルバスは選択肢にすらならないとも述べていた。欧州でもメーカーのバス事業撤退及び統廃合・EUや国のゼロエミッション方針に対しメーカーや業界が異議を唱えるも電気バス化の流れは止まらない。ディーゼルバスで技術は出尽くしたかに見える国産車も、環境基準や安全装備で車両価格は上がっているとも述べる。今回の年鑑バスラマは和田編集長の巻頭発言を筆頭に一種の諦観すら見えてきた。
ふそうエアロスターのページは、名古屋市交通局の2023年度購入車で局番NF555が載っている。日野セレガ/いすゞガーラのページでは、名鉄バスの近距離高速用セレガ(折戸仕様)が載っている。
モノクロで新潟県長岡市栃尾地域訪問のページがある。ここには1975年に全廃された越後交通栃尾線があったが鉄道の廃線跡をつなぐバス路線も半分以上が廃止され、バスのりばの路線図は廃止路線をシールで塞いたツギハギだらけだった。別の何かの記事で見た覚えがあるが、越後交通栃尾線は廃線跡も残っておらず住民からの記憶からも忘れ去られているとのこと。ナローゲージ鉄道としては先進的な鉄道だったものの、モータリゼーションはそれすら敵ではなかった。過疎化と人口減少、壮絶な車社会で、公共交通機関は誰の・何のためにあるものなのか。
色々と気まぐれな読書家です。
読む時期やジャンルは皆気まぐれです。ただし、乗り物系(鉄道・バス・トラック)とジュブナイルポルノ小説が多めで個人的に最も意識し一番読み込んでいます。
あしからず。
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