タイトルから勝手にDVものとか、そんな想像をしていました。それがまさかの熊文学。「熊嵐」ばりの緻密な描写と硬質な文章が好み。村田銃一本で勝負する猟師の生活ぶりがリアルで興味深い。鹿の解体をこんな詳しく読んだのは初めてだ。太一の怪我の手当の場面は衝撃的でちょっと引いたけども。熊爪は世俗に背を向けて獣と同じ生き方を選んだ男だ。熊爪は熊に敗れた太一を助けたけど、自分は山の中で死にたかったはず。次「邂逅の森」へ

ポアロシリーズもコンプリート目指して少しずつ進めています。これ「死海殺人事件」ていうタイトルで映画になっている。以前観たはずなのに何も憶えていませんでした。せっかくの中近東シリーズなのでもう少しペトラ遺跡の魅力が描かれていてもよかったな。書かれたころはイスラエルはまだなかった時代、でも通訳がユダヤ人の文句ずっと言ってる、とか当時の雰囲気が感じられて興味深い。現在の深刻な事態とはだいぶ違う印象だ。こんな一人で動けない太った病気のばあさんに支配されている家族はちょっと想像つきにくいな。びっくりの犯人でした。

タイトルから勝手にDVものとか、そんな想像をしていました。それがまさかの熊文学。「熊嵐」ばりの緻密な描写と硬質な文章が好み。村田銃一本で勝負する猟師の生活ぶりがリアルで興味深い。鹿の解体をこんな詳しく読んだのは初めてだ。太一の怪我の手当の場面は衝撃的でちょっと引いたけども。熊爪は世俗に背を向けて獣と同じ生き方を選んだ男だ。熊爪は熊に敗れた太一を助けたけど、自分は山の中で死にたかったはず。次「邂逅の森」へ

Youtubeやリモート飲み会など、題材が今風の短編集でした。＃拡散希望がお気に入り。お気に入りの順番①＃拡散希望(展開が一番見えなかったので)　②ヤリモク(そんな遠回しにしなくても)　③パンドラ(そういや自分の息子も血液型20年間勘違いしていました)　④三角奸計(ややこしいね)　⑤惨者面談