ネタバレ男子高校生が繰り広げるバカ話がめっちゃ面白かった。さすが意識高め系一流進学高校生だ。バカ話にも教養が光る。イマドキのお笑い芸人さんがしゃべるようなこういうハイレベルな馬鹿話ができて初めて人間関係も作れるような狭い世界はさぞかし生きずらいだろう。バカ話は面白いけどストーリーが進まないので途中からあきてきた。現世に残した想いをそれなりに叶えた山田が成仏させてもらえない姿を見るのはせつない。ゴーストモノは，現世に未練があってそのやり残したことが成就すれば成仏できるというのが定番ストーリーなのに。。

ネタバレブレイクショットとは車の名前，次々変わる車のオーナーが数奇な運命をたどるという物語。ナインボールのブレイクショットよろしく巡る先々で衝撃の運命が待っている。LGBTQにYoutube,Big motor,セミナー商法と今を映すテーマが盛沢山だ。盛りすぎで一つ一つのエピソードが不十分。志気和馬に真田城生，霧山冬至，宮苑秀直，みんな気になる。特に善意の人，本田昴と後藤友彦についてはもっと書いてほしかったな。大作で読み応えはあったけれども前2作に比べて今一つ学びと驚きが少なかった。

ネタバレ全てをかけて応援できる人を持った瀬尾政夫の人生は充実していたはず。彼の弁護から奥田美月の壮絶な人生を解きほぐしていくストーリーは圧巻だった。彼女の人生はモデルを基に構成されたのだろうけどもやはり幼少の壮絶な生い立ちは読んでいてつらい。大切な人を’安全圏から人を攻撃’できるSNSによって壊してしまう。’承認欲求を満たすために安全圏のスナイパー’となり真偽不明の情報を撃ちまくる。これは匿名の憂さばらしに対する復讐劇だ。これほど心震えてテーマ性のある作品でも直木賞獲れなかったんだな。他の候補作も読みます。

ネタバレスターキャッチコンテストも手作り望遠鏡も2020年12月9日もみんな実話ベースなんだね。茨城県立土浦第三高校は先生も生徒も凄い！茨城県は実際つくばもあって宇宙飛行士も輩出しているし科学部の活動が身近なのだ。土浦と五島と渋谷っていう何もかもバラバラの環境下でも同じ空を見て星を探しあうこの活動はリモートでも繋がりあえるイベントだ。真宙くんのような細かいことが気になるこじれキャラはいかにも辻村作品。学年に一人しかいない男子はきついね。コロナ禍にあっても自らの工夫で忘れられない経験をする中高校生。よかったです！

ネタバレかつてサラリーマンで長者番付１位になった清原達郎氏はよく記憶に残っている。パフォーマンス93倍のノウハウを全部ぶち込んだという。投資戦略は割安小型成長株を選び抜いてロングで買い込むというとてもオーソドックス。ハイテク嫌いグロース嫌い，ロングメインでショートはお勧めしない(といいながら結構やってる)。連戦連勝というわけではなくリーマンショックでは地獄を経験した。紙屑のような株価だったニトリ，とか具体的な企業がたくさんで生々しくて面白かった。ファンドを締めて残った800億円の自己資産，どう使うんだろう…

ネタバレ男子高校生が繰り広げるバカ話がめっちゃ面白かった。さすが意識高め系一流進学高校生だ。バカ話にも教養が光る。イマドキのお笑い芸人さんがしゃべるようなこういうハイレベルな馬鹿話ができて初めて人間関係も作れるような狭い世界はさぞかし生きずらいだろう。バカ話は面白いけどストーリーが進まないので途中からあきてきた。現世に残した想いをそれなりに叶えた山田が成仏させてもらえない姿を見るのはせつない。ゴーストモノは，現世に未練があってそのやり残したことが成就すれば成仏できるというのが定番ストーリーなのに。。