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2024年11月の読書メーターまとめ

オリーブ
読んだ本
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読んだページ
3939ページ
感想・レビュー
15
ナイス
375ナイス

2024年11月に読んだ本
15

2024年11月のお気に入り登録
1

  • ひろりん

2024年11月のお気に入られ登録
2

  • ぽしぇっと
  • ひろりん

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オリーブ
ネタバレいずれは訪れる死について私にも改めて意識させてもらえたことも多かった。日本に希望を抱いて生きていくことを選んだ外国人、或いは親に連れられて来日した子供達が身に着けていくべき歴史、伝統、習慣、文化、道徳を含む言葉の習得の過程には理不尽さに対する怒りもあるが安心感や信頼を感じて欲しいしそれは海外に住む日本人にも共通する気がする。宗教の矛盾点については私も同じ気持ちで考えてみることが多く共感するばかり。<あとがき>では余命を意識されている佐々さんが仰るように私もその瞬間を生きて輝き全力で愉しみ満足したい。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

オリーブ

先日、神田古本まつりに出掛けて古本街ならではの本を仕入れてきました。今月も読みたい本が手元に続々届きそうで楽しみです🎵2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2954ページ ナイス数:318ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/317610/summary/monthly/2024/10

先日、神田古本まつりに出掛けて古本街ならではの本を仕入れてきました。今月も読みたい本が手元に続々届きそうで楽しみです🎵2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2954ページ ナイス数:318ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/317610/summary/monthly/2024/10
hirorin
2024/11/04 18:55

わああ~いいですね。私も一度は行ってみたいです。うっかりしてたのですが、この時期関西でも下鴨神社で古本市があるんです。行こう行こうと思いながら、忘れてしまいます。

オリーブ
2024/11/04 21:59

>hirorinさん 普段でも神田神保町の古書店街はこの時期以外でも歩いているだけで楽しくなります。神社で古本市があるって素敵ですね。

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2024年11月の感想・レビュー一覧
15

オリーブ
ネタバレ日本語という共通言語が行き渡っている理由に”参勤交代”制度があったからとは知られているが現在の東京一極集中という負の面に繋がるとは秀吉によって江戸へと左遷されこの地を開発した家康でさえ想像できなかったかも。とは言え江戸初期はまだまだ政情不安の状態。塩の運搬の為に整えたとされる小名木川や本能寺の変の際大坂から連れてきた佃島の漁師たちには”軍事”の意味があった説には納得。「四ツ谷内藤新宿」「箕輪金杉三河しま」「鞠子 名物茶店」などの絵から当時のエネルギー資源を見出す著者の目線には技術者ならではで新鮮さがある。
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オリーブ
ネタバレ鳩サブレーで有名な豊島屋さん。本店しか行ったことがなかったが甘味処やちょっとしたお食事の店、そしてパン屋さんまであるとは知らなかった。和菓子は四季だけでなく12か月分の鎌倉を感じさせる可愛らしいものも多く私的にはも皐月の”九郎判官”に思わず笑みが。鳩サブレーだけでなくこちらもお土産に最適!我が家にもある鳩サブレーを模したキーホルダーの鳩三郎は思わず食べてしまいそうになるくらいの精工さだがあれは食品サンプル会社で造ったという解説に納得。今度、豊島屋を訪れた時には御朱印ならぬ”御菓印”も頂いちゃおうかな。
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オリーブ
ネタバレいずれは訪れる死について私にも改めて意識させてもらえたことも多かった。日本に希望を抱いて生きていくことを選んだ外国人、或いは親に連れられて来日した子供達が身に着けていくべき歴史、伝統、習慣、文化、道徳を含む言葉の習得の過程には理不尽さに対する怒りもあるが安心感や信頼を感じて欲しいしそれは海外に住む日本人にも共通する気がする。宗教の矛盾点については私も同じ気持ちで考えてみることが多く共感するばかり。<あとがき>では余命を意識されている佐々さんが仰るように私もその瞬間を生きて輝き全力で愉しみ満足したい。
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オリーブ
ネタバレ絵師の名前は多くの方が知っていても彫師、摺師の名前を知っている人はかなりの通な方。本書で拡大された解説でかすむ向こう岸、凹凸で雪やフワフワとした羽毛の表現は彼らの技量の大きさがあるのに彫師、摺師の名前はほぼ記されないとのことだがもっと注目されてもいいのにね。広重の絵に茶屋の娘が読書をしている絵があって解説に”サボり中?”とあるのには思わず笑ってしまったがサボりのアイテムが本だったんだと当時の識字率の高さが伺えるし何だか親近感も。外国人を意識した手法、アイテムに浮世絵からも開国の時が近づいていることを感じる
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オリーブ
ネタバレ函館戦争と言えば旧幕府軍として戦った土方歳三や榎本武揚ら二人を思い出しがちだが本書の主人公は浦賀生まれで旧幕府軍・・というか脱走軍として参加した佐々倉松太郎という人物。新政府が統治することになったということで日本中から敵視された脱走軍は北の地で戦うものの結果は誰もが知るように敗北。戦後は生き恥をさらしながら自暴自棄になりながらも中島助三郎が生き残った自分たちに未来を託した気持ちを胸に”浦賀船渠会社”という現在の横須賀造船所につながる会社の準備に取り掛かることに。後悔の日々が報われことに胸が熱くなった。
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オリーブ
ネタバレ方広寺鐘銘事件は家康が豊臣を倒す為の大義名分だったという認識だったが当時の作法から外れた豊臣にも原因があった。鎌倉幕府は初代源頼朝が偉大過ぎて嫡流が変わってしまったことが秀忠の頭にあって徳川一門に厳しく接していた。生まれながらの将軍ではなかった状況下で政治を担っていくことになった綱吉だったから就任直後は冷静な目で側近と言えども罷免していった。時代遅れの江戸幕府を倒して改革を進めていったとされがちな明治政府だが良くも悪くも江戸幕府の上に成り立っており、それは現代まで続く歴史の連続性について改めて気づかされた
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オリーブ
ネタバレ無宿者や浮浪者を取り締まることで治安維持の意味も含まれていた江戸の人足寄場となっていた現在の佃公園付近の石川島は今や超高級住宅地。武士にだけ許された切腹は腹が魂の宿る場所と考えられていたから。多くは見合いという形式だったから恋愛結婚は「浮気な結婚」とあざ笑われていたとか。同じ国のはずなのに時代が違うとこうも価値観や道徳観に差があるのかと隔世の感がある。住みたいか?と言われたら微妙だけど一瞬だけなら覗いてみたいかも。知っていることも多かったがこういう本は何度読んでも追体験気分を味わうことができるので楽しい。
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オリーブ
ネタバレベロ藍をドイツからもたらし西洋画法に傾倒していった平賀源内が絵師たちに与えた彼の功績の大きさには感謝の気持ちさえ浮かぶ。「眼鏡絵」という手法は初めて知った。印象的だったのは医学の章では紙製人体模型や木床義歯、鍼灸治療の為の人形などの写真が目に飛び込んできて見入ってしまった。死刑囚の腑分けによってまとめられた解体新書で有名な杉田玄白や前野良沢らによって体内の様子が明らかになったことで絵師たちによる内蔵、薬、ウィルスなどの擬人化の絵は面白い。現代に通じる医学用語「精神」までもが造りだされていたとは驚く。
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オリーブ
ネタバレ天皇の庇護を受け恵まれている感がある最澄に対して嫉妬を感じる空海。最澄は密教に関しては空海に学ぶところの多さを感じ謙虚にへりくだっているのに簡単に教えを請おうとする最澄にイライラする空海。最澄の弟子だった泰範が空海になびいていく過程は切なくて本書終わり近くまで最澄びいきで読んでいたが唐に比べてあまりに未開だった日本の仏教を憂い仲間がいなかった空海の孤独を思うとそれも切ない。中国の安禄山の乱に重なるような薬子の変にも触れられておりこの時代の中国史にも俄然興味がわいた。
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オリーブ
ネタバレ優秀な甥っ子に期待を寄せる叔父がいたから出発することができて才能を開花させていった空海。所謂、自己肯定感が高かったからこそほとんど不安にならずにつき進められた気がする。国家に認められ実直に自分の務めを成す最澄は遣唐使の中でもトップの人間としての誇りがある一方でその存在さえ意識してないのに空海は一方的なライバル心むき出しで私度僧として同時期にやっとの思いで遣唐使船に乗り込む様子はまるでスポ根ドラマの始まりのよう。遣唐使船で海岸沿いへの到着と更に長安にまでの荒行の道のり。空海の頭脳だけではない屈強な体力に驚く
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オリーブ
ネタバレいくら空海が優秀で知識欲が強かったとしても身分的には遣唐使に任命されるはずもなかったのに桓武天皇が許可した理由の背景に坂上田村麻呂や阿弖流為の存在が?更に薬子の変への関りが?彼は土木工事に長けていたという話も聞くが空白の10年間に東北地方へ鉱物資源(主に水銀)の採掘に行っていたのではないか?など著者の見解。お互いに言い分はあるだろうけど最澄との対立はちょっと残念な気も。哲学的な思想は理解とまではほど遠いけれど一人の人物の人生としてはなかなか面白かった。
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オリーブ
ネタバレ地形・交通・建築・歴史・人物を視点にみた東京。印象的な点を挙げていくと、渋谷の暗渠となった川が「春の小川」のモデルだったとは意外であの地にも長閑な風景があったと思うと心が和む。江戸時代の大名屋敷、大名庭園を運用して洗練された都会へ。戦時中弾薬工場だったという現北区中央図書館の鉄骨を造ったのが我が故郷の北九州の八幡製鉄所だったらしく個人的に感慨深く感じた。合理性を優先させて更新させながら進められた開発がいつしか懐古主義により戻っていきそれは当時を知らない私たちにとって新鮮に思える訳で町の変遷って面白い。
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オリーブ
ネタバレ幕末に結ばれた不平等条約の改正の為に建てられた鹿鳴館。 西洋に追い付け追い越せの努力の日本人の姿を風刺画に描いたビゴーのことは現代に生きる日本人としては忸怩たる思いもあるが当時の人々にとっては必死の思いだったんだろうなと切なくなる。鹿鳴館の花の一人であった主人公の鍋島栄子は会津磐梯山噴火時に救護に携わり敵味方なく救護あたる重要性に気づく。かつて佐賀藩主だった夫の鍋島直大と共に会津に対して罪悪感もあってかイタリアで知った「ノーブレス・オブリージュ」の言葉を胸に自分がなすべき使命を胸に看護婦育成に努めた。
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オリーブ
ネタバレ金沢の地名由来になった伝説や妙立寺のしかけのお話も思いだす。函館は渡島半島全体の広範囲に及ぶ。江差、松前、知内、鷲ノ木も訪れてみたかったが広範囲すぎたのでレンタカーを使って行かれた河合先生に感謝。東京の旅、赤穂事件の真相として討ち入りで赤穂浪士に注目が集まりがちだが河合先生は吉良側から見てみることに。私としてもあまりにも吉良さんが気の毒だった印象があったのでこの章での解説は納得。特に赤穂浪士の討ち入りを激しく非難した学者の記述には激しく同意!愛知に住んでいたこともあるので吉良町への思いに胸が熱くなった。
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オリーブ
ネタバレ単にこの事変が起こった経緯という視点ではないという点に注目。真実とは違うかもしれないけれど真の首謀者を追っていく。陸軍特有の言葉に不慣れなこともあったけど再読してみるとスルーしてしまったことにも気づけた気がする。あれだけの事件の首謀者として逮捕されている山口一太郎。関係者を追っていると技術者でありながらしかもどうやら青年将校らを宥めた形跡があるようだけど一方で協力もしているらしい。このままいけば処刑されるのは本人も十分分かっている訳なのに何故、彼は頑なに話さなかったのか。一体何を誰を庇っているのか?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/05(4335日経過)
記録初日
2013/02/05(4335日経過)
読んだ本
2377冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
618581ページ(1日平均142ページ)
感想・レビュー
2284件(投稿率96.1%)
本棚
10棚
性別
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://ameblo.jp/gnymr432/
自己紹介

自分では決して出来ない体験が出来たり
感動の涙を流したり、ハラハラドキドキしたり
こんな素敵な『本』と言う出会いが出来て
私はラッキー!って感じです^^
もっともっと私を幸せにしてくれる
そんな本に出会えたらな~
そして色んな種類の本を皆さんから
教えて頂けたらな~と思います。

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