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2024年10月の読書メーターまとめ

オリーブ
読んだ本
10
読んだページ
2954ページ
感想・レビュー
10
ナイス
318ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オリーブ
ネタバレ母の教育もあって子供の頃から知識欲、好奇心旺盛だった前島密による郵便制度の成り立ち。初めは海防策に興味を持ち蘭学、英語を学びながら日本中を渡り歩いていたが長崎に着くはずの本を江戸へ送るように指示したのに行方不明になったことをきっかけに確実性のある駅逓をと明治政府の元で司ることを希望。部下と共に郵便物の処理を距離と時間を想定しながらの実験で点から線へやがて面へと広がっていく現在の郵便制度の骨格を成すことに。その後郵便制度とは高度情報の伝達となり国民の知識、精神の向上へと繋がっていったことを考えると感慨深い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

オリーブ

前島密の生涯を描いた「ゆうびんの父」を先日読んだので<郵政博物館>に行ってきました。

前島密の生涯を描いた「ゆうびんの父」を先日読んだので<郵政博物館>に行ってきました。
yabuhibi89
2024/10/21 09:44

旧・1円切手の人ですね。

オリーブ
2024/10/21 13:37

今も1円切手の人ですね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

オリーブ
ネタバレ歴史の時間に「空海と最澄」それぞれの開山や寺を覚えさせられてこの二人が仏教界の二大巨頭なんだなという記憶があるがかなりの大人になって本で読んだ内容で最初は協力しあっていたのに後に二人は対立していたとかあってあらら・・と思ってしまった。とりあえず本書では空海の超人的エピソードの解説があって遣唐使で長安に向かい師の恵果との出会いで正統な密教を授かり帰国。密教とは”秘密の教え”だそうだが隠しているという意味ではなくつまり、心の中にもすでにあるのに気づけないことを知っていこうということ?それなら心当たりあるかな。
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オリーブ
ネタバレいきなり首謀者とされた山口一太郎なる人物の取り調べから始まっているが彼は思想家というより政治色の匂いがなく どちらかというと技術の道を歩んできたはず。口を割らない彼が歩んできた周囲を調査することを命じられた大谷大尉と林逸平軍曹。陸軍士官学校時代の同期や後輩、陸軍技術本部の責任者、陸軍番記者、録音科学研究所、山口一太郎の義父(天皇に近侍する侍従武官長)などに接触し山口の意図を探っていく内に真相に近づいていく林。昭和史に疎いのもあって当時の時代背景が掴めず途中苦戦💦著者の解説の動画を見て何とか読了。
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オリーブ
ネタバレ「北海道命名150年」を記念して発行された本。命名者は北海道では超有名人であろう松浦武四郎。幕末、ロシアの侵攻迫る中松前藩だけでは蝦夷地を守ることができないので探検することになった彼は奥深く入っていくうちにいつの間にか松前藩に支配されていたアイヌに魅せられるようになりある長老から聞いたアイヌの通称である尊敬の意味が込められた”カイナ”に「加伊」の字を当て五畿七道の「道」を蝦夷地につけ「加伊道」→北方の海に通じる「北海道」へ。心の底からアイヌを尊敬していたのに維新後は一度も訪れることがなかった理由が切ない。
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オリーブ
ネタバレ晩年の気難しくて頑固者で人を寄せ付けない重鎮な印象が強く幼児らしらのある素直さや若い頃の実直さは新鮮だった。両親の都合で養子に出されたり戻されたりと振り回されていた時太郎こと後の北斎。そんなこともあってか絵の才能を見出した娘のお栄こと応為にひとかたならぬ愛情を注いでいた北斎。本書の義理娘という設定には驚いたが拘りの強さなどは今まで知られている北斎以上に北斎という感じ。お栄の最期は今まで読んだ本では行方知れずで終わっていたけど意外ではあったけど想像も出来なくはないかも。それにしてもお栄の実父が意外過ぎた~
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オリーブ
ネタバレ小学生に銀閣寺内の写真を見せると「田舎のおばあちゃんち」という感想だそうで畳敷きの和風建築のルーツが室町時代にあったのかも。訴訟でしか成り立たなかった刑事事件、土俵がなく殺伐としていた相撲、恐るべき倫理観のなさなどを知ると現代日本に生まれた有難さを感じる。公平なルールに基づいてないことから起こる争いや理不尽さがあったからこそ先人たちによる改善が行われたと感じる。この時代の空気を伝えてくれるのはズルかったり、はかなく転落していった名もなき人達なのかもしれない。「先行研究に謙虚であるべき」という言葉が印象的。
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オリーブ
ネタバレ母の教育もあって子供の頃から知識欲、好奇心旺盛だった前島密による郵便制度の成り立ち。初めは海防策に興味を持ち蘭学、英語を学びながら日本中を渡り歩いていたが長崎に着くはずの本を江戸へ送るように指示したのに行方不明になったことをきっかけに確実性のある駅逓をと明治政府の元で司ることを希望。部下と共に郵便物の処理を距離と時間を想定しながらの実験で点から線へやがて面へと広がっていく現在の郵便制度の骨格を成すことに。その後郵便制度とは高度情報の伝達となり国民の知識、精神の向上へと繋がっていったことを考えると感慨深い。
が「ナイス!」と言っています。
オリーブ
ネタバレイラストや漢字の振り仮名など子供に向けた源氏物語の紹介本。現代との常識や価値観の違いに触れていてこの本を学生時代に読んでおきたかった。一方、外見重視主義が根底にあるのは現代とて同じ。敢えて違いを見出すなら平安時代にはそこに身分という個人の努力では乗り越えられないルールがあったからこその悲劇性に魅力が加わっていた気も。江戸時代の絵師が惹かれるのも分かる。今や世界中で読まれている源氏物語。くずし字を手軽に読むアプリの開発者がタイの方というのには驚いたし、西洋翻訳では更衣をワードロープという訳というのも面白い。
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オリーブ
ネタバレよくある歴史学者の方のような小難しい感じではなく「お気楽だね~」「好き者代表の光源氏」「自分を棚に上げるのが得意」「女を追うことに命をかけている」だとか かなり砕けた表現がされているし主な人物、21人毎にプチ漫画があったりイラスト相関図もあるしで爆笑しながら楽しめたので今後、「源氏物語」を読んでいく際に ちょっとした人物事典的に使えそう。転んでもただでは起きない光源氏への皮肉たっぷりな表現は溜飲が下がる。須磨へ流された光源氏だが明石の入道にしたら「誰かのピンチは誰かのチャンス!」というのは言い得て妙!
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オリーブ
ネタバレ第一章は大爆笑しながら読んでいたので第二章以降もコミカルに進んでいくものと期待していたが段々と不穏な空気になっていきホラーな展開へ。私的にはどうしようもない息子を教祖に祀りあげてやがて自分たちも順応していく愚かで滑稽な両親をコミカルに描いていく方が面白かったかも…と思ったりしました。
が「ナイス!」と言っています。
オリーブ
ネタバレ不義の子として生まれながらも三条天皇の女御の一人の原子によって慈しまれ育った頼賢。しかし、原子は何者かに殺害され怒りに駆られ犯人捜しをすることに。犯人捜しという推理的要素も含みながらも誰かを憎悪し続けることは権力者に利用される一面もあり何より自分に慈愛を注いでくれた人をも裏切る愚かさに気づく頼賢。三条天皇への返歌で自身も苦しんだ果てに解放へと導いたのは道長の娘、妍子。権力欲に支配された道長は自身の娘のこの歌を知っていたのでしょうか?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/05(4335日経過)
記録初日
2013/02/05(4335日経過)
読んだ本
2377冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
618581ページ(1日平均142ページ)
感想・レビュー
2284件(投稿率96.1%)
本棚
10棚
性別
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://ameblo.jp/gnymr432/
自己紹介

自分では決して出来ない体験が出来たり
感動の涙を流したり、ハラハラドキドキしたり
こんな素敵な『本』と言う出会いが出来て
私はラッキー!って感じです^^
もっともっと私を幸せにしてくれる
そんな本に出会えたらな~
そして色んな種類の本を皆さんから
教えて頂けたらな~と思います。

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