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2023年10月の読書メーターまとめ

オリーブ
読んだ本
10
読んだページ
3576ページ
感想・レビュー
10
ナイス
364ナイス

2023年10月に読んだ本
10

2023年10月のお気に入られ登録
2

  • Kircheis
  • 轟直人

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オリーブ
ネタバレ事件死、孤独死や病死の後発見が遅れてしまった部屋の清掃を行う人のお話。グロさはありながらも割と読みやすかった。見た目の凄惨さはもちろんだけど黴菌、ウィルスなど感染症の温床のような現場の痕跡を消すというのは目に見えない臭いもある訳で仕事とは言え立ち向かう方々の存在には頭が下がる。人は誰でも死ぬ訳でその時の状況を選べる人ばかりではなくもしかしたら私もお世話になる可能性もあるのだと覚悟しておいた方がよさそう。4篇から成るお話それぞれにミステリー要素も加わっていたけど想像されてしまう結末だったのが物足りなかった。
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月にナイスが最も多かったつぶやき

オリーブ

本はまだ読んでないけどどうしても映画を観てみたくて今日行ってきました。差別する心の醜さが全面に出ていてとても苦しい観賞でしたが私が当時の村民でも同じように残酷な行動に出ていたのではないかと恐ろしくなりました。あの村民の一人が「自分はこの村を守りたかっただけなんだ!」と叫びます。一人一人は悪人でもないのに集団になると或いは自分たちの家族を守りたい一心、或いは自分たちの信じる正義によって人は誰でも簡単に悪魔になるのでしょうね。当時の福田村の人たちを批判するだけで終わらせるなら過ちはこれからも続く気がしました。

本はまだ読んでないけどどうしても映画を観てみたくて今日行ってきました。差別する心の醜さが全面に出ていてとても苦しい観賞でしたが私が当時の村民でも同じように残酷な行動に出ていたのではないかと恐ろしくなりました。あの村民の一人が「自分はこの村を守りたかっただけなんだ!」と叫びます。一人一人は悪人でもないのに集団になると或いは自分たちの家族を守りたい一心、或いは自分たちの信じる正義によって人は誰でも簡単に悪魔になるのでしょうね。当時の福田村の人たちを批判するだけで終わらせるなら過ちはこれからも続く気がしました。
オリーブ
2023/10/17 08:33

hirorinさん。震災から100年経ったという先月の報道番組を観てどうしても映画を観たくなりました。残酷なシーンもあるのでうなされる人もいると思います。それでもhirorinさんのようにこんな出来事があったことを知ろうとする姿はとても大切だと思います。同じ人間が国籍、宗教、生まれた場所などの違いだけであんなにも簡単に残酷になってしまうなんて…。もう終わった過去?いやいや、今も世界中で行われている戦争ってそういうことですよね。自分が大切に思うように相手にも同じような人がいるという想像力を持ちたいものです。

オリーブ
2023/10/17 08:44

REIさん。同じく赤ん坊を抱えた母親もいたのに憎しみをぶつけるように残酷な行為に出た女性の姿は特にショックでした。自分の夫が朝鮮人に殺されたと思い込んでの行動で彼女の行動が他の村民たちの怒りに火をつけて。自分の家族が直接何かをされた訳でもなく、或いは自分の目で確かめた訳でもなく、だけど思い込みで始まった残虐な行動…。無知の愚かさと教育の大切さを訴える映画でもあったと思います。

が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
10

オリーブ
ネタバレ史実では11代将軍は家基ではなく一橋家からの家斉になっているので家基の死には何かしらのきな臭いことがあったんだろうな~と想像されどんな顛末が待っているのかと期待したのだが現実的にありうる結末としても小説としては残念な気も。危険回避を悪用する者の存在や伊賀者たちとの対立などの場面があったのにそれがあまり活用されてない気も・・。そういえば、今放送のNHK「大奥」シーズン2も本書と同じ時代でテレビ放送の方には期待したい!
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オリーブ
ネタバレ戦国時代の忍者と言えば力と頭脳を働かせて活躍していた・・というイメージだったが天下泰平の世になるとその能力を発揮する場が少なくなって生活の糧の為に傘張りに精を出すという日々を送っていた甲賀者の末裔たち。時は10代将軍家治の治世で次期将軍の筆頭は通常なら嫡男の家基となるのだが彼の命を狙う者たちの存在に脅かされることに。そこで家基の命を守る役目に抜擢されたのが本書主人公の甲賀者の末裔3人。次期11代将軍家基の命を狙う者たちとは果たして大奥?田沼意次?誰かの指図を受けた伊賀者?尾張徳川家?‥と言うことで下巻へ。
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オリーブ
ネタバレオランダ留学を経て文明に学び開発の余地がある蝦夷島に城塞都市である「近代国家」を造ってこの地で為政者として生きることを決意。敗戦色が濃くなった際に日本に住む全ての人が同胞だという意識により彼が降伏を決意したことは感慨深いものがあった。函館戦争終結までは徳川家再興とは全く違う独自の共和国の設立を目指していたのに戦後に新政府側の黒田清隆に請われて後に明治政府の重鎮になったことで「武士の鑑」から「裏切者」の烙印を押されることに。函館戦争で死んでいった同志のことをどんな気持ちで思い出していたのだろうと切なくなった
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オリーブ
ネタバレ「動くホテル」とも言われる寝台列車。「寝台という家があって隣人がいて働く人がいて食堂車で食べて人々との偶然の触れ合いがあって賑わう。つまり、ブルートレインは小さな街。」という表現が本書にあって私もまさにそういう空間に憧れているんだと共感。夜を走り抜けるこの小さな街の中にいながら大きな車窓から流れ行く景色と共に朝日になっていく過程を楽しむことが寝台列車の醍醐味。日本列島が鉄路で繋がっている有難さを実感のは東日本大震災の時だそう。今では唯一の寝台列車になった<サンライズ出雲・瀬戸>に私が乗る日はくるだろうか。
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オリーブ
ネタバレ今月初めに訪れた函館のホテルにあった本。ペリーが浦賀へと入航した61年前には既にロシアの船が函館港へと来ておりペリー一行も浦賀到着後すぐに函館を訪れていたらしい。彼らに恐れをなしていた箱館側だったけど段々と好奇心が湧く。一方のアメリカ側も日本人の容姿、言語、文化、風習、持ち物に興味津々で購入した物の中に「木魚」があり後年にジャズバンドが使っていたドラムに木魚の小さいのが付いていたんだとか。関帝廟、函館版生麦事件、外国人墓地、領事が要求したお世話係の女性など開港における函館と横浜の共通点の比較も興味深かった
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オリーブ
ネタバレ事件死、孤独死や病死の後発見が遅れてしまった部屋の清掃を行う人のお話。グロさはありながらも割と読みやすかった。見た目の凄惨さはもちろんだけど黴菌、ウィルスなど感染症の温床のような現場の痕跡を消すというのは目に見えない臭いもある訳で仕事とは言え立ち向かう方々の存在には頭が下がる。人は誰でも死ぬ訳でその時の状況を選べる人ばかりではなくもしかしたら私もお世話になる可能性もあるのだと覚悟しておいた方がよさそう。4篇から成るお話それぞれにミステリー要素も加わっていたけど想像されてしまう結末だったのが物足りなかった。
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オリーブ
ネタバレ前半は朝ドラではほとんど描かれていなかった結婚前の生い立ち、恋愛についてでスコットランドの風景、文化、生活様式が興味深かった。そして夫の祖国ジャパンへ。日本の人々や表情、服装など想像以上に奇異に映ったみたいだったがそれは日本人とて同じことでその外見から誹謗中傷を受けるリタ。更に大切な娘も知らない所で傷ついていたことにショックを受ける。やがて戦争が終わり平和が訪れてしばらくして彼女の人生にも終わりが近づいていた。幼い頃から病弱だったのにあの時代に日本に住む決心した彼女の勇気と運命の不思議さを感じる。
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オリーブ
ネタバレ最近、やっとその問題に焦点が当てられるようになったヤングケアラー。私自身、子供の頃その自覚はなかったがあの頃手を差し伸べてくれる人がいたとしてもプライド故にその手に縋ることが出来ただろうかと第五章の陽菜に自分が重なって辛かった。一方でケアラーとは年代に関係なく自分を犠牲にして頑張る必要があるというこれまでの日本社会の上に成り立ってきたことが第六章で語られていて特に介護家族者は一人で抱えがち。だけどケアラーにだって自分の為の人生を生きる権利があることを諸外国の例を挙げて語られていた部分に強く共感した。
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オリーブ
ネタバレ一条天皇の寵愛を受けていた定子一族。故に道長の嫉妬を買いそれを利用した花山院により弟らも虐げられ左遷させられる。その左遷先の博多で外国勢力「刀伊」の脅威に晒されていることに気づいた本書主人公の藤原隆家は権力争いなどしている場合ではなくこの国を守るために戦う。しかし、戦う相手「刀伊」の正体に運命の皮肉、残酷さを感じることに。この国の人々の為に一切の感情を捨てる覚悟を持ちつつも「刀伊」に武勇を己の欲望の為に使ってはならないと説く。史実に著者の創作も加わって平安時代のもう一つの姿に想いを馳せててしまう。
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オリーブ
ネタバレ新政府に追われ土方を始めとした旧幕府軍が敗退したという悲劇的な認識しかなかった箱館戦争の背景で当時の清国が英国に占領された二の舞にもしかしたら函館がなっていたかも知れなかった「ガルトネル事件」のことを本書で初めて知った。新政府との戦いに備える為に莫大な金が必要だった蝦夷政府の中においてプロイセンの貿易商ガルトネルを操っていたロシア人ユーリーの思惑。目先の利益ではなくずっと先の日本の将来を見据えていた土方。土方の働きがなかったら今の日本はどうなっていただろう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/05(4220日経過)
記録初日
2013/02/05(4220日経過)
読んだ本
2326冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
604624ページ(1日平均143ページ)
感想・レビュー
2233件(投稿率96.0%)
本棚
10棚
性別
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://ameblo.jp/gnymr432/
自己紹介

自分では決して出来ない体験が出来たり
感動の涙を流したり、ハラハラドキドキしたり
こんな素敵な『本』と言う出会いが出来て
私はラッキー!って感じです^^
もっともっと私を幸せにしてくれる
そんな本に出会えたらな~
そして色んな種類の本を皆さんから
教えて頂けたらな~と思います。

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