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2024年11月の読書メーターまとめ

バーニング
読んだ本
22
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6132ページ
感想・レビュー
14
ナイス
47ナイス

2024年11月に読んだ本
22

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • KS

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

バーニング
稲葉振一郎や村上潔らによる立岩真也の議論に対する批評も含まれるが、多くは立岩の共同研究者や立岩が立命館で育てた研究者たちによる追悼文集といった構成。立岩自身が『現代思想』で何度も連載を持っていたという縁も影響しているだろうが、一冊丸ごとこういった構成は珍しいなと思いながら読んでいた。なぜ彼の死を関係者が悼むのか、残された仕事や課題にどう向き合うべきなのか。生きること、というシンプルで複雑な事象に対していろいろな事を考えながら読んだ一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
14

バーニング
もともとはポッドキャストの企画だったとのことだが、その企画が盛り上がったことで書籍化し、翻訳された一冊。車椅子の弁護士であるキム・ウォニョンはすでに日本で紹介されていたが、まだよく知らなかった人たちの文章がアンソロジーのような形でこうやって読めることも楽しい一冊だった。
バーニング
1983年刊行。今から40年ほど前の刑務所事情がどのようなものだったのかを概観する一冊。近年刑務所改革が続いているため大きく様変わりする様子だが、根本的な部分は維持されているとも感じた。ただ犯罪傾向はかなり違い、暴力団員を収容する難しさや、少年犯罪の増加を危惧するなどは時代を感じる。少年犯罪に関しては子どもの数が多かった時代ゆえに非行の多さもあったのかもしれない。
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バーニング
単行本で一度読んだが文庫を機に読み直し。美しい思い出も悲しい思い出もたくさんある二人の記憶を整理して閉じこめるような、とてもあたたかくて優しい本だと思う。
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バーニング
タイトルからは少し想像しづらいが発達障害に関する優れた入門書だと感じた。支援者や専門家なら既知の情報も多いだろうが、詳しく知らない人にどのように解説すればいいのかのヒントも多く詰まっており有益だと感じる。入門書らしく全体的に読みやすく、かつ発達障害概念の歴史は近年の動向はあるが説明が過度に専門的になってはいないいので最初の一冊として読むのも良いだろう。また、よくある「誤解」の例も多く収録されており、子どもに関わらず成人を含めた発達障害に関心のある一般の人にオススメできる構成になっていると思う。
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バーニング
1980年の松浦理英子を知れた。
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バーニング
『あまりにも真昼の恋愛』を思い出しような、内向的な心の繋がりを丁寧に掬い取った恋愛小説。過去のつらい経験や、自分を支えてくれた映画の数々など、思い出されるものの多さがかけがえのない今に繋がっていく。そして喪失だけではないのだ、と思わせるラストもよかった。美しかったとおもう。
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バーニング
アメリカ政治の専門家として4年に1度の大統領選挙の時には各メディアで引っ張りだこの著者だが、博士論文は意外にも政治学ではなく社会学を応用した文化人類学のフィールドワークだった。ただ90年代後半を巡ることによって現代に繋がる分断の芽生えがわかる一冊になっていて、今だからこそ読み応えのある記録となっている。現代アメリカとて、永遠に未完の近代化の最中なのかもしれない。
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バーニング
写真集かと思いきや思った以上に字数が多く読み応えがあった。全体的になおぼうの人柄を詰め込んだ構成だが、最後の方にまさかの両親登場なのもご愛嬌ですね。楽しい一冊でした。
バーニング
この小説の執筆同期がDeNAキャンプを見るために沖縄に滞在したこと、と解説で大森望が書いておりニヤッとしてしまった。優勝おめでとうございます。歴史とは記録によって作られるが、記録を残してきた名もなき人がきっと居たことにも思いを馳せる。そういう話として読んだ。
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バーニング
ツイッターに長々とした感想を書いているのでリンクを貼っておきます。 https://x.com/burningsan/status/1854455479843602520?t=5wKGGl7kLujWB_ygO-vrRg&s=19
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バーニング
稲葉振一郎や村上潔らによる立岩真也の議論に対する批評も含まれるが、多くは立岩の共同研究者や立岩が立命館で育てた研究者たちによる追悼文集といった構成。立岩自身が『現代思想』で何度も連載を持っていたという縁も影響しているだろうが、一冊丸ごとこういった構成は珍しいなと思いながら読んでいた。なぜ彼の死を関係者が悼むのか、残された仕事や課題にどう向き合うべきなのか。生きること、というシンプルで複雑な事象に対していろいろな事を考えながら読んだ一冊だった。
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バーニング
単行本2冊を合本した3編収録の文庫本。表題作の「小隊」が最も長く、クオリティも一枚抜けている。短編というより中編として読んだほうがいいだろうという出来栄えである。序盤に登場する避難拒否を示す34歳女性をもっとストーリーに組み込んで欲しかったものの(ほとんど唯一と言って良い一般市民の登場だったため)、見えない敵と見えない戦場の恐怖、日常生活が続く外の世界と隔絶された任務の耐え難さなど、平和国家でありながら地政学的リスクを常に孕んでいる日本(特に北海道)というスケールを小説としてうまく利用出来ていたと思う。
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バーニング
小物のヤクザや借金取りの登場に加えてベタベタなロマンスなど馳星周っぽさを交えながらもしっかりした競馬小説であり、北海道小説になっている。競馬の専門用語も多く登場するがその都度丁寧に解説されているのもいいし、ステイゴールドっぽさい気性の荒さとシルバーコレクターっぷりを見せるエゴンウレアに託す夢が中日新聞杯! なのもリアリティがあって良かったと思う。ジャパンカップを回避して臨む悲願の重賞初制覇に関係するキャラクタ達がちょっと夢を託しすぎではあるけど、競馬ってそういうものだなということも思い出させてくれる一冊。
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バーニング
よく知っている一穂ミチが帰って来たなと思いながら読んでいた。お仕事ものを書かせると本当にこの人はキャラの書き方(キャラ同士の関係性、距離感、親密性etc.)が抜群にうまい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/12(5563日経過)
記録初日
2007/11/25(6220日経過)
読んだ本
3145冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
904491ページ(1日平均145ページ)
感想・レビュー
1462件(投稿率46.5%)
本棚
166棚
性別
職業
大学生
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
https://dailyfeeling2003.blogspot.com/2019/06/index.html
自己紹介

現在は東京での大学生活を終えて高松でおしごと中。最近ガイブンとSFが熱いです。

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