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2024年11月の読書メーターまとめ

ダイキ
読んだ本
61
読んだページ
17830ページ
感想・レビュー
5
ナイス
15ナイス

2024年11月に読んだ本
61

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ダイキ
「向こうから来る人は黴菌だ。それくらい人が嫌いだったの。〔略〕私が好きでない人はみんなに嫌われているということがわかった。嫌われるたちだ。けど、どこか好きなとこがあるだろう。見たら、お手洗いに行くときのスリッパの脱ぎ方がきれいだ。あ、それだけでもいいじゃないの。その人が好きになった。好きになるように努力したら、その人がすごく喜んでくれた。すごく喜んでくれた。だんだんだんだん善人、いい人になってくれた。私は好きになることが、どんなに人を助けるかということがわかった。」(わが人生に母と映画あればこそ)
ダイキ
2024/11/11 20:18

「映画はただの娯楽ではなくて、映画は人間の教室ですね、人間教室ですね、愛の教室ですね。私は映画からどれだけ愛を受けて、その愛を見ながら、涙をためて、心の皮膚を丈夫にしたかわかりません。心の皮膚が乾かないで、いつまでもいつまでも愛というものを染め込んで今日まで来ました。私は映画からいちばん立派なものを得ました。」(〃)

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

ダイキ
71年生まれ。原型歌人会。齋藤史に師事。  「をみなごは魂とりかふる遊びせり互みの声に「猫(マオ)、猫」と呼ぶ」・「その先に神在るごとし地ひくく蟻は動かぬ蟻を運べり」・「まるで蛾のやうにひとりだ雨の夜のドラッグストアで買つたevian」・「飲食は皿を汚してなされけり異性の指が動くみづいろ」・「父として壁でありたし叩いても叩いても胸やがて秋雷」・「鉛筆は転がしたつて匂はない電話を待てばそんな孤独だ」・「電柱の真下で酔つて吐いてゐるわたしの胸の中の、水仙」
ダイキ
2024/11/25 20:28

「バス時刻表読み解いてこの(若くみづみづしい)夕立を抜け出さう」・「鍵五つ持てば世界にはろばろと五枚の扉暮れてゆくかも」・「夕立に町がすつかり包まれて、しびれる たつたひとりの夏は」

が「ナイス!」と言っています。
ダイキ
「キャンプより戻りて石段(きだはし)のぼりゆく少女の長き髪晩夏光」・「煮えたぎる釜より巫女は冬空へ鳥放つごと笹うちひろぐ」(春日若宮おん祭 御湯立)・「ほつほつと松明の火をこぼしつつ闇に標をなす先も闇」(春日若宮おん祭)・「月には夜々を数へ続ける男神ゐて天文学的数に足す一」・「天指して 伸びゆく竹の あをあをと めぐりに春の 光はあふる」
が「ナイス!」と言っています。
ダイキ
「まにあうまだまにあう/とおもっているうちに/まにあわなくなった/ちいさなといにこたえられなかったから/おおきなといにもこたえられなかった/もうだれにもてがみをかかず/だれにもといかけず/てんしはわたしのためにないている/そうおもうことだけが/なぐさめだった/なにひとつこたえのない/しずけさをつたわってきこえてくる/かすかなすすりなき……/そしてあすがくる」(泣いている天使)
が「ナイス!」と言っています。
ダイキ
「向こうから来る人は黴菌だ。それくらい人が嫌いだったの。〔略〕私が好きでない人はみんなに嫌われているということがわかった。嫌われるたちだ。けど、どこか好きなとこがあるだろう。見たら、お手洗いに行くときのスリッパの脱ぎ方がきれいだ。あ、それだけでもいいじゃないの。その人が好きになった。好きになるように努力したら、その人がすごく喜んでくれた。すごく喜んでくれた。だんだんだんだん善人、いい人になってくれた。私は好きになることが、どんなに人を助けるかということがわかった。」(わが人生に母と映画あればこそ)
ダイキ
2024/11/11 20:18

「映画はただの娯楽ではなくて、映画は人間の教室ですね、人間教室ですね、愛の教室ですね。私は映画からどれだけ愛を受けて、その愛を見ながら、涙をためて、心の皮膚を丈夫にしたかわかりません。心の皮膚が乾かないで、いつまでもいつまでも愛というものを染め込んで今日まで来ました。私は映画からいちばん立派なものを得ました。」(〃)

が「ナイス!」と言っています。
ダイキ
『しろあらし』のみ。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/04(4314日経過)
記録初日
2013/01/01(4376日経過)
読んだ本
3615冊(1日平均0.83冊)
読んだページ
788793ページ(1日平均180ページ)
感想・レビュー
1267件(投稿率35.0%)
本棚
4棚
年齢
28歳
血液型
A型
現住所
大阪府
URL/ブログ
https://slib.net/a/18046/
自己紹介

「彼は後を顧みた。さうしてたうていまた元の路へ引き返す勇気を有たなかつた。彼は前を眺めた。前には堅固な扉がいつまでも展望を遮ぎつてゐた。彼は門を通る人ではなかつた。また門を通らないで済む人でもなかつた。要するに、彼は門の下に立ち竦んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であつた。」(『門』夏目漱石)

「或有身如日初出者、有身沈没如重石者、有挙手向天而号哭者、有共相近而号哭者、久受大苦、無主無救」(『往生要集』源信)





「春の夜のひかりにあへず吹く風にゆくへもしらぬ花のひとひら」(拙歌)

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