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2024年9月の読書メーターまとめ

AICHAN
読んだ本
8
読んだページ
3810ページ
感想・レビュー
8
ナイス
570ナイス

2024年9月に読んだ本
8

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

AICHAN
図書館本。下に大きな洞(ほら)の大きなクスノキのある小さな月郷神社。その洞に入って念を発し念を受けて自分や他人の考えなどを読み取れたりする。なんだか怪しいがそういう神社がある。そこから物語は始まる。東野圭吾らしく、認知症や犯罪や嘘やパパ活といった社会的問題を織り込み、見事なストーリーを展開させる。ただ、クスノキの不思議な力についての説明がまったくなかったのが残念。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

AICHAN

レザークラフトで作ったコインケース 2,000円

レザークラフトで作ったコインケース 2,000円
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2024年9月の感想・レビュー一覧
8

AICHAN
図書館本。下に大きな洞(ほら)の大きなクスノキのある小さな月郷神社。その洞に入って念を発し念を受けて自分や他人の考えなどを読み取れたりする。なんだか怪しいがそういう神社がある。そこから物語は始まる。東野圭吾らしく、認知症や犯罪や嘘やパパ活といった社会的問題を織り込み、見事なストーリーを展開させる。ただ、クスノキの不思議な力についての説明がまったくなかったのが残念。
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AICHAN
再読。江戸時代に入って武士は役人になった。武士の数が多かったため同じ役目に複数の武士を充てた。そんなことを読んで知っていたので、江戸期の武士はよほどヒマだったんだろうなと思っていた。しかしこの『蝉しぐれ』を読み、下級武士はそうでもなかったと知った。村々を回って米の出来を念入りに調べたり、樹木の生育状況を調べたりと、なかなか大変そうだと思った。けれど上級武士はヒマだったようで、上級武士は保身に務めたり競争者を排斥することに熱中したりと、現代のエリート役人・政治家と変わらないと思った。
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AICHAN
図書館本。息子が子どものころ『ハリ・ポッター』の本を次々と読んだ。映画も観た。私も観たけれど何が面白いのかよくわからなかった。娘が30歳になって妊娠し産休を取ったとき、毎日あまりにヒマで、息子から『ハリ・ポッター』の本を図書館から借りて読んだ。先日の親子キャンプのとき、娘が「『ハリ・ポッター』はマジで面白かった!」と言った。そうなのかと思って借りてみたわけだけど、読んでみてどこが面白いのか私にはさっぱりわからなかった。全シリーズ借りちゃったけどあとは返そう…。
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AICHAN
再読。合気道開祖の植芝盛平の一代記。高島隆之助(植芝盛平)は紀州田辺で生まれ、剣術と柔術に親しむ。軍隊に入って戦場に出たとき(日露戦争)、敵の撃つ弾の軌跡が事前に見えるという驚くべき体験をする。また剣術で相手の攻撃が前もって見えるようにもなる。その後、隆之助は北海道開拓に進む。そのとき出会ったのが、大東流合気柔術の内田兎角(武田惣角)だった。隆之助は兎角から合気技の伝授を受ける。これこそ本物の武術だと悟った隆之助は研鑽を積み合気道を創始する…。しかし武田惣角の直弟子の佐川幸義は「植芝盛平は→
AICHAN
2024/09/21 19:23

→合気揚げもできなかった」と証言している。「合気揚げ」とは、ふたりで向かい合って正座し、ひとりが両手を膝の上に置き、もうひとりがその両手の手首を思い切り掴んで体重をかけ、掴まれたほうが両手を挙げる技である。本気で掴まれ体重をかけられたらまず挙げられない。合気を使わなくてはならない。植芝盛平はそれができなかったという。とすると合気道とは何なのか? 植芝盛平は「合気とは愛や」と晩年よく言っていたから、やはり本物の合気ではなく、大東流合気柔術の技に円転などの工夫を加えて創始した武術なのではないか。

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AICHAN
再読。付属のDVDを観ながら読んだ。合気道は実戦性を失ったと感じた。合気会の合気道教室ではこの本に載っている内容で行われる。見てみると、基本的な技についてはわかる。しかし、その技だけでは実戦で勝てない。合気道開祖の植芝盛平は「実戦では当て身7分に投げ3分」と言っている。この本に載っている基本的な技はみな投げ技だ(しかも受け身の取れる投げ技)。受け身の取れない投げ技、当て身技(突き・蹴り・頭突きなど)がない。合気道の基本投げ技をマスターしたら、受け身の取れない投げ技、当て身技をマスターすべきだ。
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AICHAN
Kindle本。再読。1959年(昭和34年)に起きた「BOACスチュワーデス殺人事件」の清張流のフィクション。カトリックのドンボスコ教会の神父が、ドンボスコ教会が運営していた幼稚園の保母と付き合いはじめる。神父はその女性にスチュアーデス(CA)になるよう勧める。ろくに英語もできない彼女は、しかしスチュワーデス試験に合格して日本・香港線に乗務しはじめる。ところが神父は東京善福寺川で彼女を扼殺する。警察はその神父に疑いをかけ捜査するが、教会側は頑としてその神父を出さず…。この事実に基づいたフィクション。→
AICHAN
2024/09/17 06:37

→フィクションといってもおそらく事実だったろうという内容。ただ松本清張には偏見が多すぎる。肉食の西洋人は性欲が強いとか、マスターベーションをしていると成績が下がるとか、女性とはこういうものだとか…。このフィクション小説でも、教会の外国人神父は美食しているから性欲が強く、それを抑えきれず幼稚園で働く女性たちと次々と関係を持ったというように書いているが、そういう見方はよくないと思う。確かに食糧難のときだったから日本人はろくな食べ物も食べずに我慢していた。けれど、ちゃんと子どもは生まれていたのだ。

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AICHAN
再読。「ケンカ空手」といえば大山倍達の極真会空手だという印象が強いと思うが、それ以前からケンカ空手家は存在した。那覇の本部朝基はストリートファイトで自分なりの空手の技を練り、本土に出てきたときは京都で白人ボクサーと闘い倒した。小西康裕は空手界を他の武道と同列に扱ってもらえるよう尽力したほか、空手の型に円の動きを取り入れて独自の流派を拓いた。澤山勝と山田辰雄は実際に打ち合わない空手に見切りをつけて日本拳法という今でいうキックボクシングに近い格闘技を作った。血湧き肉踊るケンカ空手小説。
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AICHAN
Kindle本。再読。政宗の末子である伊達兵部少輔宗勝は伊達家宿老のひとりで、長年にわたる権勢争いにより存在感を増していた。伊達宗勝は数名の藩士をそそのかして藩主陸奥守綱宗を新吉原で遊ばせた。伊達宗勝は幕府老中の酒井雅楽頭にこれを密告し、藩主を逼塞させ、さらに家臣たちに、藩主をそそのかした彼らを「上意討ち」として斬り殺すように命ずる。伊達宗勝は酒井雅楽頭と結託し、仙台藩を2つに分割し、30万石を得ようと画策していた。しかし伊達家重臣たちの骨折りで綱宗の2歳になる子を新藩主として幕府に認めてもらった。→
AICHAN
2024/09/08 04:35

→新藩主が幼いということで伊達宗勝が後見役に就いた。このままでは藩は伊達宗勝のいいようにされる、それも伊達宗勝がその実子を新藩主に据えるという噂が流れ、一部の重臣たちは考え対策を練る。原田甲斐たちがそれだ。いわゆる「伊達騒動」の内実を描いた作品。巷間では原田甲斐が悪役にされているが、この本では良臣になっている。それは山本周五郎の新解釈による。その解釈は正しいと思った。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/26(5537日経過)
記録初日
2000/01/01(9093日経過)
読んだ本
6572冊(1日平均0.72冊)
読んだページ
2031140ページ(1日平均223ページ)
感想・レビュー
2121件(投稿率32.3%)
本棚
0棚
性別
年齢
67歳
血液型
A型
URL/ブログ
https://ameblo.jp/aichanzw
自己紹介

大腸ガンで喘息でカンジダ症で花粉症で双極性障害でパニック障害でPTSDで対人恐怖症気味でムズムズ脚症候群で睡眠障害でレム睡眠行動障害で下痢型過敏性腸症候群で頚椎症で胸部と腰の神経痛持ちで手足の痺れと強ばりが常にあってリウマチ気味で偏頭痛持ちで耳炎で誇大妄想気味で被害妄想気味で自律神経失調気味で常に目が霞んでいて白内障になりかけていてメマイがあって自分の歯が数本しかなくて、ナルコレプシー(眠り発作)や睡眠時無呼吸症候群や脳梗塞になりそうっぽくて(以下省略)、超貧乏で悩み多き日々を過ごしている情けないオジサンです。

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