ネタバレ加賀恭一郎シリーズ。閑静な高級別荘地で4家合同恒例BBQ後に連続殺人事件（5人殺害、1人重傷）。犯人は豪華ディナー堪能後に自首したが、死刑希望で心証良くする気が無く捜査に非協力的で殺害理由捜査が進まない。残された家族は真相を知るため「検証会」、長期休暇中の加賀が進行役。監視カメラの機能不全等、不可解事象を挙げ、共犯者の存在かつ検証会同席可能性を加賀が提示し参加者は疑心暗鬼。「あなたが誰かを殺した」手紙を参加者多数が受け取っていることが判明。単なる脅しか真実か。意外な犯人たちだが、加賀はどんな嘘も見逃さない

ネタバレ健康や食品など身近なものから地球規模の環境問題まで、あらゆるものに大きな影響を与えているpHをわかりやすく解説。ｐHとは水素イオン（H⁺）濃度で、全ての物質は濃度の違いで酸性（6未満）、中性(6以上8以下)、アルカリ性(8超過)に分けられる。パンがふっくら焼ける、お酒の味わい、腸内で善玉菌が活躍、植物・農作物が良く育つ（畑に灰をまくと作物がよく育つ）、こむら返り（pH乱れ）、ベートーベンの難聴（ワインのｐH）、地球温暖化（海水のpHの酸性化）、パンデミック、みんなｐHが関わっている。実に盛りだくさん。

ネタバレ生活苦に直面し社会から孤立している高学歴者の悲惨な実態を明かす。月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、ロースクールを経て「ヒモ」、教育費2000万円かけたのに無職。はじめに：学歴の賞味期限。序章：犯罪者になった高学歴難民：これ以上家族に迷惑を掛けられない、悩みを共有できる人がいない、俺を見下した奴は死刑、自分だけ幸せになるなんて許せない、未来を奪ってやりたい。【1】博士課程難民：難民生活を支えるアルバイトの実態。【2】法曹難民：法科大学院が生んだ難民、CAから検察官へ華麗なる転身を夢見て

ネタバレ企業経営者の勉強会「向研会」講演＋『週刊ポスト』連載「ビジネス新大陸の歩き方」2022年2月以降。シニア層世代が人生を楽しむほど世の中のお金が回り出す。日本の超高齢社会の現状を分析しつつシニアビジネスを提案。さらにシニア層から見た晩年の生き方についても提言。超高齢社会を世界に先行して体現している日本は「課題先進国」であり未来像を示すべきだが、1980年以降生まれの若者世代は、物心ついた時からずっと不景気で、顕著な「低欲望社会」。金利を下げれば消費や投資が拡大するというケインズ経済学に逆らう国民になっている

ネタバレNHK「にっぽん百低山」。酒場詩人・吉田類が全国の30低山をガイド：標高・距離・時間、アクセス、下山後に行きたい地元の名店、コラム。昼休みのほのぼの、ほんわかな番組の雰囲気そのまま。【北海道。東北】手稲山、藻岩山、函館山、田代岳、本山、太平山、姫神山、泉ヶ岳、猫魔ヶ岳、【関東】月居山、岩櫃山、川苔山、鋸山、鍋割山、大平山、金時山、【中部】角田山、弥彦山、羅漢寺山、【近畿】伊吹山、金剛山、龍王山、六甲山最高峰、【中国・四国】弥山、像頭山、横倉山、【九州・沖縄】名護岳、鶴見岳、貫山。

ネタバレ小説現代・小説新潮・野生時代・すばる－2007、08、22、23。ついに封印が解かれた、原田マハ初のノワール小説6編、禁断の書、衝撃の小説集。禁じられた遊び、爛れたエロス、閃く殺意。アート世界の闇にうごめく秘め事とは？崇高・高尚なアート小説イメージのあった原田マハの偶像・イメージが崩れた。①深海魚：女子高生瀬川真央は、小4時代の親友佐々木流花に再開し、小さな押し入れの暗闇「海の底」で。②楽園の破片：高木響子はかつての浮気相手レイとの講演会場に遅れそうで司会者アーノルドに連絡、20分遅れで到着したが。

ネタバレ書き下ろし。「神様のカルテ」著者・夏川草介作品こそが、私の至福の読書時間。大学病院を出て地域病院で人と向き合う医療に専念するという同じ構図で、神様のカルテを凌駕？その医師は最期に希望の明かりをともす。京都の地域病院で働く内科医・雄町哲郎は、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。最愛の妹が若くしてこの世を去り、一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得た。哲郎の力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉（まつり）を哲郎のもとに送り込む。

ネタバレ稀代の映画監督・行定勲は、何を基準にヒロインを選び、その美しさと醜さをどう作品に封じ込めてきたのか。日本を代表する女優たちについて、自らのフィルモグラフィを振り返りつつ、知られざるエピソードとともに語り尽くす。序章：1998年。1章2020-2016：「劇場」松岡草末優、「ナラタージュ」有村架純、「リバーズ・エッジ」二階堂ふみ、「ピンクとグレー」夏帆・岸井ゆきの。2章2014-2010：「真夜中の五分前」リウ・シーシー、「円卓　こっこ、ひと夏のイマジン」芦田愛菜、「今度は愛妻家」薬師丸ひろ子。

ネタバレ歴史をおさえると各国の思惑がよくわかる！地政学の知見を取り入れながら、各国がどのように自国と世界を見ているかを辿る。急成長中のIT大国インド、世界のリーダーの座を狙う中国、ウクライナ侵攻に突き進んだロシア。①世界一の人口を誇るインド「我が国は世界最大の民主主義国だ」。②中華思想を国名にした中国「我が国が世界の中心だ」。③領土をふたたび拡大したいロシア「もっと我々に敬意を払うべきだ」。④揺らぐ移民大国フランス「人権がなにより大切」。⑤新しい同盟関係を尊重するイギリス「我が国はヨーロッパではない」。

ネタバレ薬で数値を下げる、高齢者から元気と活力を奪う「引き算医療」に警鐘を鳴らし、血圧や血糖値のコントロール、サプリメントや食生活など、「足し算医療」の具体例を紹介。と謳っているが、いつもの和田さん主張の内容を組み替えただけの印象。60代からの賢い生き方と選択すべき医療は、「がまん」をやめて、「楽しい」を足す。歳をとって衰えを感じたら、元気になれるモノ、コト、薬、生活習慣を「足し算」しよう。元気の源はメンタル。メンタルが元気であれば、多少体が衰えてきても、活力は保てる。

ネタバレ写真家「田中ハル」（この方自身も虐待サバイバー）が2019年に催した「虐待サバイバー写真展」のモデルになった5人の語り。著者は「私、子宮がんやめました」2022の嶋守さやかさん。児童虐待の暴力がすぐ目の前にある人たちにおくる証言集。凄惨な過去を背負い、後遺症に苦しみながらも今を生きている。背景や経緯に関するところはともかく、実際の虐待場面の描写・証言には目を覆いたくなってしまう（実際、読み飛ばした）。こういうことが実際に起こっていることを認識し、なくすために社会をどう変えていけばいいのか、と大仰に構えると

ネタバレ「評判悪いよ」「夢を持て」「劣化」「迷惑かけるな」など「聞いてはいけない職場言葉」（仕事での悩みの多くは、この種の言葉により引き起こされる）から解放され、前向きに働きたい人のための解毒剤。先輩の囁き、上司の説教、同僚のグチは、聞き流しても大丈夫。本当はスルーしていい言葉に影響されたり、流行り言葉に振り回されたりしないために。【1】聞いてはいけない大人の説教：評判悪いよ、絶対大丈夫か？、寄り添う、何とかしろ、机上の空論、夢を持て。【2】新しそうだけど正しい？：老害、劣化、ガチャ、失われた世代、さん付け、

ネタバレ日本科学未来館館長とIBM最高位の技術職を務める研究者（14歳で失明。ハンディキャップを越えアクセシビリティ技術を生み、日本女性初の全米発明家殿堂入り）が、自身の半生と発想の源泉を明かす。多様性のあるチームの方が、より多くのイノベーションを起こすことができると身を持って体験した著者から、一人ひとりが個性を生かし、変化を恐れず前に進むためのメッセージ。日本が誇れる、こんな方がおられたことを知らなかったことが恥ずかしくなる、本当に凄い、感動的。単なる技術者に留まらず、どうしたら色々なことが便利で使い易くなるか

ネタバレ「SFマガジン」2021～23「さようなら、世界ー＜外部＞への遁走論」：試論（エッセイ）。書名は図々しくも「精神史」だが通史的／包括的ではなく、連載時の著者の興味関心に従い、主題は様々な方向へ散乱＆拡散、一般的な新書とは様子が異なる。どんづまりの現実、その外部としての「宇宙」。頭上の暗闇に、人は何を見るのか。「土星からの使者」サン・ラーら黒人アーティストのアフロフューリズム、そしてサイバースペース／メタバースまでを繋ぎ論じる。19世紀ロシアに生じた、ロシア宇宙主義と呼ばれる思想潮流。分子となって銀河に

ネタバレ世界のあらゆるランキングを「地図化」して、地図から読み取れることとその背景を考察。自然環境から人々の生活と文化まで、世界の今が見えてくる! 卵1パックの値段が一番高い国は? 歴代最高気温を記録した国は? 大都市圏の人口は圧倒的に東京が1位。大阪は1990年２位⇒2018年10位。米の生産高は日本1990年8位⇒2019年11位、減反率1位。太陽光発電は日本3位で2010年から2020年で18.6倍、中国は1位で248.4倍。宿泊施設客室数は日本は米印に続き3位、中国は4位。

ネタバレ50を超える国際データをデータ解析のプロ・元国税調査官が比較検証して読み解く。実質的に世界一の資産大国・債権国ではあるが、少子高齢化が進み、格差が広がる日本の衰退を防ぐ方策は？①社会インフラは途上国並み：世界有数の公共事業大国だが災害死者数多く、首都圏の道路も整備不足、地方のの下水道普及率は途上国以下、水洗トイレがない家が未だに多い。街中に電柱があるのは先進国では日本だけ。②病院は多すぎ医者は少なすぎ：いびつな医療界・国家予算で一番大きいのは医療費、病床数世界一、集中治療室が異常に少ない、民間病院が儲かる

ネタバレ日本人が想像力を伸ばせない7つの原因を解説し、想像力のリミッターの外し方を伝える。トップアスリートになる夢も、生成AIにない発想力も、他者への共感力も「想像力」が原点。日本人が想像力を伸ばせない7つの原因：①なにかあったらどうするんだ症候群、②自分の中の手強い前例主義、③完璧主義すぎる、④他人と比べて目標を立てる、⑤思考や行動にブレーキをかける、⑥タイパ重視が想像力を鍛える機会を失わせる。⑦意味を考えず何気なく言葉を使いがち。

ネタバレ書き下ろし。絶賛沸騰の王道ファンタジー。「家を抜け出し、少女は銀呪の森へたどり着く」。聖イジョルニ帝国フェデル城で家に縛られてきた貴族の娘ユリアは、英雄・騎士団長の父と旅に出た。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。その数々に魅了されたユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。

ネタバレ親の養育態度を4分類（①過保護型／②高圧型／③甘やかし型／④無関心型）し、それぞれのタイプにひそむ危険や注意点を、非行・犯罪の事例とともに心理学的観点から解説。支配X保護⇒①過保護型、支配X拒否⇒②高圧型、服従X保護⇒③甘やかし型、服従X拒否⇒④無関心型。非行少年の親の養育態度への認識は、厳し過ぎる／気紛れ／無関心。①過保護型は、親が先回りして安全を確保したり障害を取り除いたりするため、子どもは問題解決力が身に付かない。子どもは依存的になり、自立心が育たない。親子で共依存に陥り易い。親が厳し過ぎると

ネタバレ加賀恭一郎シリーズ。閑静な高級別荘地で4家合同恒例BBQ後に連続殺人事件（5人殺害、1人重傷）。犯人は豪華ディナー堪能後に自首したが、死刑希望で心証良くする気が無く捜査に非協力的で殺害理由捜査が進まない。残された家族は真相を知るため「検証会」、長期休暇中の加賀が進行役。監視カメラの機能不全等、不可解事象を挙げ、共犯者の存在かつ検証会同席可能性を加賀が提示し参加者は疑心暗鬼。「あなたが誰かを殺した」手紙を参加者多数が受け取っていることが判明。単なる脅しか真実か。意外な犯人たちだが、加賀はどんな嘘も見逃さない

ネタバレ池上彰とパックンが歴史に残る名言を紹介し、現代史と世界情勢の要点を話術のコツと合わせて総覧し、歴史に残る名言を味わい尽くす。チャーチルの第二次世界大戦の戦況を逆転させた演説から、ドイツ発史上最強の謝罪演説、ゼレンスキーの戦時下演説まで。解説がとても深くて、いやぁ、ついていけないなぁ、というのが正直な感想。武器にも癒しにもなる言葉の力には同調するが、その背景の戦略の深さは恐れ入る。日本人は下手で、昭和天皇と安倍晋三が掲載されているが番外編とのこと。

ネタバレ『週刊新潮』。前作「よくも言ってくれたよな」。コロナを含めて折々の社会の空気感を取り上げ、それにまどわされる過剰反応な人たちがどれほど多いのかについて克明に綴る。著者はコロナ騒動が始まってからの3年余を「壮大なるパニック実験」だったと振り返る。人間とはいかに愚かで「自分だけが正しくて他人は全員無能」と考えているか。【1】それって過剰反応では。【2】コンプラ全盛時代の違和感。【3】節操のないメディア。【4】マスクゾンビ国家からの逃亡。【5】ビックリ事件簿。【6】可もなく不可もなし。【7】ラクに生きよう。

ネタバレ『Sports Graphic Number』21年1月から連載53回「令和名棋士案内」＋5名＝58名。前人未到の八冠制覇へひた走る藤井聡太と、この若き巨星に挑む棋士たちの特性や魅力を、観戦記者の第一人者が紹介。知っている棋士の名前は少なく、①②⑤⑦ぐらいかなぁ、紹介内容も将棋マニアックなのでなかなか。①八冠全制覇：藤井聡太。②対藤井タイトル戦経験者：渡辺明：藤井にだけ敗れた男の次の10年、豊島将之：特別な対策はしません、永瀬拓也：楽しみではないです、菅井竜也、広瀬章人、木村一基、佐々木大地。

ネタバレエリートなのに仕事ができない-。高学歴でありながら発達障害を抱える人が少なからず存在し、彼らはイメージと実情の狭間で理解が得られず、周囲と自分を比べては落ち込み、アイデンフティティの葛藤を抱える。理解が得られにくい不条理に自身も発達障害者である著者が、当事者、大学教員、精神科医、支援団体への取材を通じて、発達障害が取りざたされる背景にある「異質であること」「非効率的であること」に不寛容な社会の姿を浮かび上がらせる。

ネタバレちまたに溢れる特に勘違いされがちな目の健康法、健康情報を取り上げ、正しい知識を解説。放っておくと危険な目のサインや、目の健康のセルフチェック法も紹介。【1】ちまたに溢れる目の健康常識は眼科専門医の非常識：×ブルーベリーは目にいい・○アントシアニンに疲労軽減効果、×緑を見ると目にいい・○遠くを見ると近視が進行いしづらい、×暗いところ目が悪く・○近くで見ると目が悪くなる、○メガネを使っても近視の進行度合いは同じ、○20代から老眼は進行、○ブルーライトカットメガネはあまり効果がない、×視力は改善できる・

ネタバレ『群像』2021-23。バイト仲間との愉快で切実な日々を描いた4作品：①ハジケテマザレ、②モンキードーン、③フェスティヴィタDEATHシ、④ウルトラノーマル。コロナで派遣切りに遭った私・真野は食い繋ぐためにイタリアンレストラン「フェスティヴィタ」（シェフ：横山）に辿り着く。ベテランのマナルイ（マナツ、ルイコ）コンビ、超コミュニカティブでパーリーピーポーのヤクモ（23歳イベント会社）、大概の欠点ならチャラになるくらいかわいいメイちゃん（美大造形学部2年・生ハムと美術館）、カレーとDJに目覚めたフランス人の

ネタバレ『ミステリマガジン』2021年5月～22年3月全6回：①怪文書、②侵入者、③失策、④失態、⑤家族、⑥破滅の足音。私立探偵・須賀大河は、巨大IT企業「ZQ」社長になった旧友・春山遼太郎から会社を誹謗中傷する怪文書の調査を依頼される。中傷はやがて脅迫へ。犯人に罠（隠し監視カメラ）を仕掛ける大河だが行く手には思わぬ悲劇（失策・失態）。高度なセキュリティを誇る会社ゆえに、怪文書を廊下に貼り付けられるのは社内の人間が最も疑わしい。社長は1枚岩で結束しているというが、ワンマン社長で反発を抱いている者も。ほぼ創業期から

ネタバレ森保一を長年取材してきたジャーナリスト二宮清純が、森保一の本音と秘密に迫る。2022年ワールドカップで歴史的快挙を成し遂げたサッカー日本代表監督・森保一は、一瞬の判断のために、日頃どんな準備をしているのか。

ネタバレ小説幻冬Vol.68-79。奥多摩の山中（青梅署管内）で他殺体発見。警視庁捜査一課の樋口班は現場に急行。殺されたのは女子高生で、売春の噂があったことが判明する。樋口顕は被害者の友人の美人女子高生・成島喜香と戸外で面会する。マスコミネタにされるが樋口は気にしない。喜香は女子高生企業集団ポムのゲストメンバーだが、樋口を誘った狙いは？殺害は渋谷署管内の疑いが強くなり、警視庁・渋谷署・青梅署の合同捜査本部となる。【警視庁捜査一課・樋口班】◎樋口顕：警部「私は悲しいです」・妻恵子・娘照美ー秋葉康一衆議院議員広報担当

ネタバレ人生を楽しくする会話術の決定版。会話力をあげる簡単かつ、効果的な方法を紹介。3つのキーワード：「思い込み」「決めつけ」「観察」に気を付けるだけで、会話における後悔は格段に少なくなる。「言わなきゃよかった」がなくなるヒントが満載。【1】「思い込み」がコミュニケーションを台無しにする：直感を熟慮する。推測＋ちょこっとアクションで思い込み排除。決めつけた言い方は避ける。思い込みは相手を不愉快にし敵を作る。「いや待てよ」と言えば先入観の脅威は消える。「威圧的な人」には、許し難い態度と話したい内容を切り離して考え、

ネタバレ人工知能チャットボット「ChatGPT」の根幹をなす「ニューラルネット」「大規模言語モデル」の基礎と歴史について、自らも質問応答システムの開発に携わる理論物理学者が詳細に解き明かす。進化を続ける生成AIの可能性と限界はどこにあるのか。2部構成で、第1部は、ニューラルネットを長年研究してきた著者の知見から、ChatGPTは何をしているのか、なぜ動くのか、を解説。次に来る語を探している（確率に基づき単語を足していく）だけ、ニューラルネットワークの概念と訓練法、トランスフォーマーの仕組みと訓練方法と能力。

ネタバレ起業家、政治家、医師、エンジニア、プロンプトアーティストら18人が、それぞれの業界や専門分野におけるChatGPTの活用事例を紹介。①堀江貴文：全知全能の神。②田端信太郎（ビジネスインフルエンサー）：人間が初めて手に入れた他者。③大川弘一（まぐまぐ創業者）：イラっとくる新卒（優秀な）。④林駿甫（プロンプトアーティスト）：相棒（ドラえもん）。⑤緒方憲太郎（Voicy CEO）：ゲームチェンジの前半５％。⑥松田光希（Anyflow CFO)：バックオフィス「最後の一歩」を改善。

ネタバレ25年以上にわたり医療業界を取材し続けるジャーナリストが製薬会社の“本性”と薬の真実を明かす。軽度高血圧に降圧薬は意味ない、コレステロール低下薬で心筋梗塞を予防できるのは100人飲んで1人だけ。製薬会社は薬の効果が大きく見える「相対リスク減少率」で示すが、実態は「絶対リスク減少率」や「NNT」で判断すべき。全身にコレステロールを運ぶLDLを悪玉、余分なものを回収するHDLを善玉と呼ぶ。コレステロールが血液中に溶け込んでいる比重の低いものがLDL、高いものがHDL。信頼できるかかりつけ医：①すぐ検査ではなく

ネタバレ最新データや数々の専門家の知見から「最悪の被害想定」を明らかに：首都直下地震、富士山噴火、南海トラフ巨大地震、弾道ミサイル、気象災害、命を守るために、何をやるべきか。【1】最悪のシミュレーション：1703年真冬に元禄地震で10m超の津波＋4m土地隆起、1707年宝永地震（南海トラフ）で15m大津波＋49日後に富士山の宝永大噴火2週間、2つの地震＋富士山噴火の大連動。【2】首都直下地震の本当の恐怖：耐震化基準は、旧耐震1980以前、グレーゾーン2000以前、新耐震2000以降（接合部金具、バランスよい配置）

ネタバレ「異形コレクションL（蠱惑の本、秘密、狩りの季節、ギフト、超常気象、ヴァケーション）＋書き下ろし。新鋭作家が凶暴な想像力で紡いだ絢爛甘美な物語7編：①本の背骨が最後に残る、②死して屍知る者無し、③ドッペルイェーガー、④痛妃婚姻譚、⑤金魚姫の物語、⑥デウス・エクス・セラピー、⑦本は背骨が最初に形成る。①⑦物語を語る者が「本」と呼ばれる国。1冊（一人）につき1つの物語だが、稀に同じ本に異同が生じると、どちらかが「誤植」と断じられ「焚書」される。その判定イベントが「版重ね」。まるでコロッセオで行われる闘牛みたい

ネタバレ週刊朝日2022～23「未到の静けさ」。前代未聞「二児同時誘拐事件」（1児は囮で間もなく救出、もう1児は身代金受渡失敗で4歳時不明、7歳時に祖父母家に表れる）から30年。新聞記者の門田は本件捜査の中心にいた旧知の中澤刑事の死をきっかけに被害男児・内藤亮の「今」人気写実画家・如月脩を知る。事件の真実を求め再取材を重ねた結果ある写実画家・野本貴彦の存在が浮かび上がる。7歳で発見された時拉致被害少年は3年間の過ごし方を決して話さなかったが、乱れた生活を送る産みの親からは想像もつかない、育ちの良さが身についていた

ネタバレ『群像』2023年7月号。長い小説ではないのに2年半以上書いていた。人間の存在を特徴的なシチュエーションそのものでも、表現するような小説、列というイメージが浮かんだことで書くことができた。ある動物の研究者である「私」はいつのまにか「列」に並んでいた。先が見えず、最後尾も見えない。だれもが互いを疑い、時に軽蔑し、羨んでいる。この現実に生きる私達に救いは訪れるのだろうか。第1部：灰色の鳥、多色の鳥、木を殺す木、椅子、傷、噂、列（に並ぶこと）。第2部：猿（の観察調査）、七年前、火、不自由、悪質個体。

ネタバレポプラ社HP連載＋書き下ろし。写真家・幡野広志が1枚の写真と共に日常を切り取ったエッセイ集。行きたい場所へ行き、会いたい人に会う、生きたいように生きる。息子が生まれた日が雨だったから、雨の日は何年たっても今日のことを思い出せるんだよと、と伝えられた小学生の息子は感慨深いものがあり「その話ヤバいね、おとうさん」。好物・チョココロネを息子が食べたいと言い出した。快くあげた。そうすることでいつか自分の好きなものを誰かに快くあげられる。ちょっと頂戴と息子にお願いすると「いいよ！」と快くちぎってくれた。肯定の連鎖だ

ネタバレ基本的な植物油60種類を50音順に並べ、各オイル（オリーブオイル、ゴマ油、大豆油、菜種油、他）の写真と共に、特徴や基礎知識、利用方法を紹介。オイルを使った料理や美容目的の使い方も掲載。美容と健康はオイルから。こんなにいろんな種類があったんだ！【1】オイルの基礎知識：油脂、精油（エッセンシャルオイル）と植物油、油の歴史、搾油方法、脂肪酸、酸化。【2】オイル図鑑（50音順抜粋、末尾オイル省略）：アボガド、アーモンド、アロエベラ、小麦胚芽油、クルミ油、エゴマ油、オリーブ、カシュー、ひまし油、キャロット、