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2024年3月の読書メーターまとめ

万葉語り
読んだ本
17
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5156ページ
感想・レビュー
17
ナイス
1111ナイス

2024年3月に読んだ本
17

2024年3月のお気に入り登録
4

  • toshi
  • I (et al.)
  • jun☆ai
  • かっくん

2024年3月のお気に入られ登録
4

  • toshi
  • I (et al.)
  • かっくん
  • jun☆ai

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

万葉語り
昨年の本屋大賞の続編が今年もノミネートされたことに抱いていた違和感が納得感に変わった。これは、続編というよりも下巻なのではないか。北原先生の無私を作り出したのは、彼のお人好しの両親だった。情けは人の為ならずという言葉が皮肉に聞こえてきた。しかし、明日見さんも暁海ちゃんもその海のような広さに救われた。北原先生も救われてよかった。【2024本屋大賞ノミネート作品5/10】2024-49
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

万葉語り

職場の人間関係が上手にできない。何で自分はいつまでも幼稚なんだろうと落ち込む。そんな時には読書読書。おススメは何といっても『水車小屋のネネ』この間読み終えたばかりなのにもう再読したい。2024年2月の読書メーター 15冊 4694ページ 1068ナイス ★本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/358549/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
17

万葉語り
短編6編。3月10日に何をしていたか思い出せないのは言われてみればその通りで、いまだに思い出せない。嘘を重ねて自分の劣等感と戦い続ける姿を、他人に馬鹿にされる片桐を主人公にした表題作は痛かった。ロレックスの偽物をして、人のエピソードを剽窃して漫画にするババが主人公の偽物は、巷にあふれていることをちょっとした悪意を込めて書いている。全体的に、哲学者とか小説家ってそんなこと考えてるんだと、知的刺激をもらえて面白かった。【2024本屋大賞ノミネート作品6/10】2024-50
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万葉語り
昨年の本屋大賞の続編が今年もノミネートされたことに抱いていた違和感が納得感に変わった。これは、続編というよりも下巻なのではないか。北原先生の無私を作り出したのは、彼のお人好しの両親だった。情けは人の為ならずという言葉が皮肉に聞こえてきた。しかし、明日見さんも暁海ちゃんもその海のような広さに救われた。北原先生も救われてよかった。【2024本屋大賞ノミネート作品5/10】2024-49
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万葉語り
時代物の短編6編。どうにもならない人間関係に押しつぶされそうな普通の人々のあがきや藻掻きが淡々と描かれる。疎遠だった父親が現れるなり、借金取りが現れる「死んでくれ」がタイトルも含めて一番印象的。人は一般的に良いとされる方に行くとは限らない「幼なじみ」「半分」はそうならないでほしいと思いながら、たぶん裏切られるだろうと思いながら読んだ。面白かったです。2024-48
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万葉語り
袴垂保昌にあふこと、和泉式部と保昌の妙に不釣合いな関係。左大臣の長女でありながら藤原家五の君を婿とした倫子の不思議。いくつもの事実を絡め、胸に響く物語を紡ぎだす。瞳子さんこそ現代の藤式部。菊を愛したのではない、他に咲く花がなかったから愛したのだという保輔の言葉がタイトルで、それまで報われなかった小紅の心が救われて本当に良かった。おススメです。2024-47
kagetrasama-aoi(葵・橘)
2024/03/27 00:04

素敵なレビュー。読みたい本に登録させていただきます。

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万葉語り
シリーズ10作目。相変わらずの竜崎さんには、ひそかにファンが増殖中で本人が全く気付いていないのが面白い。タイトル一夜は豊臣秀吉の小田原一夜城のことで、一晩あれば物事が変わってしまうことのたとえだった。水原一平さんが世間をにぎわせているがちょうどタイミングがあってしまった。犯人は比較的わかりやすく、安心して読み進められた。2024-46
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万葉語り
表題作他短編18編。少年が叔父たちの狩りについていき、叔父の銃でシカを仕留め、最後が意外な顛末の「鹿狩り」妻子を亡くした男が村の乞食を引き取って船頭の仕事を仕込むデビュー作「源叔父」未練たっぷりの失恋を描いた「わかれ」などが心に残った。「武蔵野」は自然主義過ぎて、淡々とし過ぎて、情景が浮かんでくるもののすばらしさを理解できなかった。2024-45
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万葉語り
額賀さんのスポーツものは泣ける。今回も面白くて感動した。なんていうと犬飼に舌打ちされてしまう。誰かのためでなく自分のためにやってることが、他人の思惑に振り回されてしまう人。分からなくて中途半端な人。許される環境を作るのに苦労している人。それぞれが吹っ切れた時の髪色であったり、王様ポールであったり、象徴的なものに成功を予感し出来過ぎかもしれないけど達成した時の爽快感。読書の醍醐味を感じた。2024-44
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万葉語り
文庫旅館の若女将丹家円は本が読めない。それぞれの本が持つ個性的な臭いにアレルギー反応を起こすためである。しかし、その本と同じ匂いを持つ宿泊客に本を紹介することで、客の持つ深い悩みに寄り添うことができる。藪の中、むすめごころ、春は馬車に乗って、小僧の神様、そしてこころ。名作中の名作と呼ばれる作品たちがこんな風に取り入れられた小説は、好みでないはずがない。面白かったです。2024-43
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万葉語り
会社がつぶれることは倒産。会社の余力を残して終わる事を解散。残務処理をすべて終わる事を清算というらしい。経済用語が結構出てきたがなんとか読めたと思う。死体にカラスが群がるような状況にお人好しの畑井さんが振り回されつつも、まっとうに職務と職責を貫いていける余地があってよかった。最後の終わり方が謎過ぎ。畑井さんの受難はまだまだ続くということなのか?面白かったです。2024-42
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万葉語り
人生はいつだって崖っぷち。コロナのせいで夢を、婚約者を、尊厳を、幸せな未来を、生きる気力を失った人々が市役所3階の相談センターに赴き、カウンセラーに傾聴してもらう形式の連作短編。人は真実を語るとは限らない。都合のいいように少しずつ捻じ曲げられた語りの中から謎解きのように真実が炙り出されてくるのが恐ろしくも怖くもあった。面白かったです。2024-41
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万葉語り
作者の家が見てみたい。2024-40
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万葉語り
2024-39
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万葉語り
2024-38
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万葉語り
育ての親の美佐子さんがコロナで失業し、新たな職を探して来た町の高校に転入した僕、海はゲイで隠してもこぼれてしまうその性癖を周囲に揶揄われ、軽いいじめにあう。地方の高校でありがちな展開。もともといじめられっ子の璃子との交流、そして忍との関係性。それぞれの家庭環境のなかで精一杯生きる若者たちが痛い。透明なガラスのような壊れやすく繊細な、でも自分を曲げない硬質な生き方が、みんな不器用だと思った。2024-37
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万葉語り
僕は線を描くの続編。右手の感覚を失くしても、師に止められても書かずにはいられない情熱。それは無知無謀と読み替えられる。そこにある書くべき画題に辿り着くまでの自分探しは人生にも似て、青山君に青春のもがきを見た。あるがまま、ときの過行くまま、言うは易く行うは難し。青山君の未来が幸多からんことを祈る。2024-36
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万葉語り
QPちゃんの反抗期になった原因が一番心に残った。お隣さんは淋しい人というバーバラ夫人の処世術には胸がすっとした。ダイレクトなコミュニケーションが必要な時と、ちょっと距離が欲しい時。手紙って時と場所を超える素敵なコミュニケーションツールだったんだと改めて思う。先代と大島の男性の情熱的な往還も読んでいるだけでドキドキした。三原山に登った時の島全体の穏やかな雰囲気が思い出された。2024-35
が「ナイス!」と言っています。
万葉語り
戦禍で失われる本を守る写本士。印刷するすべが失われ、書物を文字を食べる虫に食われる前にそれぞれの流派が使うインクを使って写し取る。しかし、物語途中で彼らの努力が報われないことが明らかになり、ネバーブルーのインクを竜とともに探す冒険ファンタジー。面白かった。2027-33
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/05/21(3992日経過)
記録初日
2013/05/08(4005日経過)
読んだ本
2669冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
802960ページ(1日平均200ページ)
感想・レビュー
2621件(投稿率98.2%)
本棚
12棚
性別
血液型
O型
現住所
静岡県
自己紹介

 読みたい本がいっぱいあって、常に積読本の山と格闘しています。山が低くなると落ち着かなくなって、図書館のはしごをします。

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