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2025年1月の読書メーターまとめ

mako
読んだ本
10
読んだページ
3339ページ
感想・レビュー
10
ナイス
327ナイス

2025年1月に読んだ本
10

2025年1月のお気に入り登録
1

  • 本よみお

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mako
ネタバレ今回は過去のホーソーンの事件を追う形で、今までとはひと味違った角度から話が進む。過去と現在パート、一人称・三人称、そしてシリーズ通してのホーソーンの謎に事件の謎と、複雑な要素をまとめ上げる手腕はさすが。誰もが被害者を憎く思い、動機は明白と思わせておいてのホワイも利いてる。ホロヴィッツとホーソーンは相変わらずのぎくしゃくコンビだけど、なんだかんだホーソーンを信じているラストもこの2人の関係性らしさがあり良かった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
10

mako
幽霊が見え、会話できる少年ジェイミー。幽霊は訊かれたことに対して嘘がつけない。この能力によって周りの大人たちに振り回されつつも成長していく少年のジュブナイル感溢れるホラー。怖さは抑えめで、巻き込まれていく事件のサスペンスで読ませてくる。ジェイミーと教授の関係性がいいなあ。"嘘がつけない"という設定にも妙があり、そこがラストまでしっかり利いていた。
が「ナイス!」と言っています。
mako
ホラー文庫と思いきや内容はほぼ本格ミステリで驚いた。これは嬉しい誤算。序盤は閉塞的な村の因習といった王道ホラーの雰囲気漂うスタートだったけど、探偵が登場してからはぐっとミステリになる。後期クイーン問題にホラー寄りのアプローチがされるとこんな感じになるのかと面白かった。髪の毛という身近かつ気味の悪さを併せ持つアイテムはやはりホラーと相性抜群。
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mako
主人公の婚約破棄の原因となったメアリーが毒殺された。動機も機会もあった主人公エリノアが犯人と目される中、彼女の無罪を望む者がポアロに調査を依頼。エリノアのロディとメアリーに対する心理描写はロマンス小説としての読み応えも抜群。ひりひりとしたエリノアの心情が緻密に描かれ、事件が起きる前から緊張感を持って読ませてくる。ポアロのラストのアドバイスも微笑ましい。今作でも安定のキューピッドポアロ。
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mako
ユーゴスラヴィアから来た少女マーヤと主人公たちとの邂逅から始まる連作短編。日本を知らないマーヤの視点から浮かんだ疑問が思わぬ展開へ進む日常の謎がメイン。ただ日常の謎にしてはややダークめでほろ苦い読後感。タイトルから予想してはいたけど、そうじゃないといいなと思いながら読んでいたのでラストは悲しさが残る。
が「ナイス!」と言っています。
mako
サブタイトルに興味を持って読んだら、言語学をベースにした愉快なエッセイ集だった。期待していた内容とは違ったけどこれはこれで面白かった。『一般化しすぎる私たち』『本当は怖い前提の話』が特に興味深かった。主語が大きいと感じる主張に出会う事はままあると感じてはいたけど、主語だけじゃなく述語によって主語のカバー範囲が変化するという視点は気づかなかった。キャッチコピーの分析も、改めて考えてみると不思議だし、今後自分自身でも気にして探してみたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
mako
ネタバレ今回は過去のホーソーンの事件を追う形で、今までとはひと味違った角度から話が進む。過去と現在パート、一人称・三人称、そしてシリーズ通してのホーソーンの謎に事件の謎と、複雑な要素をまとめ上げる手腕はさすが。誰もが被害者を憎く思い、動機は明白と思わせておいてのホワイも利いてる。ホロヴィッツとホーソーンは相変わらずのぎくしゃくコンビだけど、なんだかんだホーソーンを信じているラストもこの2人の関係性らしさがあり良かった。
が「ナイス!」と言っています。
mako
"推し"を取っ掛かりにナルシシズムの取り扱い方を提案する本。子供を取り巻く家庭環境の変化により、現代はナルシシズムの成長を育むのには難しい時代で、その中でどのように"推し"を活用していくかをマズローやコフートをヒントに説いていく。平易に書かれている分やや物足りなさもあったけど、"萌え"から"推し"への変化の考察や、所属欲求の充足としての推し活という視点は面白かった。
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mako
関係者への聞き込みは進むも、みな嘘や不確かな情報ばかり。どの人物もキャラが濃く、単調になりがちな聞き込み描写も飽きがきにくい。ロビンも優秀で2人のコンビをいつのまにか応援したくなってくる。驚きの真相というわけではなかったが、丁寧な描写に堅実なミステリだった。
が「ナイス!」と言っています。
mako
有名モデルが自殺とみられる転落死をした件で調査を依頼されたストライク。捜査をするにつれ名声の裏にあるルーラの孤独が浮き彫りになっていく。ストライク自身の陰も中々濃い中、派遣秘書ロビンと徐々にコンビとして形になっていくバディものとしての読み応えもある。上下巻な分結構スローペースだけど、上巻の伏線がどう後半に活きていくか楽しみに下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
mako
大学で行われたファシズムの体験学習についての詳細をまとめた本。私自身ミルグラム実験やナチス関連の本を読んで恐ろしいなとは常々思うけど、やはりどこか他人事というか、主体的にこれらの事象を捉える視点が弱くなりがちに感じる。でもこの授業のように実際に体験することで、リアリティを持ってファシズムの危険性を理解できるのは大事なことだし著者の言う通りワクチン摂取的な効果も期待できると思う。ファシズムの入門書としても良い一冊だと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/06/22(4259日経過)
記録初日
2013/05/18(4294日経過)
読んだ本
500冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
173508ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
464件(投稿率92.8%)
本棚
5棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

ミステリを中心に読んでいます。ホラーや人文科学系の本もたまに。
好みは(新)本格ですが、ミステリと名の付くものは幅広く手に取っています。
館・クローズドサークル・叙述トリック系の作品が特に好きです。


(2020年〜再開しました)

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