2024年3月の読書メーターまとめ

読んだ本: 5冊

読んだページ: 1817ページ

感想・レビュー: 5件

ナイス: 130ナイス

2024年3月に読んだ本
5

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2024/03/31
苦手から始める作文教室　――文章が書けたらい…
- 津村　記久子
128
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378
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2024/03/24
ムーンライト・イン (角川文庫)
- 中島京子
400
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112
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2024/03/20
幾世の鈴あきない世傳金と銀特別巻(下)…
- 髙田郁
324
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973
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2024/03/17
みみずくは黄昏に飛びたつ: 川上未映子訊く…
- 川上未映子,村上春樹
469
登録
753
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2024/03/03
光源氏ものがたり上 (角川文庫)
- 田辺聖子
496
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41

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1

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

くるみみ

2024/03/20

ネタバレとうとう特別巻(下)が出たという哀しみと早く読みたいというワクワクが相反。そんなシリーズ滅多にないのにと思いながらも即読了。一話目は大阪店の周助さん目線で話が進む。二話目は菊栄さま。菊栄さまの甘やかな「ふん」がやっぱ好きだわ～。惣次といい感じのお付き合いが意外でなんだか安心。一番気になっていた結のお話に驚いた。まさか忠兵衛の方が人間的に上手とは。結の浅はかさが分かりやすく描かれていた。最終話で幸はなんと還暦。以降は不定期に五十鈴屋のお話を書くようだけれど、とりあえずの締めらしい『商い』メインの1冊でした。

幾世の鈴あきない世傳金と銀特別巻(下) (ハルキ文庫た 19-32)

髙田郁

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

くるみみ

2024/03/04 17:46

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】人と人とのゆるやかなつながり、町なかの四季やおいしいごはんを瑞々しく描く物語。中島京子『うらはぐさ風土記』を10名様にプレゼント。応募受付は3月11日(月)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/553?track=share

うらはぐさ風土記

中島京子

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
5

くるみみ

2024/03/31

小学生高学年くらいから読めそうな作文の書き方本。124Pの薄目の1冊。芥川賞作家なのに腰の低い津村さんが彼女のエッセイのように楽しい文体で生活に身近で分かりやすい例を取り上げ説明している。『書けそうなことを書いてみる』『好きをとことん考える』や、SNSについての言及もある。第4章の『心を支えるメモ』の「自分の考えたことを書き留める行動は、自分という人間を内側から支えることにつながります。それは、自立という状態にもつながってます」第７章感想文をなぜ書くか？の『何かの感想を持つこと』についての文章が沁みた。

苦手から始める作文教室　――文章が書けたらいいことはある？ (ちくまQブックス)

が「ナイス！」と言っています。

書店で表紙カバーの文鳥がかわいいし中島京子氏だし、と手にした1冊。居場所を失った4人が高原で送る避難生活という帯も魅力的。読み始めるとその4人は高齢者が半分だし人生の困難を知る人たちで、その登場人物のそれぞれの視点で場面が変わって行くので先が気になりページが進んだ。マリー・ジョイさんが魅力的。でも塔子さんの逃避の理由はちょっと現実的じゃないなと思った。けれど大事な一人息子に対する元夫の妻の対応への嫉妬は痛いほど分かった。かおるさんをはじめ、女たちの苦難が描かれたお話だったとも思う。

が「ナイス！」と言っています。

ネタバレとうとう特別巻(下)が出たという哀しみと早く読みたいというワクワクが相反。そんなシリーズ滅多にないのにと思いながらも即読了。一話目は大阪店の周助さん目線で話が進む。二話目は菊栄さま。菊栄さまの甘やかな「ふん」がやっぱ好きだわ～。惣次といい感じのお付き合いが意外でなんだか安心。一番気になっていた結のお話に驚いた。まさか忠兵衛の方が人間的に上手とは。結の浅はかさが分かりやすく描かれていた。最終話で幸はなんと還暦。以降は不定期に五十鈴屋のお話を書くようだけれど、とりあえずの締めらしい『商い』メインの1冊でした。

幾世の鈴あきない世傳金と銀特別巻(下) (ハルキ文庫た 19-32)

が「ナイス！」と言っています。

川上未映子が村上春樹にインタビュー。文芸誌に掲載されたものを1冊に纏めた本作。私的には春樹より未映子が好きなのだけれど、本作で村上氏の長編を読んでみようかな～となるほど。製作過程が予想外。緻密なプロットを組んでそこに磨いた言葉のセンスを駆使し、いいタイミングで比喩を混ぜたりなんかして物語を作っていくのかと勝手に思っていたけれど違った。構想期間と執筆期間と書き直しの回数スゴイ。川上氏がフェミニズム観点からの質問をしててそれも良かった。それが気になって長編には手を出さなかったのもあるし。楽しい1冊でした。

みみずくは黄昏に飛びたつ: 川上未映子訊く/村上春樹語る (新潮文庫)

川上未映子,村上春樹

あらすじ・内容

たいぱぱ

2024/03/17 17:30

未映子より春樹が好きなんですが(笑)、この本での未映子さんの素晴らしい村上春樹作品の解説に鳥肌立ちました。僕が言いたくても、上手く言葉にできないことを適確に言葉で表現できるなんて素晴らしい！と脱帽です。こないだ村上主義者の友達とふたりで早稲田大の村上春樹ライブラリーに行ったのですが、友達も全く同じ様に感じてたみたいで「未映子さん凄いよね！」と盛り上がりましたよ。是非春樹さんの長編読んでみてくださーい！

くるみみ

2024/03/17 19:52

たいぱぱさん、未映子も春樹好きですよね！質問の内容やその指摘角度とか全作読んでないと出てこないだろ…って感心しましたよ😳近いうちに長編読みます！

が「ナイス！」と言っています。

くるみみ

2024/03/03

大河ドラマの影響でもやっと源氏物語に興味が湧いて良かった。多数の作家さんの著作があるけれどたまたま書店で装幀がいいなと思った本書を手にした。最初に物語が書かれた時代背景や紫式部についての文章があり、本編は田辺聖子氏からの解説というか語りの作りになっていてとても読みやすかった。女たちの描き方が予想を超えて多彩でおもしろいけれど、光源氏に好感は持てない。玉鬘への執着がもののあわれを感じるようにキモかった。でも先行きが気になるので下巻へ～

光源氏ものがたり上 (角川文庫)

田辺聖子

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。