読書メーター KADOKAWA Group

2025年11月の読書メーターまとめ

春風
読んだ本
5
読んだページ
1761ページ
感想・レビュー
3
ナイス
56ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2025年11月に読んだ本
5

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

春風
光文社古典新訳文庫で刊行中の曲亭馬琴『椿説弓張月』が10月はお休みで、それにぶつけるように岩波が原作ともいえる『保元物語』を刊行してきたので手に取る。為朝の快刀乱麻を断つが如きの大活躍の連続かと思いきや、そのような保元の乱の戦闘描写は意外と短く、乱後の悲愴極まる戦後処理が印象深い軍記物語であった。戦前戦中戦後の展開の緩急が際立っており、800年前の作品とは思えないほどに文学として楽しめる。なにより、死が身近であったであろう当時の悲愴で無惨な現実を見る思いであった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

春風

今日は、京極先生に字を書いてもらいました。

今日は、京極先生に字を書いてもらいました。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
3

春風
著者メアリ・シェリーは、この伝説的な作品を18歳の時に執筆をはじめたという。良くも悪くも若いということが窺え、古典的名著というよりは、後世の映画やSFに多大な影響を与えたという点で記念碑的作品といったほうが当たっているだろう。解説にあった可能体という評価は言い得て妙である。世界人権宣言採択の後の世を生きる我々は本書の登場人物を嗤えるのだろうか。フランケンシュタインと怪物を今も我々は身内に抱えこんでいると思えてならない。
が「ナイス!」と言っています。
春風
第4巻。『拾遺』。帯の「為朝、最大のピンチ!」は煽りすぎなのではと思ったが、本当にピンチが訪れた。物語は急転直下を迎え、クライマックスへ。3巻まででも十分面白かったが、最終決戦が始まったのか、はたまた間近に迫っているのか、心躍る物凄い展開である。200年前の作品にここまでの波瀾万丈な大展開は期待していなかったが、いやはや。馬琴恐るべし。「日本のマンガ文化の原点はーー」などとはよく言われる言説であるが、江戸期にはその原点が様々に散っていたのではないかなどと思う。北斎もまた、汚物の登場で筆が躍っていた。
が「ナイス!」と言っています。
春風
光文社古典新訳文庫で刊行中の曲亭馬琴『椿説弓張月』が10月はお休みで、それにぶつけるように岩波が原作ともいえる『保元物語』を刊行してきたので手に取る。為朝の快刀乱麻を断つが如きの大活躍の連続かと思いきや、そのような保元の乱の戦闘描写は意外と短く、乱後の悲愴極まる戦後処理が印象深い軍記物語であった。戦前戦中戦後の展開の緩急が際立っており、800年前の作品とは思えないほどに文学として楽しめる。なにより、死が身近であったであろう当時の悲愴で無惨な現実を見る思いであった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/02(4514日経過)
記録初日
2013/07/20(4527日経過)
読んだ本
697冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
234727ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
464件(投稿率66.6%)
本棚
8棚
性別
自己紹介

春風です。
カモシーズンが終わって悲しみ中。

コロナ禍で人に会えないなぁ。
そうだ、カモ撮ろう。
【カモですねぇ】

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう