ネタバレ長崎丸山町、老舗料亭「花丸」での立花組新年会に対立する宮地組の殴り込み、組長権五郎は殺され、天涯孤独となった喜久雄は大阪の人気歌舞伎役者二代目花井半二郎の部屋子となり、半二郎の一人息子俊介とともに技を磨き歌舞伎女形としての道を究める・・俊介の失踪と復活東京進出。新派「半二郎」と歌舞伎「半弥」半半族の喝采、江戸歌舞伎の双璧「吾妻千五郎と伊藤京四郎」との共演、俊介と息子一豊の襲名公演の華、俊介病没、喜久雄は「人間国宝」に。「血筋か技か」喜久雄、俊介の波乱万丈の人生は凄まじく興味深い。映画鑑賞後、面白く読了。

ネタバレ僕と僕の姉によるつかの間のふたり暮しの記録・・〇失恋で学ぶことって結局何にもないかもねって結論にもうすぐ辿り着きそうだ〇姉ちゃんって自分のこと好きだよな　自分を嫌いになる夜もある　そんな私が好き～〇この世には「無の山」があってさ　その山を登りきると昨日まで忘れられなかった男が無になる〇「お願い」って効くのよね　貴金属？　それは「おねだり」　たとえばレストランデート　「お水もらってくれる」って男子にお願い　そんなの簡単じゃん　「女の子のお願いを叶えた」っていうプレゼントをあげるのが効くのよ・・面白く再読。

ネタバレこれは僕と僕の姉によるつかの間のふたり暮しの記録です・・〇今日はやるコトなすコトうまくいかなかった　 そーゆー日ない？　あるな　姉ちゃん　そーゆー日どうやって気持ち切り替えてんの？　人体の細胞分子が数年でほぼ新しくなるなら苦しみも細胞レベルでなかったことになるとおもうことにしておる〇街はクリスマスイルミネーション　フランス製の総レース　今夜のための下着だわな　なのにバーにも寄らずお開きに　それはまあよいのだが帰り道につい元カレに電話してしまい　そっけなくされたのがむなしい　共感と納得、面白い。

ネタバレ〇「オスのにわとり」はcock,「メスのにわとり」はhen 〇たくさんの「数ぞえられるもの」はmany、たくさんの「数えられないもの」はmuch〇dragon（ドラゴン/竜）＋fly（羽のついた虫）＝トンボ　ちなみにヨーロッパのドラゴンのは羽がある〇monkey（猿）＋bars（棒）＝雲梯　成程、成程〇pine（まつ）＋apple（リンゴ）＝パイナップル　形が松ぼっくりに似ているから〇sea（海）＋horse（馬）＝竜の落とし子馬の顔にそっくりだから・・「似ている英語」「足すと生まれる英語」面白く再読。

ネタバレ「一生に一度は伊勢参り」移動に制限のあった江戸時代の庶民にとっては伊勢参りは大きな楽しみだっだ。江戸時代を通じて四度ほどあった「伊勢参りブーム」、文政十三年（１８３０年）の流行は最大級のものだった。江戸からは片道二十日ほ、往復で一か月以上の旅となった・・「伊勢参り一行の散財」讃岐国志度ノ浦から伊勢講でやって来た二十人の一行は「御師」の歓待を受けるが、初穂として支払った金額はおよそ四十両二分（約１２００万円）だったとの記録がある。 一人約６０万円也など、興味深く読了した。

ネタバレ常盤橋御門内に上屋敷を構える美園藩。藩主氏鉄の参勤交代に従い江戸勤番となった徒目付夏目要之助・・「同じ町内に住む「深川小町お駒」がいなくなってしまったんです」深川蕎麦屋「翁案」で出会い一目ぼれしてしまった辰巳芸者松吉に人探しを頼まれた要之助。茶問屋「遠州屋」お定の妹、茶屋「鶴屋」の看板娘お駒の神隠しを番屋に届け、岡っ引きに相談、町方に訴えたが、親身に探してくれないという。要之助は、信頼する配下下目付清兵衛と松吉のために探索を始めるが・・神隠しの真相は「女の嫉妬」。シリーズ第四弾の人情話、サラッと読了した。

ネタバレ千葉県警警部高頭冴子捜査一課班長は「県警のアマゾネス」と呼ばれ・・「失踪事件、中国人留学生や就労者の行方不明者届が頻発」冴子に同期生活安全総務課美香課長補佐が言う。そんな時、市内検見川町で成人男性の拷問遺体が見つかる。蘇我大学三年生、中国国籍の留学生カーリだった。捜査に入る冴子班、カーリのバイト先ウィグル料理店「タリム」カーディル殺害、保護を求めるレイハンも行方不明に・・事件には新疆ウィグル自治区の弾圧、中国公安部の暗躍が絡む。冴子は、部下郡山刑事とともに中国越境捜査を強行する・・シリーズ第二弾、面白い。

ネタバレ明治１１年、京都天龍寺。「武技ニ優レタル者に金十万円ヲ得ル機会ヲ与ウ」腕に覚えのある２９２人に「蟲毒」の開始が告げられる、点数を集め東海道を巡り東京を目指す・・数多の闘いを経て東京に至ったのは「化物」８人と少女1人。最終地上野寛永寺へ、生き残りをかけた最後の熾烈闘いが始まる・・「極悪非道ノ徒九名　東京府内入リ　捕縛シタル者ニハ金壱萬円ヲ与ウ」豊国新聞の記事に群がる警官・民衆。「四百年待ったのだ」「朧流」幻刀斎と「京八流」愁二郎兄弟の因縁、謎の天才剣士天明刀祢、「蟲毒」に潜む大警視川路利良。面白く完結。

ネタバレ「梶っ葉祭りメインイベント　挑戦者募集！」グランドに大篝火を炊いて神楽を舞う火之神の奉り・・父親の浮気、母は心を病み入院、神代江姫は県立長野西宮高校に転校した。戦国時代の戦場、江戸末期の地震で多くの死者、禍々しい「モノ」が眠り、瘴気漂う土地に建つ高校。「お前以外のものが神楽を舞うと縁者は死ぬ」と予言された江姫は、鎮魂の舞「荒神」を舞うことに・・定額寺「星の井」の精銀竜が付き従い、豊芦原瑞穂神社随身門「門守の神」矢大臣・太刀大臣の武術鍛錬。江姫は襲い来る邪鬼そして謎の悪鬼「ヤツ」　に神舞を挑む・・面白い。

ネタバレ急増する組織的広域犯罪に対処する超法規的組織「警視庁追跡特務班（モール）」、外部専従捜査員を兼ねる「警視庁の伝説」元組対刑事影野竜司は、恋人紗由美と野辺病院に居候中だった・・負傷して野辺病院に来た環境ビジネス「エコウィンドウ」安里研究員と新宿中央公園で発見された「顔役」ホームレスの惨殺死体の関係を追っていた竜司のもとに一枚のDVDが送られてき。そこに映っていた爆弾を抱かされた紗由美、竜司は「モール」とともに救出に向かうが・・ロシア人による首都ロケット弾襲撃、中国政府の陰謀。シリーズ第六弾、面白く読了した。

ネタバレ天明四年（１７８４年）五月、十三夜月の湯島。帰路を急ぐ御手先弓組幣原喬十郎は、切通町で男女の惨殺死体を見つける。傍らには匕首を手に涙を流す若い男、屋根に飛び移った男を喬十郎は不覚にも取り逃がしてしまう。男は大盗「大呪の代之助」の配下千吉、喬十郎は左遷となるが・・十年後、組頭となり江戸に戻った喬十郎宗孝は、塩問屋「塩甚」皆殺し事件を探索するなか、駿河町両替商「銀字屋」を訪ねたが、その主人利兵衛は、忘れもしない千吉だった・・悪事に立ち向かう矜持喬十郎と江戸の表と裏の社会に生きる千吉の宿命と対決。面白く読了。

ネタバレ大阪万博、高度成長期の日本、捜査一課と公安一課の対立から疎遠になって１８年、警視庁捜査一課理事官となった高峰靖夫と公安一課理事官となった海老沢六郎は、ともに定年間近となった・・二人の幼馴染東日ウィークリー編集長小嶋学の息子、総合商社朋明商事に入社した和人の飛び降り自殺。学生運動での逮捕暦が「会社にバレた、白い目でみられている」と言っていた和人。「お前たちが殺したんだ」通夜の夜小嶋がいう。自殺の真相を追う高峰と海老沢は、自殺の陰に隠された闇を探る・・米航空機メーカー・総合商社と政治家、最後の事件。面白い。

ネタバレ千葉県警刑事部捜査一課「県警のアマゾネス」高頭冴子班長、高頭班は武闘集団と揶揄される・・「中央区椿森、三角公園で射殺事件発生」と事件第一報、被害者は高頭班刑事郡山巡査部長のマンション隣室に住む、よく見知った小湊雪美・真央母娘だった・・高頭班の捜査。事件前雪美の職場に在籍を英語で尋ねた男、パラベラム弾の使用そして高身長、容疑者として在日米軍横田基地スチュアート曹長が浮かぶが、彼は在日米軍兼第五空軍司令官ヒギンズ中将の息子だった。日米地位協定の壁に阻まれ捜査は難航するが・・事件の真相、犯人は意外、面白く読了。

ネタバレ戦前は製薬業、戦後はGHQとのコネクションを確立、食品製造業まで事業を拡大した大富豪一族「竜泉家」・・N県詞野の別荘での当主大賀誕生会での「死野の惨劇」とその後竜泉家の人々が見舞われた「呪い」、加茂冬馬の妻怜奈は、竜泉家最後の一人だった・・「呪いを解くのは加茂さん自身です」時空案内人「マイスター‣ホラの案内で冬馬は瀕死の妻を救うため約６０年前の世界へと「時空を超える旅」、竜泉家を襲った「死野の惨劇」の真相を解明・阻止して「呪い」を解くために誌野の別荘に降り立つ・・タイムトラベラー、面白く読了した。

ネタバレ景色の良い民宿、一息ついたとき、違和感、気持ちが悪くなり、部屋を変えてほしいというと店主は「荷物を西の間にお移ししろ」と、息子は「俺、あの部屋には入りたくねえ」（積丹半島）何人もの自称「霊感女子」が「あそこ絶対何かいます」という県立高校特別教室棟の「一階角部屋」。古い資料には「医学生のための検体となる・・遺体安置所があった場所」だった・・（感じる場所）夜の飲み会、夜中１時過ぎ。窓の外から車のライトのような光が大きくなりそして離れていった。「爺ちゃん死んだわ」同級生がぽつりと言った（じいちゃん～）他、再読。

ネタバレ長崎丸山町、老舗料亭「花丸」での立花組新年会に対立する宮地組の殴り込み、組長権五郎は殺され、天涯孤独となった喜久雄は大阪の人気歌舞伎役者二代目花井半二郎の部屋子となり、半二郎の一人息子俊介とともに技を磨き歌舞伎女形としての道を究める・・俊介の失踪と復活東京進出。新派「半二郎」と歌舞伎「半弥」半半族の喝采、江戸歌舞伎の双璧「吾妻千五郎と伊藤京四郎」との共演、俊介と息子一豊の襲名公演の華、俊介病没、喜久雄は「人間国宝」に。「血筋か技か」喜久雄、俊介の波乱万丈の人生は凄まじく興味深い。映画鑑賞後、面白く読了。

ネタバレ昭和の初め、ワシントン・ロンドン軍縮条約により建造トン数に制限され海軍は「大艦巨砲主義」と「個艦優秀主義」で臨む。第二次世界大戦目前、大艦巨砲主義から航空主兵過ぎに戦略思想転換するなか、超弩級戦艦顕造に進む・・手堅く保守的、技術的に先を行こうとする艦政本部を牽制し技術的進化の芽を摘むことになる「造船の神様」平賀海軍中将・・「君たちの新型戦艦二隻の建造資金を航空機に振り向ければ約四千基の最新鋭航空機が造れた」連合艦隊司令長官山本大将・・沖縄特攻作戦大和轟沈、若き造船士官たちは何を夢見たのか・・面白く読了。

ネタバレ急増する組織的広域犯罪に対処する超法規的組織「警視庁追跡特務班（モール）」元組対部刑事、トラベルシューター「解決屋」影野竜司は、外部専従捜査員を兼ねる・・西新宿高層ビル街、新宿三井ビル地下広場（５５広場）で大規模なダイナマイト爆発、IPS細胞実用化に関わる「下のミックス」研究員が爆死・・直ちに「モール」垣崎管理官、楢山刑事、捜査一課古谷刑事は捜査を開始するが・・移植用臓器売買の噂のある総合医療グループ「OKAGAWA]、竜司の恋人沙由美の療養する「慈聖の里」。事件の陰に再生医療ビジネスの闇、面白く読了。