アプリ版スーパークリークの「ママキャラ」とは、この漫画のための「仮面」だった。独特の虹彩を持つあの親子にはもう一組のモデルがいるのだろうか？　すなわち、伊藤悠氏の『シュトヘル』のユルールと「あの人」である。

1990年代の日本人女性がどのような価値観や思考回路を持っていたかを知るために読む本。むせかえるような「強制的異性愛主義」の匂いには要注意。特に性的マイノリティーの人たちにとっては「毒」にすら思えるかもしれない。それぐらいの時代の隔たりを感じさせる内容だ。最初のアンケート調査を現在やるなら、「彼氏抜きのパーフェクトウーマンになりたい」女性の割合は当時より増えるだろう。それぐらい、「男性」「異性愛」「結婚制度」は当てにならないものになってしまったのだ。今の日本人女性は男性にモテない方がまだマシである。

再読。物理的・肉体的な冷徹さは好き嫌いが激しく分かれるだろう。たまに読むのは良いけど、頻繁に読んで良いような内容ではない。それなりに読む価値はある。

宮口幸治氏の『ケーキの切れない非行少年たち』における「ケーキ」とは「利益」の隠喩ではないかと、私は思う。そして、山本氏の『累犯障害者』における「前科者」の障害者たちは「ケーキ屋さん」から締め出される「招かれざる客」である。マリー・アントワネットの発言として捏造された「パンがなければお菓子を食べれば良いじゃない」もしくは西晋の恵帝司馬衷（皮肉な事に知的障害者だった可能性があった人物である）の言葉「米がなければ肉を食えば良い」の「お菓子」や「肉」を得られない人たちである。

再読…というよりは、感想の続き。上野氏には「非オタクで健常者の異性愛女性」としての限界がある。異性愛男性のミソジニーを取り上げるなら、腐女子や性的マイノリティー女性のミソジニーをも取り上げるべきだった。上野氏は「女性ホモソーシャル」という概念を否定するが、他ならぬ「女子校文化」こそが「女性ホモソーシャル」そのものじゃないか？　つまりは、中村うさぎ氏と酒井順子氏は「女性ホモソーシャル」側からの「刺客」なのである。そして、桐野夏生氏の『グロテスク』のヒロインたちは「女性ホモソーシャル」からの落伍者である。

まずは揚げ足取りをする。「ミソジニーは男にとっては『女性蔑視』」とは「落馬とは馬から落馬する事である」もしくは「頭の頭痛が痛い」のような表現である。正しくは「ミソジニーは男にとっては『他者蔑視』、女にとっては自己嫌悪の延長としての『同族嫌悪』」である。そして、ミソジニーの「本家本元」は男性ではなく女性のそれなのだ。少なくとも私は「女の敵は女」という言葉を「男社会」が作ったフィクションだと決めつける「自称フェミニスト」を信用しない。「女女格差」を無視・否定する「自称フェミニスト」なんて、あたしゃ信じない。

再読したのを登録。昔の洋楽ロック界はえげつない。

登録を忘れていた。中国史短編集だが、表題作は貴重な西晋ネタ。

登録を忘れていた。ある一般人女性とのトラブルだが、その一般人女性に対して誹謗中傷する輩はディープインパクトやオルフェーヴルのアンチよりも下で、ネトウヨやトランスヘイターなどの差別主義者と同レベルだ。

登録を忘れていた。この漫画の後に『封神演義』の人気が出たのだな。この漫画自体はアーサー王がファウスト博士で、妲己がメフィストフェレス。

再読。ああ、この本も十年前にでたのだな。日本社会はさらに過酷になっているぞ。

ブログ記事のための再読。音楽系有名人は松田聖子、中森明菜、ユーミンなどと少数派。宇多田ヒカルや椎名林檎の項目もあれば良かった。それにしても、この本が出てから十年も経ったのね。それゆえに、さすがに内容がある程度「ヴィンテージ」になっている。第三章の用語辞典には「ノンバイナリー」や「フィクトセクシュアル」などの用語はないので、改訂版を出すなら付け加えてほしい。あと、木嶋佳苗受刑者と彼女以外の女性犯罪者（畠山鈴香、内田梨瑚、田村瑠奈など）の章も改訂版に入れてほしい。

再読。意志と能力、そして少なからぬ人たちの協力。

ようやっとこの本を読めた。アメリカも日本も西晋末期同然なのは同じだね。いずれも「癌細胞に蝕まれている」のだ。

やっぱりオルフェーヴルは良い馬ですね。

アプリ版スーパークリークの「ママキャラ」とは、この漫画のための「仮面」だった。独特の虹彩を持つあの親子にはもう一組のモデルがいるのだろうか？　すなわち、伊藤悠氏の『シュトヘル』のユルールと「あの人」である。