あの荒木飛呂彦氏の初期短編集だが、SF漫画も描いていたのは意外だった。表題作は『ジョジョ』の前身らしいが、ヒロインが化粧で別人に変身するのは、桂正和氏の『シャドウレディ』の元ネタかな？　口絵には今世紀の荒木さん描くアイリンの姿だが、現在の荒木さんの画風でリメイク版を読みたいな。

全巻読了。たっつぁんの恋敵として、悪役令嬢（当時はまだこの造語はなかったが）の登場。何だかんだ対決して、たっつぁんは千金君と付き合う。そして、ももちゃんと黒目君が両思いになる可能性で終わる。

２巻目。不条理ギャグだけでなく、ラブコメ要素が入る。たっつぁんは普通に男子にモテそうなかわい子ちゃんだし、ももちゃんは前巻で家事のエキスパートになったし、ゴル子さんは乙女チック。

1980年代のギャグ系少女漫画。正統派の少女漫画は苦手な私にとっては好みの作品。仮に『ウマ娘』にジャスタウェイが出てきたら、この漫画のヒロインコンビにゴルシ＆ジャスのコスプレをさせた絵を描きたい。

再読。『ゴールデンカムイ』の野田サトルさんが『スピナマラダ』を『ドッグスレッド』としてリメイクしたのだから、この漫画もリメイクしたら…あ、あの『Fate』シリーズに対する便乗だと思われる危険性があるなぁ…。個人的にはあのシリーズは苦手というか嫌いですらあるのだが（韓信を気持ち悪いキャラクターにしているのが許せない）。

再読。『小説すばる』掲載順に並んでいるが、内容からして『24人の稗田阿礼』と『妖異記』の順番を逆にしてほしかった（つまりは前者を最後に載せてほしかった）。『新源氏物語』は洒落にならないレベルの残虐描写なので、要注意。

男装女子ファッション雑誌。KERAの別冊。『ウマ娘』のエアシャカールに着せたい服が色々とある。雑誌発行当時のモデルのAKIRAさんに、ウマ娘エアシャカールのコスプレをしてもらいたかった。まあ、『ウマ娘』という企画自体が影も形もない時代だったし、時系列的に無理だが。

2009年のゴスロリファッション雑誌。「天使と悪魔」がテーマ。若い人たちがこのようなおしゃれを楽しめるように、世の中を良くしていきたいけどね。日本という国の「国ガチャレアリティー」は1980年代前半が最高だったな。

黄金の一族の物語。ステイゴールドのアイドルホースぬいぐるみＳサイズがほしいな。

この回のテーマは「人形」で、スーパードルフィーやプーリップなどが紹介されているが、雑誌自体のテーマはゴスロリファッションだ。2009年発行だから、現在の日本社会よりはギリギリ余裕があった時代だ。それ以降は、この手のファッションを楽しめるのは、ある程度経済的余裕がある人たちだけだろう。そもそもゴシックファッション並びにロリータファッション自体が、ユニクロ的な「機能的な」服装とは対極にあるからね。

あの荒木飛呂彦氏の初期短編集だが、SF漫画も描いていたのは意外だった。表題作は『ジョジョ』の前身らしいが、ヒロインが化粧で別人に変身するのは、桂正和氏の『シャドウレディ』の元ネタかな？　口絵には今世紀の荒木さん描くアイリンの姿だが、現在の荒木さんの画風でリメイク版を読みたいな。