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2023年4月の読書メーターまとめ

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読んだ本
13
読んだページ
3182ページ
感想・レビュー
13
ナイス
2006ナイス

2023年4月に読んだ本
13

2023年4月のお気に入り登録
7

  • 弥太郎
  • あおい
  • 稲田紹
  • たくちゃん
  • りんご
  • マイチェル
  • pinko

2023年4月のお気に入られ登録
7

  • 弥太郎
  • あおい
  • 稲田紹
  • たくちゃん
  • りんご
  • マイチェル
  • pinko

2023年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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レビー小体型認知症というものを患う祖父が、安楽椅子探偵のように事件を解決するのだが、その曖昧な状態が謎を前にするとシャンとするという漫画的な部分がかっこよく決まっててよかった。ミステリ好きを揶揄するような、ある種のオマージュともとれる内容も含みつつ、話は綺麗にまとまってて非常に面白かった。おじいちゃんとの会話が、叙述トリックまで含まれているのに、そこをついて見破るとか、もはやどういう認知構造をしているのかわからないぐらい凄かったけども、探偵ものという謎解きが楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。

2023年4月にナイスが最も多かったつぶやき

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翻訳本を最近読めてないな。2023年3月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3287ページ ナイス数:2095ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/401971/summary/monthly/2023/3

が「ナイス!」と言っています。

2023年4月の感想・レビュー一覧
13

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生きづらさを抱える人に向けたエッセー。お疲れ!と言ってあげられるのは、誰よりも自分だと、それを許すことができない、知らない人へのメッセージが込められていて、正直自分はそのターゲットではないなと思いつつも、書かれていることで救われる人がいるであろうことが理解できる優しい内容だった。どちらかというと、ここで書かれていることの相手側というか、無自覚に誰かを追い詰めていないかと、そっちが心配になってしまった。わかりやすく丁寧に書かれているけど、内容が重たいのか、読んだらくたびれてしまった。
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熱い親子の物語だった。60代と30代の親子というのが今っぽいなと感じつつ、60代の母がラップでレペゼンする、されるという流れが見事で、キャッチーで設定が先走りしそうな内容なのに、しっかりと親子の物語がラップで紡がれていてとてもよかった。日常にある強い怒りや後悔、様々な想いがラップにのってやりとりされるという、正しいラップバトルの在り方で人情話が完璧にこなされていて気持ちよく読めた。ご都合にすぎるともいえるけど、ラストも清々しくてよい小説だった。
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嫌な気持ちになる話ばっかりで気が滅入ってしまった。東京に住んでる人は、大なり小なりこんなことに血道をあげて、人生を費やしているのかと思うと、田舎暮らしに憧れるのも解るとか思ってしまった。実際は狭い範囲内なんだろうけども、マウントをとることでしか維持できない世界や生き方があって、そこに囚われた人たちの阿鼻叫喚が読めるようだった。当てつけのように朝井リョウの名前が出てきてて、その差は、まさにこの読み応え、読み味そのものなんだろうなと思うほど、救われないでいる人が見えるようで嫌だった。
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新人作家に向けた稼業としての小説について熱く語られた本。当たり前ながら、毎年様々な新人作家が生まれてくるけども、その内どれだけが専業となれるのか、生き残るためにどうしたらいいかを実際に艱難辛苦を味わった3人の作家が真面目に語った内容で面白かった。結局作家なんてなるもんじゃないなという感想だけど、ともかくよいものをたくさん書くしかないという当たり前の答えに、しかもそれは必要条件でしかなく、何を書きたいか、読まれるための努力、自身で開拓開発することの大切さが十分条件に必要なのは、どの仕事にも共通すると思った。
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レビー小体型認知症というものを患う祖父が、安楽椅子探偵のように事件を解決するのだが、その曖昧な状態が謎を前にするとシャンとするという漫画的な部分がかっこよく決まっててよかった。ミステリ好きを揶揄するような、ある種のオマージュともとれる内容も含みつつ、話は綺麗にまとまってて非常に面白かった。おじいちゃんとの会話が、叙述トリックまで含まれているのに、そこをついて見破るとか、もはやどういう認知構造をしているのかわからないぐらい凄かったけども、探偵ものという謎解きが楽しめた。
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図解でわかりやすく、筋肉の構造をイメージしながらのマッサージ指南書。ひとりでも、あれこれとメンテナンスはできるようで、安眠を誘うマッサージとか、いい感じで自分をほぐすことができそうでよかった。なんとなく風呂の中で揉んでた箇所が、本当に効果的だったことを発見したり、楽しく学べた。
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睡眠に関するセミナー講師という仕事が企業に呼ばれるほど深刻になっている睡眠問題を教えてくれる本でした。若いうちは誰でも寝られてしまうから舐めてかかってしまうけど、年齢を重ね、50歳を超えたくらいから急に寝られなくなる、寝ても寝られていない、ともかく疲れるという悪循環が始まるという恐ろしい事実が刻々書かれていて、ちゃんとメンテしていかないとなと思わされたのでありました。でも、ようは、運動してゆっくりお風呂入ってという人間らしい生活をしようということに帰結するようで、安心した。
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まさに老害と絵にかいたような惨劇と悲喜こもごもの中、老害がどうしてそうなったかという部分にも目を向けつつも、常に中心にある老害の人の生き方と考え方が、だんだん可愛らしいではないが、理解できてしまいそうになる物語だった。老害という名前がついてしまっただけで、迷惑な人というのは老人性に限らず資質や、立場で発生してしまうんじゃとも思えるところがよくて、誰しも当たり前に欠点があり、年食ったからって治るはずもなければ、収まりもしないという人生賛歌だったと思う。
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仕事、育児、介護、そして犬の世話と八面六臂の活躍というか毎日を送る著者の生きていくためのヒントを集めた本でした。エッセー集のような形なので、いわゆるハウツーものとは異なり、できたこと、やってみたこと、ダメだったこと、諸々をひっくるめて飾ることなく語っているのが気持ちよい。日々の些細な葛藤なんかについても、凄い解るという気持ちになるものが多くて、なんか頑張れる気がしてきたと、よくわからない勢いを得られる内容がよかった。タイトルのように時折言葉が荒くなるのが面白くて読みやすかった。
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幕末から昭和にかけての日本の女性史ともいえそうな時代ごとの女性を顕した物語だった。加賀前田家とかかわりのある系譜のお話ではあるものの、舞台装置にすぎず、それぞれの女性が自分の立場と人生とをどう捉えていくかの成長劇でもあって、読んでいて気持ちのよい内容。家という社会の最小単位における自らの役割と個人という問題をどう捉えるか、時代とともにそれが変わっていく様も見えるようで面白かった。最終話は、特に毛色が違って、これだけ別の活劇のようで、違う楽しさがあった。タイトルとイメージが違う物語だ。
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少年と少女のひと夏の甘い物語、とかいう筋書きでいいんだろうが、甘い物巡りをする少年少女の冒険劇。結構ビターな内容で、ジュブナイル小説っぽさが嘘ばっかりな感じで面白かった。少々推理が強引ではないかと思うものの、可愛らしいと思わせて狼のような少女との語らいの楽しさ、少年とその友人の漫画的な友情関係等々、全体的にほんわかしてそうなのに、深層と真実はかなり暗く冷たくて驚いてしまった。小市民でありたいというセリフが虚しさを募らせる内容がよかった。
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ワンマン社長の下で繁栄していた企業の内紛を描いた小説。正直、よくわからんというか、誰が何を言ってるセリフか分かりづらく、登場人物の肩入れが一方的で共感もできないので、なんというか、そういうところが崩壊のもとだったという話なのか?と思ってしまうほどで、ちょっと残念だった。実話をもとにしているのか、今の価値基準とは違う世界線ではあるなと、昭和の頃にこんなことがというのを平成もずいぶん過ぎた頃までやってた顛末とも言える悲しさより、虚しい物語だった。
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猫飼い以後の生活と、その時々の思ったことを流すエッセー集。語るとか、綴るとかではなく、もっと軽やかでこんなこともあったなぁ、面白かったなぁみたいな感じなんだが、読んでいて軽いけど、粗雑なそれではない文章が魅力的だった。文章にあわせて、写真が載ってるんだが、たいがいが食べ物、時折猫という感じがまた心地よくて、話と関係ない写真を強引にもってきていても鼻につかないのが素晴らしい。猫が思ったよりも寝てるという感想には、思わず頷くほど共感した。小食を気にしていることとか、気を張らない内容がよかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/10/22(4037日経過)
記録初日
2004/12/04(7281日経過)
読んだ本
2034冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
605258ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
1773件(投稿率87.2%)
本棚
13棚
性別
年齢
46歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
滋賀県
外部サイト
自己紹介

なんでも読もうと思います。
歴史、経済、理系の本が好きです。
趣味でサボテンを育てています。

好きな作家さん
夏目漱石、司馬遼太郎、円城塔、吉田修一、篠田節子

参加コミュニティ1

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