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2023年6月の読書メーターまとめ

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読んだ本
13
読んだページ
4381ページ
感想・レビュー
13
ナイス
1613ナイス

2023年6月に読んだ本
13

2023年6月のお気に入り登録
1

  • いとしん

2023年6月のお気に入られ登録
1

  • いとしん

2023年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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かつて日本軍のスパイとして、中国奥地からチベット、インドまで潜伏していた人物へのインタビュー記録をまとめたものなんだが、この冒険譚が物凄い面白い。そもそもスパイとはと考えさせられたり、こういう人がたくさん居たのかもとか、ロマンと呼べるような歴史に埋もれた人たちの行動、その冒険が記されている。特定人物の歴史としても読めて、潜入のためラマ僧になるくだりが、もはや完全にラマ僧であったり、気づけば徳を積んで人から頼られていたりといったことが興味深く面白かった。いい本読んだ。
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2023年6月にナイスが最も多かったつぶやき

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翻訳ものを読むと、どうしても時間がかかってしまうな。2023年5月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3334ページ ナイス数:1537ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/401971/summary/monthly/2023/5

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2023年6月の感想・レビュー一覧
13

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3分の1くらいは、ケチャップとピザの歴史に割かれていた気がするんだが、有史以来トマトがどう歩んできたかなど歴史と人間との関わりを書いた本。ケチャップやホールトマトの生い立ちに関しては、もはや経済史ドキュメンタリのようで大変面白い。アメリカを中心にした話が多いのだけども、現代、あるいは未来のトマトについては、これまでとは全く異なる生産形態が紹介されていて、最先端のハウス栽培の様子が興味深かった。
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高校生にありがちな悩みといっていいのか、色々な不足と、特有の自意識がごたまぜになると、事件というか、行き違いが諍いのような、誰かを傷つけてしまう行動に陥ってしまうというお話と思って読んだ。頭がよすぎるでもないが、察しの良さと誤解と暴走なんていう、若者の特権を行使した結果が青春を彩るそれだよなと思わされたりするのは、おっさんが読むからであって、思春期にこれを読んだら、どう感じただろうかと息が詰まりそうな切なさが心地よかった。誰が悪いという話でもないなんて、慰めにならない。
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洒落たタイトルだと思ったら、原題とはだいぶ違うようだけど、面白いミステリを堪能できた。遺跡発掘の調査団に雇われた看護師の日記として物語は進むんだが、そこで殺人が起きて、犯人は調査団のうちの誰かでは?といった感じなんだが、たまたま近くを通りかかったポワロが、あれよあれよと解決していく痛快なお話で大変面白かった。動機もトリックも、なるほどなぁと納得で、攪乱要員みたいに別件逮捕もあったりして、ミステリを楽しめた。
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剣豪小説だけども、現代のミステリとうまく融合した内容で、すごく面白かった。サスペンス要素もありながら、謎解きをメインにしつつも、時代背景、殺陣もろもろはちゃんと時代劇をしていてすごくよかった。十兵衛が探偵役なんだが、バディである玄達との掛け合いがすごくよくて、さらにはその良さを堪能した最終編で、古典的なミステリに見事にひっかけられてしまった。もっと読みたい設定とテーマだと思った。
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先日、増田先生がやっぱり詰将棋は意味ないことないとおっしゃったので、初心に帰って筋トレがてらに取り組んだ。これだけの趣向を凝らした1手詰めを考えるのも大変だろうなと感じつつ、解く方としては、考えるまでもなく答えられるくらいまで記憶しなくてはなどと思いながらやった。この積み重ねが、終盤力に繋がりますように。
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物凄い面白かったけど、中身はほぼないといっても過言ではないと思う、それが本当に凄いと感じた。淡々と、事件の裏取りを積み重ねていく、刑事の日常が描き続けられて、その軽妙なやりとりが楽しく、どんどん読んでいくと、ずんずん事件が深掘りされて、無事解決するのだが、本当にただそれだけでほぼ一本道。ただただつらく険しい刑事の仕事が愚痴ともつかぬ軽口と鋭い推理、話術で情報を引いていく姿が泥臭くてとても良い。形容しがたいけど、書いてある通りのことだけで、こんなに面白い小説になるんだと驚いた。
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かつて日本軍のスパイとして、中国奥地からチベット、インドまで潜伏していた人物へのインタビュー記録をまとめたものなんだが、この冒険譚が物凄い面白い。そもそもスパイとはと考えさせられたり、こういう人がたくさん居たのかもとか、ロマンと呼べるような歴史に埋もれた人たちの行動、その冒険が記されている。特定人物の歴史としても読めて、潜入のためラマ僧になるくだりが、もはや完全にラマ僧であったり、気づけば徳を積んで人から頼られていたりといったことが興味深く面白かった。いい本読んだ。
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ネタバレついに連続放火事件の犯人に迫るといった感じで、瓜野くんの暴走を中心に話が進むんだが、正直わかりやすいほどのミスリードに誘われる姿が可哀そうで仕方ない。早い段階で消去法的に犯人が絞れてしまうのがいけないと思うが、そこは瓜野くんだからこそ、そうではない方へと猛進し、そしてそれこそがある意味小山内さんの求めであるが望みではないという、結局小鳩くんの真逆でしかなかったという話が残酷すぎると思ってしまった。二人の人間失格同志が、相思相愛で元鞘に戻ると書けてしまうが、そんな栗きんとんみたいに甘くない関係とお話。
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ネタバレ夏の事件を受けて、コンビ解消となった二人が、それぞれ恋人を作るという、ある種のネトラレ展開。二人がそれぞれに過ごしながらも、連続放火事件というものによって、少しずつ寄せられて、小市民の皮がはがれていく。それぞれの恋人関係も面白いが、先輩という立場になった二人と、下級生との学生ならではの侮りも含む上下関係が秀逸でよかった。立派な先輩のような堂島と、そこから比べると劣るが、それでもやはり先輩の格を伺わせる小鳩君が見られて楽しい。
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つげ作品に関する様々な分野の人たちの言葉が読める本。正直、つげ作品をちゃんと読んでないのに評論から入ってわかるはずもないのだけども、多様な著名人が本当に好きなんだというのが伝わってくる文章がいっぱいで、なんだか楽しい。水木先生とのエピソードがいずれも珠玉だと感じたのだが、漫画が芸術や文学といった論考対象になりうることを示した作品群であることが伝わってきて、改めて凄いと思わされる。創作はある種の哲学なんだなと思うところ。
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甘いお菓子と謎解きの物語。小市民を目指すという建前のような目標の下、なんだかんだ正体というか、本性を隠すことができない二人の推理と狂暴性が見事に花開いてという感じで、よいのか悪いのか苦笑いで読んだが楽しかった。しかし、こんな枯れた男子学生存在しないだろうと思うんだが、それ以外はいかにも青春に必要な友情やら、気概やら、青臭い様々なものがてんこ盛りで読んでいてすごく楽しい。いちごタルトの行方だけが気がかりだった。
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蒋経国の時代の台湾を舞台にした、男性同性愛の物語。いわゆるカトリック系の男子校といった感じの青春物語で、主人公がはっきりと自分の性愛対象に気づくものの、その相手が急に連れなくなり友情とも愛情ともつかぬ関係が失われるという悲しいお話でもあるんだが、その時代の青春風景という部分がよいのではないかと感じた。同性愛へのあたりがよほどにきつかったろう時代の話で、古典的とも思える同性恋愛劇だが、当時の台湾不良少年による青春物語のような青臭さがよくて、あっさりと読めた。
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太っていること、女性であること、この2点を起因としての理不尽に対して怒りを表明する文章。反ルッキズムと、安易にまとめてしまえない内容が舌鋒鋭く展開されて、政治体制や、大きな流れのようなものへの疑問と反論が読める。少々感情的すぎるところもあるけど、それほど怒りを催すような世界に生きているんだと思わされる。決めつけにより、議論にすらならないというのは、世の中に蔓延るものだよなと改めて思い知るわけだが、解決しようがないよな。
ミカママ
2023/06/01 22:09

タイトル(笑)いただいていきます(笑)ポチッ

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/10/22(3968日経過)
記録初日
2004/12/04(7212日経過)
読んだ本
2010冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
598137ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1749件(投稿率87.0%)
本棚
13棚
性別
年齢
46歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
滋賀県
外部サイト
自己紹介

なんでも読もうと思います。
歴史、経済、理系の本が好きです。
趣味でサボテンを育てています。

好きな作家さん
夏目漱石、司馬遼太郎、円城塔、吉田修一、篠田節子

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