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2023年7月の読書メーターまとめ

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読んだ本
14
読んだページ
4292ページ
感想・レビュー
14
ナイス
1513ナイス

2023年7月に読んだ本
14

2023年7月のお気に入り登録
4

  • konomichi
  • ちゃんちゃん
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  • ま

2023年7月のお気に入られ登録
4

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2023年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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滋賀県を舞台にした青春小説だった。成瀬という独特の少女というか、才女というか、ともかく変わった女性を中心に、その周辺の友人や知人の思いなんかを描きながら、その成長を見守る感じで、すごく楽しかった。滋賀県ローカルな話がだいぶ多いので、知っているとさらに楽しめるが、それはそれとしての恋愛、友情、挑戦という若者がはつらつとしているただただそれを楽しめるというのがよい。部活だけではない、高校生がその時間を生き生きしているというのが、読んでいてすごくよかった。ゼゼカラという名前がよいわ。
が「ナイス!」と言っています。

2023年7月にナイスが最も多かったつぶやき

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最近ミステリばっかり読んでる気がする。偏りはよくないな。2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4381ページ ナイス数:1614ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/401971/summary/monthly/2023/6

が「ナイス!」と言っています。

2023年7月の感想・レビュー一覧
14

R
滋賀県を舞台にした青春小説だった。成瀬という独特の少女というか、才女というか、ともかく変わった女性を中心に、その周辺の友人や知人の思いなんかを描きながら、その成長を見守る感じで、すごく楽しかった。滋賀県ローカルな話がだいぶ多いので、知っているとさらに楽しめるが、それはそれとしての恋愛、友情、挑戦という若者がはつらつとしているただただそれを楽しめるというのがよい。部活だけではない、高校生がその時間を生き生きしているというのが、読んでいてすごくよかった。ゼゼカラという名前がよいわ。
が「ナイス!」と言っています。
R
コロナ禍下での精神医療といった感じで、いかにもありそうな症例をあってるかどうかもわからない何かで、ちゃんと治療していけているように見える、相変わらず面白い小説だった。以前にもまして、マユミちゃんの活躍が著しいのだけども、そういう破天荒さによって、患者がだんだんとハメを外すでもないが、解放されていくように錯覚させられるのが楽しい。実際にそうなのかはわからないが、それを読んでいるこっちも、なんか解放された気分になれるのが、このシリーズの好きなところだと再認識した。
とみかず
2023/09/22 12:27

Rさん。ナイスありがとうございます。自分が勝手に凝り固まってしまうのでんすね。少し先生を見習いたくなりました。

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小杉さんをなんとか堅気に戻そうと画策するけども、どんどん仕掛け人の道に入ってきてしまうというお話数編。随所に、梅安が抱える闇ともいえる女性への嫌悪が見えるのが怖いのだが、それがゆえに煩悶する話しが面白い。彦さんも梅安先生も死を身近というか、どこか憧れに似たものとして心に飼ってるような切なさがあってとてもよい。それがまた、お互いに通じ合うという絆が、友情とも異なるものでかっこいいな。
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小兵衛先生が主体の話が多く、ご隠居が暇を持て余して、なんやかんやを解決してしまうといった感じで、割とほのぼの読めるものが多くてよかった。とはいえ、くだらない大名のいざこざや、悪漢が出てくる話もすかっと解決してて気持ちがよい話ばかり。特に殺陣の描写が、凝っているわけでもないのに凄さや冴えが見えるような内容で読み応えたっぷりだった。過去の因縁や、巡り巡る仇の話など、人情話としても読みごたえのある内容で終始面白く読めた。
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R
小市民たちも成長して、やがて卒業していくんだよなという妙な寂しさを感じつつ読んだ。あくまで日常に発生したちょっとした謎を解明するという他愛ないもので、その他愛なさがすごくよかった。特に小山内さんが、ある意味理不尽にかわいそうな目にあってしまうところが情景描写含めて、なんと可愛らしいと感嘆するほどで、既刊の活躍ぶりとまったく異なる姿が素晴らしい、これこそ小市民と思えるところがよかった。しかし、岐阜から名古屋に高校生の男女二人でスイートをって完全に上級デートだなと思う。
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R
アメリカにおけるSNSの影響を調査した本。ほぼ論文といって差し支えないような堅苦しい内容ながら、壮大な社会実験めいたことを行っていて、非常に興味深い内容だった。SNSによって妙なアイデンティティが形成され、それが歪んだ仲間意識のようになり、他者への攻撃を加速させていくプロセスが、様々な内容から示されるわけだが、立場や所属という概念を発端にして、異端排除が醸成されるのは避けられないし、それを助長するSNSという姿だが、人間の本性が排他性をもって、たまたまSNSがそれを鮮明にしているだけともいえる。
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加藤先生と渡辺先生の対談の様子も加えた、それぞれの将棋に対する話をまとめた本でした。それぞれの考え方がはっきりと異なっているのが面白くて、まさにそれぞれの天才の考え方というのが読めるようで楽しい。それだけ異なる二人だけども、極めて高度な将棋の一手で、共感と呼ぶのか、見解というか興味が一致する瞬間というものが、お互いの遠い思い出として共通して残っているというのが天才同士の会話という感じで好きだ。渡辺先生に引退してしまいそうな危うさがあるんだが、長く走り続けてほしい。
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池波先生の歴史小説短編集。表題作が鳥居強右衛門を扱っているのだが、講談の話を歴史小説として読みやすくくだしていてすごくよかった。実験的な作品ともいえる、土方を扱った作品の評価が高く、先生のキャリアのターニングポイントともいえるものだったようでそちらも面白く読めた。いずれも歴史小説でありながら、主人公という人間を描くことが主眼となっているのがよくて、原田左之助を扱ったものも、馬賊説をとっているんだが、その当たり前さとか信じられる展開と描き方が見事で、凄く面白く読めた。
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タイトルのような大上段に構えた男とは的なものではなく、小説家としての日々や考えるところを語ったエッセー集。やや暗めというか、重さのある内容で、若かりし頃のある種派手な生活の話ではなく、戦争体験などを通じて培われてきた信念ともいえる人生の基本としているところを直接的ではないが、おそらくはそうであろうと思わせる内容。書いたのが50歳頃のようで、これからというものについての考えも述べられているし、自分をどう生きるかについて真摯に考えている姿が見えて、かっこよかった。
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もはやタイトルがネタバレの隠語みたいにもなってる名作ミステリ。ポワロシリーズで、ヘイスティングスが出てこないから、あなたが代わりにと医師を相棒にして事件を解明していくのだが、驚きの結末に繋がっていくわけだけども、よくできた会話劇で、オチから逆算していくとポワロの行動全てに合点がいくようになってるのが凄い楽しかった。複数の無関係な謎もついでに明かされるのが醍醐味の一つだが、恋愛関係はそんな事ある?と思うような情動があって理路から外れてるように読めるが自然なのが面白い。
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R
台湾客家文化を紹介した本。実際に客家人が多い台三線ロマンチック街道なる場所を中心に、現地の人と触れ合ってのエッセーで楽しそうな様子がよかった。客家料理の紹介が、どれもこれも美味しそうで、かつ、滋味豊かで体が元気になりそうなレポートとあわせて実によかった。山間の里が多いので、訪れるのは難しそうだと感じつつも、やさしい人柄の客家人の姿がみられる本だった。
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R
大治郎と三冬さんが結婚するお話を中心に数編。相変わらず秋山先生の強さが際立っているんだが、その対比というべきか、若さという違いのある大治郎の煩悶や、考え方、そして変化というものが描かれているのがとてもよい。大恋愛とは異なるのだろうけども、相応の色恋模様が描かれて、その姿もまた大治郎らしさにあふれているというのが実によいんだが、三冬さんがまた、とてつもなく愛らしいのが素晴らしい。大治郎の成長が見て取れるのもまた面白い。
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お決まりの二人組による、颯爽と解決される事件短編。トリックと動機の二面を論理的に詰めていくといった感じが面白くて、ミステリに挑む形ではあるのだが、話がなにせ面白いと、ずいずい読まされてしまうのがよかった。基本的に殺人が絡むのだけど、そうではない話なんかもあって、いずれも犯人の思考が自分勝手なんだが、その都合よく考える思考方向というのは、誰にでもあるものだよなと気づかされたりして、ちょっと考えさせられた。火村の過去に何があるのか、気になるな。
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R
実にいい感じの本だった。初段の壁の存在を棋士の先生は認識できないというのが、ポイントで、この本だからこそ示してくれる将棋への取り組みというのが見えてくるようで大変よかった。とはいえ、結局は3手詰ハンドブックを暗記しろに尽きるなと思ってしまうんだが、詰めろの重要性とか、実戦的な部分、心構えなんかをよくよく教えてくれるようで、大変よい読書になったと思う。将棋強くなれる本じゃないけど、気持ちよく将棋に取り組めるようになる本だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/10/22(3968日経過)
記録初日
2004/12/04(7212日経過)
読んだ本
2010冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
598137ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1749件(投稿率87.0%)
本棚
13棚
性別
年齢
46歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
滋賀県
外部サイト
自己紹介

なんでも読もうと思います。
歴史、経済、理系の本が好きです。
趣味でサボテンを育てています。

好きな作家さん
夏目漱石、司馬遼太郎、円城塔、吉田修一、篠田節子

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