読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

かな
読んだ本
3
読んだページ
736ページ
感想・レビュー
3
ナイス
44ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かな
シリーズ最終話Aunts Aren’t Gentlemen。世の半分の問題は叔母が紳士じゃないから起きるのだ。甥っ子代表バートラムは回顧する。街遊びもほどほどにという医者の助言に従って田舎に滞在する粋人バーティと従者ジーヴスだが、あのダリア叔母が巻き起こす「思いがけない時にひょっこりしつこく現れる猫」騒動に巻き込まれる。今回はジーヴスの叔母も場外キーパーソン。猫と馬の美しい友情をよそに、猫さらいの犯人を巡って馬主も叔母も甥っ子も大騒ぎ。こんなにばかばかしくて楽しい話は他に知らない。著者92歳、最後の小説。
かな
2024/10/20 17:30

“She uttered a sound rather like an elephant taking its foot out of a mud hole in a Burmese teak-forest.(彼女はまるでビルマのチークの森で象が泥穴から足を引き抜くときのような声を上げた)”

かな
2024/10/20 17:31

これでシリーズ15冊を読み終わった。20年前に数冊を和訳で読んだきりだったが、今回再読して今だから分かる面白さがあったし、とにかく楽しくてスカッとした。最高の現実逃避だ。ただ古いものは約百年も前に書かれていて、そのためか有色に差別的と思える笑いも少なくない。こんなに軽やかで毒のない物語の中にあるということは、そうした態度が当時は息をするように自然なことだったのだろう。ということは気付かないだけで今を生きる私も同じことをしているかもしれない。時代と共に価値観はシフトしても人間はそう変わらないだろうから。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

かな
シリーズ最終話Aunts Aren’t Gentlemen。世の半分の問題は叔母が紳士じゃないから起きるのだ。甥っ子代表バートラムは回顧する。街遊びもほどほどにという医者の助言に従って田舎に滞在する粋人バーティと従者ジーヴスだが、あのダリア叔母が巻き起こす「思いがけない時にひょっこりしつこく現れる猫」騒動に巻き込まれる。今回はジーヴスの叔母も場外キーパーソン。猫と馬の美しい友情をよそに、猫さらいの犯人を巡って馬主も叔母も甥っ子も大騒ぎ。こんなにばかばかしくて楽しい話は他に知らない。著者92歳、最後の小説。
かな
2024/10/20 17:30

“She uttered a sound rather like an elephant taking its foot out of a mud hole in a Burmese teak-forest.(彼女はまるでビルマのチークの森で象が泥穴から足を引き抜くときのような声を上げた)”

かな
2024/10/20 17:31

これでシリーズ15冊を読み終わった。20年前に数冊を和訳で読んだきりだったが、今回再読して今だから分かる面白さがあったし、とにかく楽しくてスカッとした。最高の現実逃避だ。ただ古いものは約百年も前に書かれていて、そのためか有色に差別的と思える笑いも少なくない。こんなに軽やかで毒のない物語の中にあるということは、そうした態度が当時は息をするように自然なことだったのだろう。ということは気付かないだけで今を生きる私も同じことをしているかもしれない。時代と共に価値観はシフトしても人間はそう変わらないだろうから。

が「ナイス!」と言っています。
かな
シリーズも本作を含め残り2冊、とうとうジーヴスの1stネームが明かされた。バーティも初耳らしい。ここまでついてきた読者にささやかなご褒美かな。さてジーヴス所属する紳士付き紳士のためのJr. ガニメデ・クラブ(意味深な名前だ)には門外不出の本がある。雇主の秘密が使用人の手で詳らかに綴られているのだ。バーティの密かな心配の種だったこの本が、満を持して(?)のっぴきならない状況を引き起こす。お馴染みのキャラとプロットが一つずつ締め括られていくのが楽しいけどほんのり寂しい。
かな
2024/10/19 22:03

読んだのは英国版だが米国版は胸熱の終わり方らしい。タイトルも The Tie That Binds。ずっ友というやつですね。

が「ナイス!」と言っています。
かな
おなじみのプロット、だけど楽しい。ジーヴスの帰還に浮かれるバーティに凶報が告げられる。ガッシーとマデリンが破局の危機にあるという。そうなればマデリンはバーティとの結婚を望むはず。そんな事態を避けるため、彼はジーヴスとともに再びバセット家の本拠地、恐怖のトトリータワーへ向かう。叔父トム垂涎の骨董品、もとアフリカ探検家、怒れるスポードを加えて「スープ」の出来上がり。バーティは刑務所行きか結婚かという局面に。でもジーヴスがいれば大丈夫。ただバーティお気に入りのアルパイン帽子(ピンクの羽根つき)の運命やいかに。
かな
2024/10/19 20:34

Aberdeen terriers, possibly owing to their heavy eyebrows, always seem to look at you as if they were in the pulpit of the church of some particularly strict Scottish sect and you were a parishioner of dubious reputation

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/11/13(5489日経過)
記録初日
2009/06/14(5641日経過)
読んだ本
457冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
118165ページ(1日平均20ページ)
感想・レビュー
318件(投稿率69.6%)
本棚
10棚
自己紹介

読んだ本の記録にぽつぽつと感想を綴っています。

英語や英米文化に興味があるみたいです。
英語の洋書も読みます。
仏語も勉強中ですがさっぱりです。
最近は英語のオーディオブックに目覚めました。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう