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2022年5月の読書メーターまとめ

Totchang
読んだ本
11
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3418ページ
感想・レビュー
11
ナイス
269ナイス

2022年5月に読んだ本
11

2022年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Totchang
「Esquisse:素描、下絵、素案、概要を意味する仏語。作品を制作するための着想や構想、あるいは構図を描きとめた下描きのことで、作者のインスピレーションを吟味し、計画を(綿密に)練る作業や下絵そのものを指して使われる用語。」(現代美術用語辞典より)。本書の中でも説明されているが調べてみた。題名も作品としての絵も、登場人物の名前も相互に絡み合って優しい愛を構成している。各章を読み進めるに連れて登場人物の関係性が徐々に明かされるので、一気に読み終えることとなった。本屋大賞第二位というのもよく分かる。
が「ナイス!」と言っています。

2022年5月の感想・レビュー一覧
11

Totchang
初めての作家。まさかこんな内容だとは思いもしなかった。「OR」だって知らないのに。「金融工学」とか「理財工学」が何故工学部で経済学部ではないかの理由はなんとなく理解できた。それにしても「教授」への道のりは大変なんだと感じた。すべて英文の論文を一定数以上投稿して学術誌に掲載させるなんてその努力の凄さには息を呑む。確かに国立大学が法人化されてから、私の出身大学でも論文の数を云々するような報告が出てきていた。金融工学を収めていても、ファンドが破綻することがあるというのもちょっとした驚きだった。東工大、すごい。
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Totchang
題名から自動車が中心の作品かと思ったが、脇役に過ぎなかった。最初は軽トラック、次はボルボステーションワゴン、そして最後はロケバスだった。ロケバスって車種ではないし、とおもいながら・・・。トスカのアリア「Vissi d’arte, vissi d’amore」はやっぱりマリア・カラスで聴きたい。youtube 「ソプラノ 足利真貴Ch!」 で今年の演奏を拝聴した。
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Totchang
図書館で本書を取ったのは、佐藤彦大の演奏会でムソログスキー「展覧会の絵」を聴き、勘違いして管弦楽版が先だと思っていたから。「ボレロ」ももともとバレエ音楽として作曲されたとは!私には知らないことだらけだ。更にBSテレ東のエンター・ザ・ミュージックの「ダフニスとクロエ」の解説を視聴するに至って、改めてラヴェルってすごいなと感じた。本書はそれらの音楽作品をどう紡いでいったのかを丁寧に解説している。
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Totchang
私はパチンコをやらないが、学生時代パチンコ店に入り浸りの友人がいた。そしてかかりつけの理髪店店主もパチンコ大好き人間である。パチンコ店の経営には朝鮮半島出身者が多いと聞いていたが本書はその一例なのだろう。大学を出ても差別から抜けられず自死するとはどういうことなのか、それは私の理解を超えていた。あとがきと解説文を読んで、アメリカでは先住民以外はすべて移民である点と、日本における在日というスタンスが底辺に流れる感情なのかと感じた。
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Totchang
鶴橋を知っているのはショッピングモールでキムチの販売会が時々催されるから。大阪は部落問題が私の想像以上に大きいようだが、その並びに外国人問題も存在しているのだろう。日本統治時代の朝鮮半島で身分解放された白丁(両班ではない)の子弟の一家族が描かれている。上巻ではまだ「パチンコ」は出てこないが、終戦後「戦勝国」と息巻いていた一部の朝鮮半島出身者のありようが臭ってきた。
ミイコ
2023/07/07 16:54

「臭う」という表現が気になりました。虐げられていた人たちが、自分たちを戦勝国だと喜んでいたのなら、それはそれでいいと思います。日本が彼らに行った差別という事実は未来永劫消えませんから。

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Totchang
ネタバレ総合診療科に「白夜」のようなドクターがいたら心強いに違いない。菜食主義からビタミンB12欠乏症となってピロリ菌による萎縮性胃炎がトリガーとなって痙攣を起こす。そんな展開から始まり、数々の誤診につながる病名判断に別の見地から真の病原を突き止めるという大変興味を引くストーリーだった。ただ種明かしが充分でないので「なんだかな~」という気持ちが残った。私の弟の血液型はAB型でRh-でもある。極めて少ない血液型なので自己血輸血できるように献血を欠かさない。そして最後の最後に犯罪を想起させる「白夜」の血液型とは・・。
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Totchang
家族の物語もすごいが、散歩の中身も具体的。主人公の住まいは椎名町で事務所は東池袋。距離は1.5Km未満であるが、90才の老人が25分程度で散歩がてら歩いていく。地域の名所である江戸川乱歩邸や自由学園明日館などが紹介される。新井薬師には妻同伴でバスを利用して行くが「たきび」発祥の地があるなんて知らなかった。梵寿綱設計のビルも中銀カプセルタワービルもGoogleで確認できた。新橋演舞場の件で数寄屋橋で自動車を降り銀座三丁目の蕎麦屋でカツカレーを食べるシーンがあるが、この後銀座8丁目のへの道のりは遠すぎる。
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Totchang
「Esquisse:素描、下絵、素案、概要を意味する仏語。作品を制作するための着想や構想、あるいは構図を描きとめた下描きのことで、作者のインスピレーションを吟味し、計画を(綿密に)練る作業や下絵そのものを指して使われる用語。」(現代美術用語辞典より)。本書の中でも説明されているが調べてみた。題名も作品としての絵も、登場人物の名前も相互に絡み合って優しい愛を構成している。各章を読み進めるに連れて登場人物の関係性が徐々に明かされるので、一気に読み終えることとなった。本屋大賞第二位というのもよく分かる。
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Totchang
ステージドクターで検索をかけてみたら本作品以外にはステージのマネジメント会社がヒットしただけだった。ということでそのような職業は今のところないということだろう。全6話中最初の2話については医師の介在が必要に思われたが、その後の話では保健師でも対応できるのではないかと感じた。医師にしては患者の放った語句に囚われすぎて心配になった。勿論放たれた言葉に責任はついていくのは理解できるが、その大変さが目の前の患者を失念するほどのものなのかと違和感を感じた。
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Totchang
読後に日の丸タクシーの採用情報を覗いたら、いるんですねぇ新卒のドライバー。同社のサイトでは東京のタクシードライバーの年収は484万円。宮城県で293万円らしい。初めて女性ドライバーのタクシーに乗ったのは静岡だった。当時は珍しいと思ったが、特に違和感は感じなかった。リタイアしてからタクシーを利用することもなくなったが、銀座から夜利用したときには高速代も含めて2万6千円を超えていて、運転手さんに喜んでもらえたのを思い出す。そんなことを思い出しながら楽しく読んだ。
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Totchang
題名からは医学を目指す高校生向きにも思えるが、内容は経験された様々なことに及び、がん治療についてはなかなか参考になる事柄であった。「泣くな研修医」「逃げるな研修医」「走れ外科医」を読んだあとでもあったので内容にはいちいちご本人の経験が活かされた作品だったのだと納得した。忙しい診察や手術の傍らの執筆活動に頭が下がる思いである。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/25(3901日経過)
記録初日
2013/11/22(3904日経過)
読んだ本
1838冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
601931ページ(1日平均154ページ)
感想・レビュー
1636件(投稿率89.0%)
本棚
4棚
性別
外部サイト
自己紹介

リタイアしてからは晴耕雨読をしている感じです。晴れの日はサイクリングに行くか、写真を撮るかしています。
ジェフリー・アーチャー、グリシャムの翻訳本が好きです。山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平、葉室麟、松井今朝子、髙田郁、山本一力、近藤史恵などの作家の本が棚にあります。
みなさんの感想文を頼みに、面白い本、感動する本を読みたいと願っています。

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