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田舎のポルシェ

感想・レビュー
399

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b☆h
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長編かと思ってたけど、三つの短編から成る作品だった。共通なのは車の旅。岐阜から東京までを往復するため、友人から紹介された初対面の男とドライブするはめになる表題作は、小気味良く清々しい気持ちで読めた。知り合いの男二人で愛車との別れの旅に出る『ボルボ』は物悲しい感じもするけど、リアルでもある。最後の『ロケバスアリア』は現実的な部分と希望のバランスが良かった。篠田さんの長編小説も読んでみたい。
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防災レンジャー
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なぜか集中できず、混乱して理解出来なかった
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よよよ
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図書館でたまたま開いたページに「岡田准一!」「はぁ?」という台詞があり、とても気になったので借りた。どんどん悪い方へ転がってハラハラするも、塩結びが食べたくなり、今後の明るい展開が想像できる「田舎のポルシェ」。愛車とのお別れ旅の筈が、ほろ苦くとんでもなくサバイバルな「ボルボ」。斎藤夫妻のその後もすごーく気になる。
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Nobuko
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ネタバレ東京から岐阜まで台風の中お米を運んでくれる「田舎のポルシェ」の瀬沼が格好よかった。紫の繋ぎにゴールドのネックレスは一瞬引くけれど、困っている人を放っておかない。もう少し器用だったらお店も妻子も失わなかっただろうに。手を掛けた古い愛車と旅に出る「ボルボ」。熊に遭遇して廃車になりレッカー車に持っていかれるのは寂しかっただろう。人生の終盤に差し当たり、やりたい事が思いつくなんて素晴らしい。コロナ禍にホールを貸切り、孫の運転するロケバスで向かう「ロケバスアリア」。余韻に浸れる三作品。車に詳しくなくても面白い。
0255文字
hamm
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3つの短編集
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マッキーコ
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主人公は、岐阜の郷土資料館の職員、リタイアした元企業戦士、夫に先立たれた介護士など普通の人たち。それぞれに目的を秘めてロングドライブに出発するが、思わぬトラブルの連発に、すんなりと目的を果たすことなどできない。二転三転するストーリーに、旅のスリルと人生の奥深さの詰まった一冊。〈運命を嘆いてなどいられない。神仏を恨んだところで何になるだろう。今日を楽しみ、歌い、食べて、飲んで、働き、人生を愛する。命の尽きるその日まで〉ヒロインの言葉に、作家・篠田節子の覚悟が重なって見えた。
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Tomegoro Matsumoto
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「ロケバスエリア」物静かな神宮司さんが、レコーディングの際に厳しい鬼コーチに豹変するプロ根性がすごい。またオカンが駐車場で歌った際トラックの運転手が頭上から拍手しコメントするシーンも面白い。まもなく手に入る七桁の金額の正体が最後に明かされる。悲しむべきところだが、オカンの前向きな強さに勇気づけられる。後の二作も、登場人物のキャラクターが実に味わい深くて良い。「ボルボ」おじさんの気楽な二人旅が、最後命がけの戦いに巻き込まれる。「田舎のポルシェ」見かけで人を判断してはいけない。
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ヴェネツィア
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3つの作品から構成。共通項は、まず、いずれも物語の核となるのが車であること。それぞれ、田舎のポルシェ(軽トラ)、ボルボ、ロケバスである。そして2つ目。いずれも互いによく知らないカップル(「ボルボ」はカップルとはいささか違うが)の物語であること。篠田節子は、こうしたシチュエーションで物語を組み立てて行く。方法的にも、おそらくは人物と車を設定し…というものであったと思われる。いずれも、すごく感動的だということはないが、それでも篠田の練達の業を十分に楽しむことができる。いつもながら上手い作家である。
ヴェネツィア

【ネタバレを含む】表題作は、ひょうっとして恋の花咲くことに…と思ったが、さすがにそれはなかった。軽妙ながら、強いリアリティがありよくできた作品。「ボルボ」の愛惜もなかなか。しかし、私は「ロケバスアリア」をとりたい。

08/13 16:44
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咲
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ロードムービー 「田舎のポルシェ」田舎は軽トラ生活必需品ですよね。強面だけど、本当は優しい瀬沼さん、東京でも都会から外れると、長男信仰、男女尊卑がきっとあるんだろうね。 「ボルボ」廃車にする前に最後の長距離旅行おじさん2人旅、がそのまま熊に襲われて廃車になっちゃう  「ロケバスアリア」はコロナ禍の自粛要請で、音楽ホールを格安で借りた孫と祖母のホンワカ話かと思いきや最後甲状腺がんの為、声帯を失くす前に思いっきり歌いたい、ちょっと切ないです。でも私も趣味のダンス、音響スポットライト浴びて踊ってみたいな
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はち
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車に関係する3作品。どれも面白かったが、米を運ぶ軽トラが特に良かったかな。印象の悪かった瀬沼が意外にいいやつでそれを発見していく過程を一緒に体感した。おいしくない米でも作り続ける事情みたいのもきっとこういうことは様々な場面であるんだろうなあと身につまされた。
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アジャ
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久し振りの篠田さんの作品。タイトルの田舎のポルシェって何?三台の車にまつわる人たちのしっとりとした物語、面白かった。軽トラのツナギ服の瀬沼カッコいい。
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おかめ
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面白かった。台風のさなか軽トラでコメを運ぶのもドキドキだし、ボルボもまた違った意味でいろいろドキドキ。ロケバスアリアもそうかぁ…と少し切なくなるラストも良かった。
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しめおん
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ネタバレ車にまつわる3つの短編集からなる本。どの話もそれぞれ心温まったり、ハラハラしたり、それぞれのよさがあって面白かった。東京の田舎の話や、クマの恐ろしさ、コロナがピークの頃の雰囲気っていう車に直接関係ない部分の描写もよかった。ちょっとスッキリしない部分もあるけど、この中だと3つ目のロケバスの話が好きかな。ただどの作品にも面白いキャラがいるのに、1作品が短くて掘り下げが物足りなかったのが残念。
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ダイナマイトダディ❨DD❩
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ネタバレ初読。図書館本。初篠田作品。モノより思い出、とは某自動車メーカーのキャッチコピーだけれど、この本ではモノ(車)も物語の一部となり重要な役割を果たしている。車での移動、遠出ってなんかワクワクするよね。そんなワクワクが詰め込まれた三篇の中編。他人同士、知り合ったばかりの友人同士、おばあちゃんと孫。三者三様の関係性があり、旅の目的やらシチュエーションも相まって、道中で起きる数々のドラマ。そんなドラマを見守りつつ、旅先での傷を癒してくれる愛すべき車たち。旅とは人生の縮図なのかもね。そんなロードノベル、大好きです。
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have a plan
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車にまつわるお話が3つ。どの話もきっと登場人物たちは幸せに暮らしてるだろうと想像できて、良い余韻にひたれました。ベテランの文章は安定感があっていいな。
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キミタン
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乗ってる車は違っても、ロングドライブっていう行為そのものが精神状態をハイにさせるところがあると思うんだよ。 糸の切れた風船のように自分のテリトリーからどんどん遠くへ離れていくんだから、身体は疲れるけど心は日常から離れて興奮状態になるよね。 そんな中での精神的逃避行を軽トラ、ボルボ、ロケバスで展開する三話の物語。
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たま
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疲れた遠距離。
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猫背
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ネタバレ帯にある現代人に送るエールではなかったように思うが。北海道の話は一番悲哀。ロケバスのお話は将来コロナ禍の日常がどんなものであったかを味わうのによい文献ですね。
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かずくん
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新聞かFacebookの記事でミステリー小説家の篠田節子さんを紹介する記事を読んで、読んでみた。初読の小説家さん。でも私の胸に響く話。タイトルの田舎のポルシェもいいし、ボルボもいいしロケバスアリアもいい。期せずして何れもクルマを扱った話だった。他も読もう!
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基本読書は昼休み
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実家の米を引き取るため台風が迫る中、強面ヤンキーの運転する軽トラで東京を目指す女性の話と、不本意な形で大企業勤務の肩書を失った二人の男性が廃車寸前のボルボで北海道へ旅行することになった話と、コロナで格安になった憧れの音楽ホールで歌うことになった古稀の女性と孫がロケバスで車中泊をする話の3話。
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ダミアン4号
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軽トラと紫のつなぎを着た大男…近所で見ます。岐阜在住の主人公が東京の実家で採れた米を運ぶ事になり助っ人に頼んだのは…東京だからって都会ばかりじゃない。地方の方が賑やかって事もある。台風の中、高速道路を軽トラで90キロ…想像すると冷や汗。2編目は共に妻から疎まれ人生も下り坂の男二人が“くたびれたボルボ”に乗って北海道を行く…妻の浮気を疑った挙句、遭遇したのは…3編目はコロナ禍、憧れの歌姫が立ったステージを格安で借りられる。思い切った主人公は孫の運転するロケバスで…同乗していたのはプロの録音技師…最後はホロリ
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yu.ka_4416
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軽トラ、ボルボ、ロケバスと舞台を変えながら様々な人間ドラマを乗せて走りゆく行程の物語。ちょっとした遠出の旅物語は好きなジャンルで面白かった。
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またあした
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ネタバレドライブにまつわるお話が三作。 台風の最中、岐阜から八王子まで軽トラでお米を取りに行く「田舎のポルシェ」 定年退職した男性二人がボロボロの愛車「ボルボ」とのお別れ旅行に出かけた先は北海道。熊に襲われる場面が今年、この時期になんともタイムリー。 「ロケバス」はコロナ禍真っ最中の時の様子が思い出されて、コロナが徐々に過去の物になって来たと感じさせてくれた。 「田舎のポルシェ」というタイトルが篠田節子さんらしからぬ感じがして、逆に気になって読んでみた。 今まで私が読んだ作品とは感じが違うが、GOODでした。
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だっち
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★★☆☆☆I felt it was too packed even though she couldn't organize it.
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jackbdc
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ネタバレ派手さの無い普通の日常に生きる人たちに起きる派手さの無い小さな事件をキッカケに、人間、家族や社会の素晴らしさや奥の深さを染み染みと感じさせる短編が三遍。私はロードムービーが好み。若い頃、車で遠出をする事が良くあった。辛かった事、楽しかった事、今となってはいずれも貴重な思い出。物語の没入に自分の体験を動員するのが楽しい。荒天の日に軽トラックで赤の他人と複雑な感情のある実家に訪れるという物語。ひとつひとつは小さな要素を幾つも掛け合わせて日常感ある非日常を紡ぐ構成。読後に確認してみれば良く出来ていると唸った。
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ベイマックス
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三作の車を主軸にした、紀行文のような物語。残念ながら、読みごたえは感じなかった
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manamuse
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スバリストの旦那さんが表紙に喰いついてました。3編あるけど、どのドライブも嫌だわぁ〜。ボルボは240か850Rが大好きだ!台風の時は外出を自粛しよう。熊を甘く見てはいけません。
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hitokoto
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 篠田節子「田舎のポルシェ」、2021.4発行。田舎のポルシェ、ボルボ、ロケバスアリアの独立3話。それぞれの車の特性に応じた走行中の話がメインで、篠田さんの構想に拍手。私は「田舎のポルシェ」が一番のお気に入りです!
hitokoto

ナイス、有難うございます!

11/07 00:28
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kirinsantoasobo
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図書館本。表題を含む3つの短編からなり、どの物語にも登場する車がいい味をもって寄り添います。 今は環境が変わり車に乗らなくなりましたが、読みながら運転していた頃の思い出が懐かしくよみがえりました。等身大の綺麗すぎない描き方がまた良くて、いろんなことがあっても人生てそんなに悪くないなと感じさせてくれました。波乱続きの中で笑いあり涙あり、最後には心が温まります。
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4丁目の父ちゃん
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タイトルに惹かれて図書館で借りる。サンバートラックのRR(リアエンジン、リアドライブ)はポルシェと同じ、だから田舎のポルシェとは以前聞いたことがある。150kgの米袋を乗せて高速道路を突っ走る(低速で)、田舎のポルシェ。長年の愛車ボルボ(v70かな?)最後の別れがとんでもない事となるが、最高の別れかもしれない。ロケバスアリア? 何だろう、と読み始める。これも良いお話でした。
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ryohjin
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車とドライブの設定で描かれた3篇。どの作品も同乗者のお互いの人生の一端が照らし出されてきます。3篇目の『ロケバスアリア』は、古希の素人歌姫がプッチーニのアリアにチャレンジし、同じ年の音楽ディレクターがそれに立ち会うお話。音楽に絡んだ篠田節子さんの作品はいつもいいですね。作中でせつなさを含んで歌われた『川の流のように』のメロディーを読み終えたと同時に口ずさんでいました。静かに余韻の残る作品でした。
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masa
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ストーリーのベースとしてクルマがありながら、その内外で繰り広げられる人間模様。3話のオムニバス。各話、選ばれているクルマがなかなか渋い。田舎のポルシェなんて呼び方は知る人ぞ知ることなのでは。それについて語るくだりはなかったと思いますが。個人的には2話目の話がドラマティックで好み。
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5〇5
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「ドライブにまつわるお話が3編。考えてみると自動車の中って、ちょっと不思議な空間だよね」 「特に、よく知らない者同士が乗り合わせるとなおさらビミョウかな」 「ずっと沈黙でいるわけにはいかないもんね。長時間いっしょにいると互いに意外な内面がみえてきてドラマが始まるのね」 「そういう意味でも、このドライブから始まる人間模様は楽しめたね」
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そうたそ
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★★☆☆☆ 強面のヤンキーが運転するオンボロ軽トラに大量の米をのせ、延々ドライブすることになった女性を描く表題作含め、ロードノベルを三編収めた短編集。面白かったのは表題作。何ということのないドライブにもドラマが詰まっている。ロードノベル、と聞いて想起するような青春はないかもしれないが、その分そこには人生が詰まっていた気がする。一方、他二篇の「ボルボ」「ロケバスアリア」は著者にしてはキレがなく、読むのがなかなか辛い出来だった。
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MASA123
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表題作「田舎のポルシェ」は、岐阜に住むアラサー女が、東京の実家(農家)に米をとりに行って持って帰る話だ。 知り合いに運送を頼むと、がらのよくないアラサー男性が運転する年季の入った軽トラがやってきた。2人をのせた軽トラは夜の東名高速を走る。岐阜・東京往復の珍道中! 菅原文太のトラック野郎のように、映画の運搬ストーリーは、あれこれ、あれこれ、また、あれこれ、の連続で痛快だけど、「田舎のポルシェ」もそうなんだ。窓の手動式ハンドルが思わぬ役に立ったり伏線回収もいっぱいで、テンポよく読めておもしろかった。
MASA123

篠田節子は初読み。1作目「田舎のポルシェ」は気に入ったが、「ボルボ」「ロケバス」は、話がふくらみすぎて、すこしついていけなかった。

09/21 00:21
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ユザキ部長
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昔、仕事でサンバートラックに乗った時、RRだからポルシェと一緒だと思った。また仕事でボルボは硬いなぁ~。バスもだけど、それぞれの車で非日常を体験出来た。
0255文字
コリディ
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7点。軽トラ、古いボルボ、ロケバスが脇役の中編3編。さすが篠田さん、ありそうな嫌なエピソードをさらりとかわしたラストになっていて、読後感は悪くはない。
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夢の中のイーグルチャンス!
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あの有名なフレーズ「車はつくらない、車のある人生をつくっている」を思い出される作品です。3部に分かれていますが、車と人生が違えば、景色も変わってきます。ほのぼのとした気分におすすめです。
0255文字
Peter-John
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「田舎のポルシェ」「ボルボ」「ロケバスアリア」という中編三作からなる小説集。どれも車に関連する表題だが、中身はロードノベルかなあ。ロードノベルというとなんとなく爽やかさや感動的な印象だが、作者の年齢からするとそうはいかない。 ポルシェはリアエンジンでリアドライブ。軽トラにも一車種だけこの仕様のものがある。田舎仕様はこちらのほう。ボルボはひねりのないが、ボルボ・ステーションワゴンのこと。箱型のデカイやつ。かなり古いタイプ。ロケバスはそのもの。アリアがからんでいるところが泣かせる。
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655
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小気味良く読めて痛快。小気味良く読めるのは筆者の力量でしょう。
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