読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

夏
読んだ本
23
読んだページ
5838ページ
感想・レビュー
15
ナイス
761ナイス

2024年10月に読んだ本
23

2024年10月のお気に入り登録
1

  • kuroma831

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • kuroma831

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

夏
究極の頭脳ゲームとの謳い文句だったので、非日常の世界線での出来事かと思っていたが、普通の日常に生きる普通の女子高生の話だったので、最初は拍子抜けした。だがその女子高生、射守矢真兎は、常人の域を超えた勝負強さを持つ。彼女はその勝負強さで、次々と敵を打ち負かす。どう勝つのかはお楽しみ。そして最後にはラスボス登場と、まるで王道の漫画を読んでいるみたい。ただ期待値が高かっただけに、それを上回るほどの感動はなし。だが5つの単純とも複雑ともいえるゲームを考案し、勝ち方を読者に悟られないようにした作者の力量に恐れ入る。
夏
2024/10/20 16:56

★★★★☆

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

夏

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:6472ページ ナイス数:921ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/411734/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
15

夏
プロのクラシックギタリストの蒔野と、ジャーナリストの洋子。2人は蒔野のコンサートで出会い、一目会った瞬間からお互いに惹かれていく。けれど2人の恋は、お互いの意思に反して、ある日唐突に終わりを告げる。この小説は、2人の運命の出会いから、5年半の歳月を綴っている。お互いが思い合っていても、いろいろな事が重なって、うまくいかなくなる恋がある。どれだけ強く相手のことを思っていても、それは仕方のないことだ。ただ、進む未来によって過去は変えられる。だからわたしはこの小説を、ハッピーエンドだと言いたい。星4.5。
が「ナイス!」と言っています。
夏
大好きな小説を再読。物語のあらすじはわかっていたけれど、先の展開が読めても十二分に面白い。ところどころに伏線が張り巡らされていて、その伏線が繋がるとき、胸が熱くなって涙が出てきた。オズワルドに仕立て上げられた青柳雅春のことを、青柳雅春と関わってきた人たちが最後まで彼の無実を信じていて、そういうふうに信じてくれる人がいるからこそ彼は逃げ切れたんだと思うと再度胸が熱くなる。小説を読んだら、今度はまた映画を観たくなった。小説ももちろん素晴らしく傑作だったけど、映画もすごく良かったのでどちらもおすすめ。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。
夏
究極の頭脳ゲームとの謳い文句だったので、非日常の世界線での出来事かと思っていたが、普通の日常に生きる普通の女子高生の話だったので、最初は拍子抜けした。だがその女子高生、射守矢真兎は、常人の域を超えた勝負強さを持つ。彼女はその勝負強さで、次々と敵を打ち負かす。どう勝つのかはお楽しみ。そして最後にはラスボス登場と、まるで王道の漫画を読んでいるみたい。ただ期待値が高かっただけに、それを上回るほどの感動はなし。だが5つの単純とも複雑ともいえるゲームを考案し、勝ち方を読者に悟られないようにした作者の力量に恐れ入る。
夏
2024/10/20 16:56

★★★★☆

が「ナイス!」と言っています。
夏
とある地方の高校に、伝説めいた奇妙なゲームが受け継がれていた。3年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が現れるのだ。その年のサヨコの働きによって、その年が幸運になるか不運になるかが決まるという。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。するとそれに合わせたかのように、一人の少女が転校してくる。名前は津村沙世子。奇しくもサヨコ伝説と同じ名前を持つ彼女が転校してきた時、不穏な影が彼らを包み込む。物語も世界観も良くて、引き込まれながら読み進めた。読み終わってもまだ、サヨコ伝説の謎が心に残る。星4.5。
が「ナイス!」と言っています。
夏
桜宮水族館の深海館に設置されている黄金地球儀。その額なんと一億円。8年ぶりに現れた悪友、ガラスのジョーこと久光穣治は、その黄金地球儀を盗み出す計画を、俺こと平沼平介に持ちかけてきた。あの頃の合言葉、「ジハード・ダイハード」の台詞と共に。舞台は2013年の桜宮市。この小説が刊行されたのが2007年だから、描かれているのは少し先の未来。今までの作者の小説には魅力的な人物がたくさん出てきたが、今回は魅力的だと思える登場人物が一人もいなくて読むのが苦痛な部分もあった。ドタバタコメディが好きな人は好きなのかな。
夏
2024/10/17 17:33

★★★★☆

が「ナイス!」と言っています。
夏
モネからモンドリアンまで、すなわち印象派からフォーヴィスム、キュビスムを経て抽象絵画にいたる近代絵画の巨匠14人の作品14点を対象として、それぞれの作品の成立の事情やその意味を明らかにしながら、同時に近代絵画の歴史を辿ろうと試みたのが本書である。少しでも美術に関心がある人なら、誰でも一度は名前を聞いたことがあるだろう巨匠の名がずらりと並んでいる。近現代芸術は芸術の進化がとても速く、印象派が流行ったと思ったら今度はポスト印象派、そしてフォーヴィスム、キュビスムと、どんどん新たな芸術が台頭していくのを感じた。
夏
2024/10/15 16:58

星4.5

が「ナイス!」と言っています。
夏
本書は1969年に刊行された『名画を見る眼』を、カラー版として刷新し、主題となっている15の名画だけでなく、本文で言及した絵画、彫刻なども参考図版として収録したものだ。今となっては知らぬ人の方が少ない名画ばかりだが、この本が刊行された当時、日本ではどれくらいこれらの名画が浸透していたのだろうと気になった。画家の名前や絵画の名前など、今とは少し違う記し方が気になっていたのだが、なるべく当時の表記のまま残したと書いてあり納得がいった。下手に変えるより、当時のまま残しておいた方がいいものもある。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。
夏
江國香織さんのデビュー作「桃子」を含む、21編の短編集。ひとつひとつのお話が10ページ程度と短いので、あっという間に読み終えてしまった。この短編集の始まりの物語である「デューク」は、始まりにふさわしく、優しく温かい物語だった。飼い犬のデュークの死を嘆き悲しむ私が、電車で不思議な男の子と出会う話だ。短編の良さが存分に出た物語だと思う。「小さな童話」大賞を受賞した「草之丞の話」も良かった。これも一風変わった家族の、優しくて温かい話だ。そういう話がいくつもある、優しい短編集だった。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。
夏
キリスト教美術の誕生からバロック美術に至るまで、キリスト教美術を網羅している。絵画や彫刻がもカラーで見やすく、何より読みやすくて面白かった。カロリング朝とオットー朝の美術など、他の美術史の本では見かけないような章もあり、それだけでもこの本の貴重さが感じられる。ビザンティン美術も他の美術史の本で見かけた覚えがないので(わたしの知識不足かもしれない)、新鮮で興味深かった。ロマネスク美術、ゴシック美術、ルネサンス美術、バロック美術など王道の章もあり、この一冊だけでもだいぶ勉強になった。星4.5。
が「ナイス!」と言っています。
夏
教科書
が「ナイス!」と言っています。
夏
川上弘美さんのエッセイ。読売新聞などに掲載された「台所の闇」、Pomme de Papierに連載された「なんとなくな日々」、「中日新聞」に連載された「平成の蜜柑」の3本立て。実家は中日新聞を取っていたがこの頃わたしは2〜3歳。もちろん新聞など読まずにすくすくと育っていた。そんな昔のエッセイだから、今のようにスマホもコンピュータも発展していない。原稿を送るのにファックスを使用していたこと、原稿に直筆で文字を書いていたことに、時代を感じる。川上弘美さんのゆったりとした世界に浸りながら読了。星4.5。
が「ナイス!」と言っています。
夏
題名にもあるように、日本でしか見られない世界の名画がの紹介。印象派もあればキュビスムもあるけれど、印象派が多い印象。日本人が印象派を好むことと関係しているのだろうか。モネの作品など、探せばこんなに日本で見られるんだと感じた。全国の美術館を一つ一つ訪ねるのは大変だけれど、外国に行くよりは安いので、日本で見られる名画はお得だ。パスキンやキスリングは知識不足で名前を知らなかったのだが、この本を読んで魅力的だなと思った。特にキスリングの絵は趣がある。ここには載っていないけれど、福岡市立美術館のダリの絵も良かった。
夏
2024/10/08 20:56

個人的にはポール・デルヴォーも好き。★★★★☆

が「ナイス!」と言っています。
夏
欧米の美術館へ行くと、ギリシャ・ローマ神話やキリスト教をテーマにした作品ばかりで驚かされる。欧米の人なら一目見ただけで何が描かれているかわかるのかもしれないが、わたしにはわからず歯痒い思いをした。この本ではギリシャ・ローマ神話やキリスト教のアトリビュートやシンボルが一つ一つ丁寧に紹介されており、勉強になった。一つのアトリビュートにいくつもの意味があるので、パッと見ただけではその絵画の主題が何かわからないかもしれないが、じっくり見ると必ずどこかにヒントが隠されている。この本を持って美術館へ行ってみたい。
夏
2024/10/04 09:17

★★★★☆

が「ナイス!」と言っています。
夏
ワシントン・ポーシリーズ3作目。カンブリア州で、切断された人間の指が2本ずつ次々に発見された。1本は生きたままで、もう1本は死後に切断されたものだ。現場には#BSC6の文字。背後にはキュレーターと呼ばれる存在。一体キュレーターは、何を目的としているのか。今作もポーの推理が光る。このシリーズは本当に面白い。ポーとブラッドショーの絆が深くなっていくのにも心が温まる。ここで行われた犯罪は残虐すぎて目を背けたくなるけれど、最後、事件が解決して良かった。大団円とは言えないだろうけれど。★★★★★
夏
2024/10/03 14:12

【ネタバレ】今作の犯罪のモデルとなったブルー・ウェール・自殺チャレンジが本当に存在することが恐ろしい。

が「ナイス!」と言っています。
夏
アラバマ州の小さな町グレイスで、連続少女誘拐事件が起きていた。そんな時、レインの双子の姉サマーが、「ごめんなさい」と書き置きを残していなくなってしまった。レインはサマーを探すために、連続少女誘拐事件について可能な限り調べていく。サマーはその事件の被害者になってしまったのか。また、その事件の犯人と目される鳥男とは一体誰なのか。作者の前作『われら闇より天を見る』が良すぎたので、本作を最初から期待して読み始めてしまったのは失敗だった。この小説も良かったけれど、『われら闇より天を見る』には敵わない。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/30(4111日経過)
記録初日
2013/11/30(4111日経過)
読んだ本
1789冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
499661ページ(1日平均121ページ)
感想・レビュー
1335件(投稿率74.6%)
本棚
1棚
性別
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう