川上弘美さんのエッセイ。読売新聞などに掲載された「台所の闇」、Pomme de Papierに連載された「なんとなくな日々」、「中日新聞」に連載された「平成の蜜柑」の3本立て。実家は中日新聞を取っていたがこの頃わたしは2〜3歳。もちろん新聞など読まずにすくすくと育っていた。そんな昔のエッセイだから、今のようにスマホもコンピュータも発展していない。原稿を送るのにファックスを使用していたこと、原稿に直筆で文字を書いていたことに、時代を感じる。川上弘美さんのゆったりとした世界に浸りながら読了。星4.5。
★★★★☆