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2025年1月の読書メーターまとめ

夏
読んだ本
12
読んだページ
3027ページ
感想・レビュー
9
ナイス
466ナイス

2025年1月に読んだ本
12

2025年1月のお気に入り登録
1

  • たまご

2025年1月のお気に入られ登録
2

  • ちぃさん
  • たまご

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

夏
10年ぶりの再読本。伊坂幸太郎さんが紡ぐ、6編の連作短編集。この小説を読むと、人と人との繋がりって不思議なものだなと思わされる。世界はとても広く思えるのに、意外に狭かったりもするのだ。わたしにもそういう経験がある。遠く離れた異国の地で、友達の友達に出会ったりすることが、自分だけではなく他の人にも起きている。そういうとき、ああ、世界って意外と狭いんだなと感じるものだ。この小説も、そんな様な小説だった。意外なところで、人と人は繋がっていたりするものだ。その繋がりを、これからも大切にしていきたいと思えた。
夏
2025/01/09 16:34

★★★★☆

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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

夏

夏さんの2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:3674ページ ナイス数:542ナイス ★夏さんの2024年12月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/411734/summary/monthly/2024/12

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2025年1月の感想・レビュー一覧
9

夏
クルト・ヴァランダーシリーズ第一作目。スウェーデンのある小さな村で、恐るべき残虐な殺人事件が起こった。被害者は「外国の」と言い残して息を引き取ったが、その意味するところはわからない。謎だらけの事件に、イースタ署の面々が立ち向かう。殺人事件だけではなくて、当時のスウェーデンで移民がどのように受け入れられていたのかの勉強にもなった。何事にも賛成派と反対派がおり、なかには過激派もいる。それはどこの国でも同じなんだと感じた。スウェーデンの現在の移民政策がどうなっているのかも気になった。星4.5。
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夏
これは、幼少の頃をザンビアで過ごした作者の経験から描かれた物語なのだろうか。豪華な邸宅に住み、使用人や門番を雇い、広い庭に番犬を飼う。アフリカに行ったことがないわたしには馴染みのない世界なのだけれど、きっと向こうで働く日本人には当たり前の風景。その景色を、作者も現地で見たのだろうか。ここに描かれている犬の虎は、とても描写が丁寧で、主人公の虎に対する愛情がひしひしと伝わってくる。伝わってくるからこそ、切ない。作者もここに描かれているように、ザンビアでこのような犬を愛した経験があるのだろうか。★★★★☆
KIWA
2025/02/23 18:39

作者はザンビアで過ごしたことがあったんですか!知らなかったです。ローデシアも飼ってたんですかねー。

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夏
「骨壺のカルテット」から始まる、5編の連作短編集。どのお話も小川洋子さんらしくとても静謐で、久しぶりにその世界観にどっぷりと浸れた。ところどころに差し挟まれる山村浩二さんの絵も素敵だった。これはオタワ映画祭やアヌシー映画祭で上映されたVRアニメから生まれたそうだ。元のアニメを見ていないので、見られるのなら見てみたい衝動に駆られる。きっとそのアニメも、この小川洋子さんの小説のように、静謐で素晴らしいものなのだろう。この中の5編はどれも甲乙つけ難いが、一番印象に残ったのは「耳たぶに触れる」だった。★★★★★
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夏
マリア&漣シリーズ第三弾。今度の舞台は不動産王ヒュー・サンドフォードが所有するサンドフォードタワー。ヒューが希少な動植物を所有していることを突き止めたマリアと漣はサンドフォードタワーに乗り込むが、あろうことかそこでテロに巻き込まれてしまう。同じ頃、ヒューの所有するガラス製造会社の社員と関係者の4人は、ガラスの迷宮に閉じ込められた。彼らはなぜ閉じ込められたのか。その理由がテロ事件と繋がった時、浮かび上がったのはあまりにも恐ろしい真実だった。今作のマリア&漣シリーズも面白かった。悲しい結末だったけれど。
夏
2025/01/19 10:14

星4.5

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夏
久しぶりの西尾維新さん。作者の本を読むのはいつぶりになるのだろうか。この小説は、掟上今日子、またの名は忘却探偵の話だ。彼女は記憶を一日で無くしてしまう。その名の通り、掟上今日子には今日しかない。すべてを一日で忘れるからこそ、探偵としては都合がいいのかもしれない。そんな彼女に助けを求めるのが、この物語の主人公、隠館厄介だ。彼は事件に巻き込まれやすく、その上犯人に仕立てられやすい。だからこそ、掟上今日子の力が必要なのだ。これはそんな二人の5編の連作短編集である。その中でも、最後の話がわたしは好きだった。
夏
2025/01/13 14:56

★★★★☆

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夏
10年ぶりの再読本。伊坂幸太郎さんが紡ぐ、6編の連作短編集。この小説を読むと、人と人との繋がりって不思議なものだなと思わされる。世界はとても広く思えるのに、意外に狭かったりもするのだ。わたしにもそういう経験がある。遠く離れた異国の地で、友達の友達に出会ったりすることが、自分だけではなく他の人にも起きている。そういうとき、ああ、世界って意外と狭いんだなと感じるものだ。この小説も、そんな様な小説だった。意外なところで、人と人は繋がっていたりするものだ。その繋がりを、これからも大切にしていきたいと思えた。
夏
2025/01/09 16:34

★★★★☆

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夏
怒りの取り扱い方、怒りとの向き合い方がとても丁寧にわかりやすく書かれている。怒りに心と体を支配された時、どうしていいかわからなくて、そのまま怒りに身を委ねてしまうことがある。でもそうではなくて、怒りに支配される前に、怒りが訪れる合図を自分の中で察知し、怒る前に怒りを避けることが重要なのだとわかった。怒った時に、タイムアウトをどう上手に取ることができるのかが、自分が怒りと上手く付き合う鍵になるなと感じた。専門書だけれど易しく書かれているので、興味がある方はぜひ一読してほしい本。
夏
2025/01/08 12:12

星4.5

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夏
友達との待ち合わせ場所に向かう途中、突然怪しげな男から「6時間後に君は死ぬ」と宣告された美緒。最初は信じていなかった美緒だったが、その男・圭史の予知能力が当たるのを目の当たりにして、だんだん圭史の言葉を信じ始める。この小説は、「6時間後に君は死ぬ」から始まる6編の連作ミステリである。ミステリというよりも、オカルトに近いと思うのはわたしだけだろうか。この小説の中で何が一番良かったかといえば、やはり「6時間後に君は死ぬ」と「3時間後に僕は死ぬ」である。運命を変えてやるという美緒の強さが、とても羨ましく見えた。
夏
2025/01/06 11:15

★★★★☆

が「ナイス!」と言っています。
夏
吉田篤弘さんによる、少し奇妙な8編の短編集。『ガリヴァーの帽子』、『孔雀パイ』、『御両人、鰻川下り』、『かくかく、しかじか』の4つは、「美しく年老いた物語」という連載の中から生まれた物語であるという。「美しく年老いた物語」というテーマがなんとも美しい。わたしがこの短編集の中で一番気に入ったのは『名前のないトースターの話のつづき』である。別れた彼女のトースターを手放せず、そのトースターで食パンを焼き続ける男の話だ。どことなく切なさが漂っているところがよかった。星3.5。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/30(4109日経過)
記録初日
2013/11/30(4109日経過)
読んだ本
1788冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
499245ページ(1日平均121ページ)
感想・レビュー
1334件(投稿率74.6%)
本棚
1棚
性別
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