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2024年10月の読書メーターまとめ

とろりんとう
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229ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
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  • Yo

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

とろりんとう
お気に入りの方2人が読んだ本。東京にある都立東新宿高校の定時制の物語。研究者ながら高校の教師である藤竹が定時制高校に通う老若男女4名と「科学部」を結成。「火星のクレーター」を再現する実験を始め、日本地球惑星科学連合大会を目指す。メンバーそれぞれに事情を抱えるが、彼らの学ぶこと楽しさや意欲が伝わり、とても面白く、一気読みであった。あとがきで、本作が実話を元にしたフィクションであることが明かされ、それにも驚き。
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2024年10月の感想・レビュー一覧
11

とろりんとう
強くなるには自らの身体を張り、利他の精神が必要なラグビー。最も多様性が進んだ団体スポーツでもある。リーグワンでプレイする選手、監督、レフリーなど様々な人がラグビーの魅力と共に、自身が成長してきた中で何を大切にし、何が必要であったのかを語る。ラグビーというチームスポーツだけでなく、あらゆる組織で活用できる話が多い。様々な手法を駆使したコミュニケーションの大事さ、率先垂範などが多いが、パナソニック監督のロビー・ディーンズのポイント(人との深い繋がりの構築、緊急と中長期の両睨み、過程の評価)が組織的には響く。
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とろりんとう
2019年8月、日本経済新聞書評本。 「因果関係」か「相関関係」かを判断するため、①全くの偶然ではないか、②第3の変数は存在しないか、③逆の因果関係は存在していないか、を確認する(因果推論を知って根拠のない通説に騙されない)。因果推論とデータを用いた経済学の研究結果を豊富に紹介。学力の高い友人に囲まれても学力は上がらない、保育園を増やしても就業する母親は増えない、などエビデンスに基づく既存認識の誤認は痛快。相関関係を示しているだけのデータ分析を因果関係があると誤認すると誤った判断になるため、とても重要。
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とろりんとう
お気に入りの方が読んだ本。2024年本屋大賞ノミネート。著者自身が「僕」として主人公となるエッセイ的な6つの連作短篇集。エッセイとも記載されていたので事実もあると思うが、フィクションもかなり織り交ぜなれている。本当かもと思わせる部分も多かったが、『君が手にするはずだった黄金について』はフィクションだろう。哲学的な思考の部分は著者自身の思いや考え方だと思うし、その辺は面白い。『三月十日』はとても考えさせられた。私も日常の1日にて何をしていたのか全く思い出せなかったし、過去の記録も残っていなかった。
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とろりんとう
お気に入りの方が読んだ本。認知科学と心理学の視点から「伝える」を考察する。話し手と聞き手は知識や思考の枠組みが異なるので、そもそも情報を完全に共有できない。また、忘れるし(人の記憶容量は1GB)、記憶の書き換え、過剰一般化による思い込み・偏り等もある。それらを理解すると共に相対主義の罠に嵌らず、相手の立場に立って理由を明示し、具体と抽象を行き来することが改善策。直感(多くは正しい判断)も非常に大事。コミュニケーションの達人の特徴は、①失敗を分析して糧にする、②説明する、③コントロールしない、④聞く耳を持。
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とろりんとう
お気に入りの方が読んだ本。かなり久しぶりの真保裕一。何者かに射殺された山藤グループ総帥の南郷英雄が実の父と知らされた主人公・英美。彼女が犯人を捜す中で、亡き父の半生と真実を知る。戦後の混乱期はある意味何でもありの世界であったと思うので、亡き父の真実も想定できる範囲内。犯人の意外性はあったが、理由は微妙で、結末もちょっと残念な感じ。
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とろりんとう
お気に入りの方が読んだ本。生物学者である著者がSDGsの欺瞞と矛盾を語る。著者自身が物事を批判的に見る方だと思っているが、江戸時代のエコ経済などは他書でも語られている他、電気エネルギーに関する部分も従来から思っていたことなので納得感はある。SDGsは米中露中東に比べてエネルギー資源を持たない欧州が劣勢を挽回する方策という部分もグローバル経済の中で理解できるが、やや陰謀説的な感じも残る。全体的には数値的な根拠があるともっと説得力があったと思う。
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とろりんとう
お気に入りの方2人が読んだ本。知っている作家も多く、更に全世界で聴かれているNHK WORLD-JAPANのラジオ番組で、17の言語に翻訳された短編作品にて、読む前からかなりハードルが上がってしまった。ちょっと微妙な作品も多く、私自身における珠玉の名作という感じの作品も無かった。好きなのは、重松清の『おまじない』と高田郁の『ムシヤシナイ』か。
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とろりんとう
『言葉のズレと共感幻想』という書名に、疑問を抱いていることが凝縮されており、手に取る。メガヒットを世に送り出す編集者と、思考の探求・可視化を続ける著述家の対話集。9通りのダブリングで示す関係性は腹落ちし、上位目的の共有化は組織に必要。正しい言葉のつむぎ、誰もが暇な時代になる、同じ話を違う人に 繰り返し話すことの効用、メタでありながら感情豊か人になるなど様々な気付きを与えてくれた。中でも「未来は常に過去を変えている」という現在によって過去が規定されている思考は、従来と逆転したが、非常に納得できる視点だった。
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とろりんとう
お気に入りの方2人が読んだ本。東京にある都立東新宿高校の定時制の物語。研究者ながら高校の教師である藤竹が定時制高校に通う老若男女4名と「科学部」を結成。「火星のクレーター」を再現する実験を始め、日本地球惑星科学連合大会を目指す。メンバーそれぞれに事情を抱えるが、彼らの学ぶこと楽しさや意欲が伝わり、とても面白く、一気読みであった。あとがきで、本作が実話を元にしたフィクションであることが明かされ、それにも驚き。
が「ナイス!」と言っています。
とろりんとう
cotenラジオの「シンドラー」の回で紹介された本。シンドラーや杉原千畝の有名な人ではなく、市井のドイツ市民による救援活動の実態を描く。2万人超のドイツ市民の支援でユダヤ人約5,000人が潜伏で生き延びた。ホロコーストで亡くなった人の4倍のドイツ人が空襲の犠牲となる過酷な環境下で、多大なリスクを冒して支援した。反ナチだけでなく、ユダヤ人が気の毒で自分ができる精一杯の行動が多かった。仲間内の裏切り、同族の捕まえ屋もあったが、他者を信じることを頼りに行われた。中国残留孤児などにも同様に人の厚情を感じる。
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とろりんとう
お気に入りの方が読んだ本。YouTube投稿が元になっている様だが、YouTubeは見たことがなかった。歴史のある時点において名著又は影響力のある本であったが、現代からすると間違っている書籍や作者の完全な創作本が記載されている。なかなか興味深い内容ばかりであった。「野球と其害毒」では新渡戸稲造など知識人が野球批判している内容に驚き、不正や創作に関する箇所ではSTAP細胞を思い出した。作成された時代の価値観、世界観は現代と圧倒的に違い、改めて科学の進歩の大切さに気付く。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/09(4004日経過)
記録初日
1998/12/31(9461日経過)
読んだ本
974冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
302957ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
623件(投稿率64.0%)
本棚
1棚
性別
血液型
A型
職業
営業・企画系
自己紹介

自分の知らなかった良い本や作家に出会え嬉しいです。
基本的には、新聞や雑誌等の書評で面白そうな本、読書メーターを通じて知った本、これらの中で気に入った著者の本を読んでいます。

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