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2025年1月の読書メーターまとめ

於千代
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2025年1月に読んだ本
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2025年1月のお気に入られ登録
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  • chiro
  • 竹本明

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

於千代
ディスレクシアの問題を知ってからずっと使っているUDデジタル教科書体。様々な困難の中でも誕生した、まさに「奇跡」のフォントだということがわかった。ユニバーサルデザインだから、きっと読みやすいのだろうという程度の解像度しかなかったが、どのようなことをデザイナーが意識し、どんなエビデンスがあるのかを知って、よりこのフォントを使っていきたいと感じた。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

於千代

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2025年1月の感想・レビュー一覧
43

於千代
科学史の発展と科学者達が神をどう考えてきたかの歴史。筆者はキリスト教徒のため、そういったバイアスもかかっていそうな気もするが、神とか宗教とかを一切信じていなさそうな物理学者の知り合いも「突き詰めていくと、神とか大いなる存在的なものを否定できなくなる」と言っていたので、そういうものなのかも知れないと感じた。
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於千代
土地勘がないためか、あまりピンとこない話も多かったが、「黒い人」の話はゾクッときた。その土地ごとに土地に根ざした恐怖がありそう。
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於千代
1200年代から1982年のフォークランド紛争までの海戦を豊富な絵画・写真と共に振り返る。 レパントの海戦やトラファルガー海戦、真珠湾攻撃など有名な戦いも多数取り上げられるが、マイナーな海戦も多く取り上げられており、初めて知る事も多かった。 ほぼ全てのページに1~2枚の絵画・写真があるため、海戦にまつわる図版集といっても過言ではなく、戦争に興味が無くても絵画に関心があれば楽しめる一冊。
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於千代
人の最期を処理する特殊清掃。不動産に関わる仕事をやってた時期にそんな話も聞いたことがあったが、当事者が語るものはまた印象が違う。次々に壮絶な死後の姿が描かれると、自分の死に様も考えてしまう。
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於千代
承認欲求を抑え、自分が自分がではなく、相手のニーズを踏まえて話す。まずはしっかり聞いて、適切に質問する。
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於千代
『テルマエ・ロマエ』で有名な著者の人生を追う自伝エッセイ。美術に造詣が深いことから勝手に実家が太い人なんだろうな、と思い込んでいたが、かなり苦労していた事がわかり見方が少し変わる。コスモポリタンのような生き方をしているんだなと感じた。
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於千代
内容としては非常に参考になるものが多かったが、ストーリー仕立てなので合わない人は合わないかもしれない。個人的にはちょっとキャラ設定が凝りすぎてるんじゃないかと感じた。
於千代
多様性の重要性を様々な事例から指摘。確かに視点は複数存在した方が良いと感じる。身につまされる話が多かった。
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於千代
『古生物学者、妖怪を掘る』の荻野氏が監修を務め、同書内でも紹介されていた一冊。 ユニコーンやグリフォン、龍や天狗といった架空の生物の「正体」を古生物の視点から考察している。 推測的な部分も多いが、「確かに何も知らなければそう考えるかもしれない」と思わせる説得力がある内容だった。古生物に関する知識が無かった時代、人々が化石の正体を説明するために架空の生物を想像し、それを現代の我々がファンタジーとして消費していると思うとなかなか感慨深い。
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於千代
『股間若衆』に続いて読了。内容的には『股間若衆』よりも一歩踏み込んだ著作という印象。
於千代
ふざけたタイトルだが、美術史家による芸術における男性の裸体表現の研究書。日本では男性の股間が女性のヌード以上にタブー視されてきたという点が特に興味深い。一番の衝撃は、こんなタイトルの出版物の著者が紫綬褒章受章者ということかもしれない。
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於千代
火事と植物の進化を関連付けて説明。サバンナの草原などは、火事が前提となって成立していることが興味深い。 また、火事に適応した種が人間による消火対策が原因で絶滅の危機に瀕しているというのは中々難しい問題だと感じた。 火との関わりを通じて、生物多様性や外来種問題、さらに気候変動と植物の関係について多角的に論じられており、これまでとは異なる視点から環境問題を考えるきっかけとなる一冊だった。
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於千代
太公望こと呂尚が周の文王・武王に説いたとされる六韜が読みたくて手に取る。みたくて手に取る。「虎の巻」といわれることもある「虎韜」の部分では、戦いに必要な兵の人数や武装の種類などの具体的な数字をあげて述べられており、よく兵法書として取り上げられる孫子と比べて実用的な感じがあり興味深い。 前半などは人心掌握術やどんな人物を将軍にするべきか、など現代人でも参考に出来る内容も多かった。
於千代
寛政期をはじめ、江戸時代に複数回おこなわれた出版統制について、出版物の変化とともに追った一冊。 前近代的な発想に基づく統制は当然あるが、「売れるために過激化→規制」という流れは現代にも通じるものがあり、興味深いと感じた。 『文武二道万石通』などの作品について、詳細なあらすじを知るのは初めてだったが、当時の世相を歴史的人物に仮託して風刺している点が印象に残った。 これらの作品を楽しめる民衆の知的水準は、かなり高かったと言えるのではないだろうか。
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於千代
江戸時代から明治期にかけての男性名を分析した一冊で、「氏名」に関する常識が覆される内容だった。 江戸期の人々にとって人名は固定的なものではなく、ある日を境に親と同じ名前になることもごく普通のことであったという点は、現代とは全く異なる感覚であり非常に興味深い。 現在でも氏名を巡る論争は多いが、筆者が指摘するように「現在・過去・未来の時代を超えた、人名の“正しい形”など存在しない」のだなと思わされた。
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於千代
高校地理の内容をSDGsと絡めると、こう読めるという本と理解。予備校講師が書いただけあり、読みやすくまとめられている。
於千代
極めて短い文字制限の中でストーリーを組み立てる。短文でも想像力をかき立てられる作品は良い作品だと感じる。
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於千代
古生物学者である筆者が古文書や伝承などに登場する妖怪を検証し、仮説を述べていく。 鵺はその特徴から考えればレフュージアで生き残った大型のレッサーパンダ、一本だたら(一つ目・一本足)はハクジラ類の化石等々、一見突拍子もない指摘でも、科学的に根拠を言われるとそんな気がしてしまう。(鵺などは著者氏自身がこの説を支持していないと言っているが) ゆるく学際的であり、妥当性は置いておいても読んでいて非常に楽しい一冊。
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於千代
受験をこれからしようとする学生が読むと良いかな、という本。具体的な目標設定方法、モチベーションの維持、勉強の方法など参考になる話が多い。ただ、筆名が「ビリギャル本人さやか」というのは、妙なインパクトがあって、じわじわ笑いを誘う。なぜわざわざミドルネームのように「本人」といれたのか、少し邪推してしまう。
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於千代
筆者が手がけた「アロハで猟師してみました」は、正直なところ自己陶酔気味で、やや上から目線の文章だと感じていた。しかし、本書では文体の影響か、それほど強くは感じなかった。ただし、後半に熱がこもるにつれて似たような雰囲気が現れ、やや距離を置いて読むことになった。文章術としては参考になる部分があった。
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於千代
自分の利益になるように傾聴しよう、という主張は過激だが確かにそちらの方がよいのかもしれないと感じる。自分の利益にならないのに、傾聴すると自分の時間や体力が奪われていく。傾聴についての具体的なやり方も具体的に述べられており、参考になった。自分の意見を言わない、相手の意見を否定しない、相手の話を集中して聴いていき適切に返答するetc.
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於千代
蔦屋重三郎の生涯を作品とともに振り返る一冊。 喜多川歌麿の作品は、蔦屋を離れた後、独創性に欠け、表現技法も薄くなっていったという指摘があり、これは美術史家ならではの視点。 最も衝撃を受けたのは、東洲斎写楽の人物比定がさらっと述べられていたこと。「いまだに「写楽は謎の人物」と言う人がいるようですが、(中略)斎藤十郎兵衛に間違いありません」と記されており、「謎の人物」だと思っていた自分の知識がだいぶ古いことを痛感した。
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於千代
数々の一般向け書籍を書いている清水先生の論文集。 「習俗論としての社会史」など学問的に面白い論考が収められているが、一番目を引いたのは「新見荘祐清殺害事件の真相」。 「殺害事件の真相」なんて、歴史学の論文ではなかなかお目にかからない論題であり、内容も史料を丹念に分析することで通説をひっくり返していて興味深かった。
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於千代
久々に読んだが、やはり面白い。収録されている中で興味深かったのは、マンガやアニメのキャラで一番強いのは誰か、サトシは「ポケモンより強い」のか、スペランカーはどれほど虚弱なのか、あたり。ランターンが放つエネルギーがゼットンより強くなってしまうのは驚愕。そして、スーパーマサラ人ことサトシはやはり化物。スペランカーは生卵以下。
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於千代
認知能力・メタ認知能力・非認知能力に欠ける人が職場に居る場合の対応を平易な文章で述べていく。一応最後の章ではそれらの能力の鍛え方が述べられるが、紙幅はほとんど割かれていないので、鍛え方は別な本で、ということだろう。
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於千代
無宗教のユダヤ系アメリカ人ジャーナリストがオックスフォード大のイスラム学者アクラムからコーランを学ぶ、という内容。 アクラムはほとんどのムスリムはコーランを読んでおらず、いわゆる「原理主義」の人々や政府も自分たちの考えに沿ったコーランの一節を拡大解釈しているだけと批判する。多くの問題は本来の思想ではなく、解釈が変わったり、部族の風習を取り込んだことによるものと述べる。女性ジャーナリストが書いていることもあり、女性に関する問題に偏っているが、イスラム教への見方が変わりそうな一冊。
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於千代
600ページ以上の鈍器本で、100ページちょっとの講談社現代新書では省かれていた様々な経済理論も紹介されており、宇沢の人生や思想とともに経済学の思想潮流の変遷も何となく理解できた。経済学史を少し理解すると、宇沢の独自性や重要性が少しわかったような気がする。(多分、わかったつもりなだけだろうけど) 次は『社会的共通資本』や『自動車の社会的費用』も読んでみたい。
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於千代
特に参考になったのは、歯の話と睡眠の話。食いしばりによる歯のダメージは恐ろしい。歯科でマウスピースを作ろうかなと感じた。睡眠時無呼吸症候群の話は知っていたが、想像以上の影響があることがわかりCPAPを考えても良いかなと思った。ただ、自費では厳しいこともわかってしまい悩ましい。
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於千代
飲酒に関する部分は正月に痛飲して一日を無駄にした自分には耳が痛い。一次会でサッと帰れるようになりたいものである。自分の体調を記録することは始めてみよう。
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於千代
古代日本において有力豪族が任じられた地方官「国造」。それがいかに成立していったのか、彼らはどんな存在なのか、そしてどのように終焉するのかを論じる。 また、それに関係する県主や部民制などについても述べられ、非常に勉強になった。高校日本史で出てくる「国造」といえば、筑紫国造磐井だと思うが、磐井は国造ではなかったというのは驚き。自分の不勉強さを感じる。
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於千代
軍事史からの視点での考察。古代からの海軍史を俯瞰し、幕末に作られた海軍について紙幅を割く。 幕府によって作られた海軍は余り機能したとはいえないが、海軍伝習所で育った人材や艦船が明治維新以降に活躍。 海軍伝習所や各藩の海軍での経験がある閣僚が多数いた日本と政府の海軍への無理解に苦しんだ清の差が、そのまま日清戦争での差になったという指摘は興味深い。
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於千代
林の七賢とは何者で、なぜ理想とされたのかを分析した一冊。七人の中で最も印象的なのは阮籍。行動はまさにアルコール中毒そのもの。現代では到底理想視される人物ではないが、時代によって人の価値観や評価がどのように変化するのかを考えさせられる興味深い事例だった。個人的に一番の驚きは、この本が元々合成樹脂製の「風呂で読む」コンセプトで出版された本であること。この本を風呂で読むニーズがあったのだろうかと思ってしまった。
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於千代
恥ずかしながら宇沢弘文という人物を本書で初めて知った。 シカゴ大学でフリードマンと同僚となり、フリードマンと論戦し、ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツを弟子に持つ。 そして公害問題に強い関心を持ち、自然をも資本と捉えて分析する社会的共通資本の概念を提唱した、とのこと。 たまたま手に取った本だったが、宇沢弘文という人物についてもっと知りたいと感じた。
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於千代
先に読んだ平凡社新書と重なる部分もあったが、こちらは史料の引用も多く、より専門的で、内容も詳細。本書からは蔦屋重三郎は「広告」の人、という印象を受ける。他方で、安定した往来物を継続的に出版するなど、慎重な姿勢も見える。彼の生涯をみると、松平定信の風俗統制が文化に与えた影響は極めて大きかったといえることが、改めてわかったように思う。
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於千代
蔦屋重三郎が優れた出版人だったというのは、TSUTAYAの由来になったということから何となく知っていたが、具体的に何をしたのかは今ひとつ理解していなかった。現代風に言えば、市場の雰囲気を先んじてキャッチしたり、あるいはブームを作る能力に長けた経営者という評になろうか。江戸の都市史に関心がなかったため、江戸の町人の暮らしや江戸の文化に対する理解がないなと痛感する。今回の大河ドラマをきっかけに少し学びたいと思う。
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於千代
索引という、現代ではあって当然のものがいかにして生まれたのか。確かに書籍を神聖視している間は、文脈から切り取る行為である索引が誕生しなかったのは納得。索引の本だけあり、本書の索引も膨大であり、索引家によるジョークが随所にあって興味深い。読み返すほどに発見がありそうな一冊。
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於千代
ちょくちょく『菜根譚』のタイトルを見かけるので、気になって手に取る。菜根譚のできた来歴や内容のいくつかを抜粋し、引用元や補足を加えながら解説する。興味が出たので原典にあたりたい。
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於千代
ディスレクシアの問題を知ってからずっと使っているUDデジタル教科書体。様々な困難の中でも誕生した、まさに「奇跡」のフォントだということがわかった。ユニバーサルデザインだから、きっと読みやすいのだろうという程度の解像度しかなかったが、どのようなことをデザイナーが意識し、どんなエビデンスがあるのかを知って、よりこのフォントを使っていきたいと感じた。
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於千代
味の素社員が世界各地で現地の従業員とともに販路を拡大する様子を描く。文化の違いからくるトラブルやアラブの春、コロナウイルス拡大などの問題にも臨機応変に対応し、地道に販路を拡大していく社員たちの奮闘ぶりが味の素を支えているのだと感じた。
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於千代
人間の脳の機能として、システム化能力と共感力の二つを挙げ、脳のタイプを5つに分類する。 自閉症の人々はこのうちのシステム化能力が高く、共感力が低いタイプであると指摘し、このシステム化能力に秀でた人々が新しい発見や発明をしていたとする。 巻末には自分のタイプを診断できるテストも附属。
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於千代
時間の見える化。そして引き算。自分自身が本当にやりたいことに時間を使う(足し算)。小手先で時間を捻出する前に、まずは自分がどんな風に生きたいのかを考えないといけないと感じた。
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於千代
もとはWebサイトの連載だったものを編集したもの。表題も含め、いくつかのテーマを述べていく。 表題の回答は、貨幣は穢れるため。天皇は穢れと最も遠い存在でなければならなかったため、紙幣に描かれなかったと指摘する。 表題以外で興味深かったのは、義経=チンギスハン説を最初に唱えたのがシーボルトだということ(義経生存説自体は江戸時代前半から存在) 論文ではないため、あまり厳密に書かれていないように感じたが、肩肘張らずに読める一冊だった。
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於千代
元々は仏教の煩悩を払うための修行で、死体について観想するために作成された「九相図」について、その歴史や変遷を追い、絵画の解説を行う。 同じモチーフでも中世に描かれた「九相図巻」の方が江戸期に描かれた狩野永納の作品よりも生々しく死体を描いており、死に対する受容の変化のようで興味深かった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/13(4085日経過)
記録初日
2013/12/07(4091日経過)
読んだ本
1009冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
266690ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
1003件(投稿率99.4%)
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性別
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