来月(2024年4月)、岩波文庫から本書の新訳が発刊されることなっている。 それを待ちきれずにこの古典新訳文庫を読んでみた。 本書は、ぼくがカントに感動した最初の書である。 カント生誕300年、それを思いながらも、カントの理想と社会の隔離が大きくなることばかりが観える、今日である。
東京の開花宣言はでたのだろうか。 3/25あたりとネットに出ていたが、その後は何も聞こえてこない。 昼に買い物のついでに石神井川まで行ったら、ほとんど蕾だった。 だが写真に観るようなものも数本あった。 これは染井吉野ではないのだろうか? 五日くらい先に、もう一度確認することを予定にしている。
来月(2024年4月)、岩波文庫から本書の新訳が発刊されることなっている。 それを待ちきれずにこの古典新訳文庫を読んでみた。 本書は、ぼくがカントに感動した最初の書である。 カント生誕300年、それを思いながらも、カントの理想と社会の隔離が大きくなることばかりが観える、今日である。
本書を読みながら伊藤野枝のことを思いだしていた。らいてうのように気品は無くとも、その過激のなかに真摯な思いを観るからに違いない。 民主主義への逆風が強くなった今こそ田中美津の過激に親しむ時ではないか。
墓場に縁がない耄碌人間。何故か、読書中だけ生きている。
12歳までは噺家になりたいと思っていたけれど、
なぜか、15歳ころは音楽家を志し
17歳のころは小説家に憧れ
18歳にしてマルクスの衝撃に感電してしまった。
ところが気がついたら電子回路屋になっていた。
ってわけで生涯貧乏、墓を造るような金を残せるわけがない。
遺言書には「死んだら塵箱に捨てもらうように」と書いておいた。建前社会では迷惑な遺言であると思うが、個人は建前のために生きているのではないから、考え方を曲げる訳にも行かない。
面白くない喜劇を演じる役者が人間なのだと、最近強く思うようになってしまった。
2020年2月13日 上記を変更しなければならなくなった。
妻が亡くなり一人暮らしの身になってしまった。こうなればお迎えが来たら自動的に塵回収されるに違いない。
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カントは言う。「みずからを普遍的な法則とみなすことのできる行動原理だけにしたがって行為せよ」 この行動の中にこそ、道徳が存在する。