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2024年10月の読書メーターまとめ

へい
読んだ本
10
読んだページ
3174ページ
感想・レビュー
10
ナイス
138ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月のお気に入り登録
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2024年10月のお気に入られ登録
1

  • luz

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

へい
前回読んだのがたぶん15年以上前のはずだけれど、最近読んだ本よりも内容を覚えていたことにまず驚いた。本を読むようになった初期に読んだ本だからこそ、私の読書の核になっている作品の一つだったのだろう。ただラストの大仕掛けで大間違いを記憶していたので、人間の記憶力というのはいかに自分に都合の良いようにおぼえているかというのを実感した。読み直してみても古さを一切感じない作風にはただただ脱帽であった。ただ現在だったら、人間界に千葉がきた時点でスマホとワイヤレスイヤホンを入手するかというところから始まるだろうなと思う
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

へい

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3218ページ ナイス数:170ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/427866/summary/monthly/2024/9 井上ひさしさん、荻原浩さん、石田衣良さんと舞城王太郎さんと憧れだったり、好きだったりする作家さんの作品が読めてよかったです

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2024年10月の感想・レビュー一覧
10

へい
ネタバレこの作品は、作中で描写がなかったのになぜか秋に読みたくなる。ここのところの世界情勢を見回すと、毎日のようにどこかで、第2、第3のマーヤが生み出されていて、今回ほどこの作品を読んでいて辛いなと思うことはなかった。ユーゴスラヴィアで起きていることがどうしてもイスラエル周りのことと関連付けて考えてしまい何度人類は同じ過ちを繰り返すのだろうと思う。殺された父のことは忘れても、奪われたお金のことは忘れないというのが、本当に切ないし、辛いのだけれど、人間の本質なのかなと思ってしまった。世界に目を向けないといけないな。
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へい
改めて読み直しても魔王の帰還は大傑作だと思う。こうして少し時間をおいていた間に一穂さんは直木賞作家になったけれど、読み直したことでこの作品で直木賞でよかったというか、バラエティ要素豊かなこの作品こそ賞にふさわしかったのではないか。初見の時は連作短編の要素あったか?と思いながら読んでいたけれど、なるほどそういうことかと分かった時にこの作品集のタイトルの秀逸さに愕然とした。少しだけ不二子A先生のような苦さを感じてこういう作品を楽しめるようになったのは間違いなく老化だなと思った。年を取るのも悪くないと思った。
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へい
アジア女性助成基金という取り組みが右・左、保守・革新の両陣営から批判されてきていて、当時、マスメディアでも否定的な言葉しか聞かなかったから。当時は私も金でなかったことにするという意識があったからか、その言葉に乗っかってしまったけれど、こうして当事者の方の立場の方の論考を読むことで、どちらの陣営にも、自分たちだけの狭量な正義感、本書で独善と書かれていた通りの批判だったと思った。少なくとも戦争でアジア(以外の地域の方もいるが)の方々に迷惑をかけたことに対するおわびと反省はしっかりと心に刻むべきだと思った。
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へい
平野さんのこれまでの作品でも好きな作品はいくつもあったけれど、個人的には過去一番面白い作品だなと思う。こどもの時からどうして私はここにいるのだろうみたいなことをふと考えていたことがあって、その答えを見つけられず、今でもごくたまに思うことはあるけれど、この作品を読んで、ああ私だけではなかった(私にはこんなに深い思索はなかったけれど)のだと救われる気持ちになった。「富士山」に関しては「あなたがいなかったあなた」の「慈善」を思いだした。何か一つ間違えれば、自分だけでなく世界も変わってしまうんだなと思った。
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へい
ネタバレ80年代をだいたい00年代を振り返るという作品なので、どうしてもノスタルジーを感じる。80年代というのは活気のある時代だったのは間違いないのだろう。それが良かったか、悪かったかは別として。20年代の現在はさらに活気もなければ、ポリコレ棒ではしゃぐことすらできなくなっている。悪くなっているばからではないのだけれど。がむしゃらに働いていればお金が稼げた時代というのが、もう過去のことなのだろう。ただその先にザイオンがあったかというとたぶんなかったのだろう。果たして我々のザイオンというのはどこにあるのだろうか。
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へい
どの作品に対する読み方(解説?)も面白く読むことができた。やはり読んでいた作品であるゴールデンスランバーの疾走感や蹴りたい背中と恋空の対比が面白いなと思った。ただこういった深い読み方をするためには時代背景やその作家の来歴など色々と仕入れなければいけない情報が多く、それを苦にする人にはたどり着けないんだろうなとは思った。ただ何にでも言えることかもしれないけれど、最初のうちはただただ楽しいからやるでよくて、面白いから本を読むという単純な読み方で全く問題ないなと思った。何冊か読めば面白い作品に出会えるからな。
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へい
遠藤周作という作家はキリシタン文学で「沈黙」と「海と毒薬」で西加奈子さんが影響を受けた作家という程度の認識だったけれど、書店に岩波文庫で出ていたため購入。その程度の知識だったので、先に解説を読んで遠藤周作の人生がどういうものだったのかを知った上で本編を読んだ方がよかったなと思った。最初の方は禁教だったり踏絵の話が出てきたので江戸時代が舞台なのかなと思っていたが、そうか戦時中でも敵性宗教だったから弾圧されていたんだなと認識の甘さに愕然とした。くだらない人間がくだらない理由でくだらない暴力を振るっていたんだな
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へい
毎日新聞で連載されている分に関しては毎回読んでいるけれど、こうして書籍で読んでいて思うのは相談内容で一番多いのは家族に関するものでやはり一番身近な他人ということなのだろう。長らく人生相談を読んできて思ったのは、友達が多かったり、社交的であることが善とするものが一般的にあるけれど、そもそもそこから疑った方がいいのだろう。というか源一郎さんに関しては一人でいたり、人と関わらず本を読んでいてもいいということを度々書いてくださっていて、常識をほどいてくださってすごく私は救われた気分になった。こどもにも読んでほしい
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へい
精度から続いて読んだことがよかった。短編と長編では使う筋肉が違うという話をされている作家さんの話を聞いたことがあるが、まさにその違いだなと思う。寛容は不寛容に不寛容であるべきかという言葉は以前読んだときよりも、響く言葉であった。山野辺夫妻がどうしても不憫に感じてしまうが、たぶん美樹さんのために死ぬことが怖いことなのか先に見に行ったのだと思うと、すこしは報われるだろうか。千葉さえこなければ簡単に本城に仇討ちできたのかもしれないが、それで夫妻が救われていたかというと疑問である。本の厚さに違わない面白さだった。
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へい
前回読んだのがたぶん15年以上前のはずだけれど、最近読んだ本よりも内容を覚えていたことにまず驚いた。本を読むようになった初期に読んだ本だからこそ、私の読書の核になっている作品の一つだったのだろう。ただラストの大仕掛けで大間違いを記憶していたので、人間の記憶力というのはいかに自分に都合の良いようにおぼえているかというのを実感した。読み直してみても古さを一切感じない作風にはただただ脱帽であった。ただ現在だったら、人間界に千葉がきた時点でスマホとワイヤレスイヤホンを入手するかというところから始まるだろうなと思う
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/23(3961日経過)
記録初日
2013/10/10(4066日経過)
読んだ本
1790冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
551488ページ(1日平均135ページ)
感想・レビュー
1258件(投稿率70.3%)
本棚
10棚
性別
年齢
38歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

文芸、ミステリ、ラノベのようなジャンルや男性・女性など性別を問わず読んでいます。

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