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2024年9月の読書メーターまとめ

へい
読んだ本
13
読んだページ
3218ページ
感想・レビュー
13
ナイス
170ナイス

2024年9月に読んだ本
13

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

へい
教養としてのということでビジネス書かなと思っていたら、思っていた以上に歴史小説の紹介が多く、今まで触れてこなかった大家の作品を知るきっかけになった。好みの問題で、今村先生がそこまで推していない作家さんの方が気になるところではあったが、好みの問題なだけである。ただ一番印象に残っているエピソードは高校生時分の今村先生が修学旅行の際にお世話になった旅館の仲居さんに心づけでポチ袋に入れて1000円を渡したものである。でもそういう気配りが歴史小説を読むことによってできるようになるのであれば、それはいいことだなろ思う
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

へい

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3232ページ ナイス数:152ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/427866/summary/monthly/2024/8 いい本ばかり読めました。

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2024年9月の感想・レビュー一覧
13

へい
コンカフェで男性が女性を搾取する話を書きつつ、今度はミソジニーによるアシッドアタックを書くというのが、このシリーズらしいなと思う。池袋を舞台にした作品でありながら、これまで、乙女ロードの話があまり(全く?)なかったけれど、そうか今の乙女ロードこんな感じなのかと驚いた。女性の場合、借金漬けにして、水商売に堕とすという形でお金を搾り取れるということもあってさらに悲惨な感じはする。ミソジニーと愛国?ブログと同じで、敵を作ることで得する人間がいる限りなくならないだろうし、踊らされてる人もかなりいるよなと感じた。
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へい
解説で初めて知ったけれど、荻原さんのデビューの選考委員に井上ひさしさんが関わっていたのか!と驚いた。確かに軽妙洒脱な文章と無理ではないかと思う設定を無理なく着陸させる展開、そして下品すぎないユーモアと作風の近さは複数ある。本書ももちろん面白く、これでデビュー作のレベルかよと驚かされる。まだスマホはおろか、インターネットもない時代だから、ディティールは今では通じないこともあるのかもしれないけれど、核になるものは変わらないのではないかと思う。ということで荻原さんにはどこかで時代小説的な内容も書いてほしいな。
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へい
メンタルヘルスというとやはりカウンセリングだったり、薬物療法を想起するけれど、それ以外にも色々あるんだなと思ったのとマインドフルネスブームに疑問を持っていたので、海原さんの文章の方がよほど効くなと思った。人間関係を考え方次第みたいな方向にもっていきがちだけれど、それはそう考えられる人だから言えるんだよなと思っていたけれど海原さんの文章はそうだよなあと思いながら読むことができた。個人の責任に押し付けがちだけれど、その押し付けてる方にもやはり問題はあるし、個人に解決方法を押し付けるから解決しないのではと思った
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へい
オースタ―氏の訃報に際して、ラジオ番組で柴田元幸さんを招いてオースター特集をやっていて、その際に購入。そして今読んでいる本で本書の解説が掲載されていたので、読む。解説でも書かれていたようにゴドーを待ちながらの系譜という解釈でいいのだなと納得した。何も大きなことが起こらないからといって人間が思考をやめるということはなく、むしろ何もないからこそ思考をしてしまうというのはサラリーマンをやっていても、仕事がない時ほど思考してしまうという感覚は今の日本社会でもあることなので、なんらおかしいことではないんだな。
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へい
たまたま避けていただけかもしれないけれど、久々の福井サーガを堪能できました。近年の論破ブームに関していえばそもそも論戦としてかみ合ってないという前提にあるが、本当の論破王は舞城さんなんじゃないかと思う。論破というより論戦王のようなきがするけれど。論破ブームに違和感を感じていたおじさんだが、そうか思春期時分に舞城さん読んでいたからこそ感じた違和感だったのだと納得した。ピコーンとか熊の場所とかに一番近い作風だと感じた。緩急自在の文体はやはり面白いし、一気にとびぬけてしまう会話とか本当に面白さがつまっている。
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へい
序盤は内田さんがいかに忙しいかの話が長く、ここを削ればもうすこしコンパクトになったのではと思ったけれど、小説で言えば伏線回収のごとく、終盤にかけてその脱線の意味が出てきて、落語のようだった。孤立と孤高という言葉を思い出し、そういえば私は孤高を求めていたのを思い出した。孤独のグルメの五郎さんは放送を見ているとエスニックの見たことのないようなメニューに挑戦されていて、確かに友情という呪いがあると「お前そんなの頼むのかよ」と同調が求められ頼めないが、孤独だからこそ挑戦できる。つまりそれを勇気と呼ぶのだろう。
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へい
物語そのものよりも井上ひさしさんから、後の世代にどう人間の武力を伴う争いというのが愚かしいことかということを伝えるバトンを受け取った。そのバトンをどういう形で渡すかということをこれからも考え続けようと思う。戦争で亡くなった人はもちろん悲惨だけれど、生き残った人は生き残っただけで、生き残ったという十字架を背負わなければならないというのが戦争なんだと思う。フィクションではあるけれど、現代では神経病と分類されるかもしれない自分を責める自分と自分を励ます自分というのは我々では想像も及ばない境地だよなと思った。
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へい
ネタバレ青山さんの連作短編ならまあはずれはないはずと読み進めて、なんだか恋愛ものではじまり恋愛もので終わるのかと思ったら、最後に怒涛の伏線回収という感じで驚いた。青山作品にしては私にはそれほど合わないと感じたけれど、そもそも青山作品ではというハードルの高さに自分で驚いた。オーストラリアが舞台ということで、大らかな国という印象だったけれど、どこの国は言っても苦労は絶えないのだなと思うけれど、それが人の営みというものなのだろう。絵画に対する造詣がもう少しあったら、より楽しめたのだろう。結局は人生賛歌だった。
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へい
このメンバーでこの編集委員なら面白くならないはずがないということで堪能しました。社会情勢もあり、武田砂鉄さんのものが印象に残っている。2023年のエッセイのはずなのにむしろ現在の方が加速していないかと思った。エッセイだからこそかもしれないけれど、その人の文章らしさが出ていてパーソナルな面がすごくよく分かったように思う。年齢を重ねられた方のエッセイはやはり含蓄があるように思った。大江健三郎さんの追悼エッセイが2本載っており、やはり文学会にとってはビッグニュースだったんだなと改めて思い直した。
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へい
ネタバレ宗教2世の話はいずれ私の信頼している作家さんに物語にしてほしいと思っていて、そうかマコトさんだったら華麗に解決してくれるな!と納得のいくできだった。宗教2世とこども食堂の話題を両方詰め込んだ技にうならされた。親権というのがこどもを守るという形で機能しなくなっているというのが、ネックだなと思った。虐待と判断するのは難しいのだろうか。信教の自由などに絡むんだろうけれど、どうすればこどもたちを守れるのだろう。神が幸福を達成するために苦行を強いるという時点で、その神というのはどこまで信頼できるかということである。
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へい
毎回の感想になるが相変わらずのIWGPだった。2/4マッチングアプリの話が出てきて、そうか今の欲望とお金が集まるところはそこなのかと思った。保護犬・猫に関して自慢げにアピールする人がいて、それはそれでとても尊いことではあるのだけれど、そもそもペットビジネスに関してどうなんだろうと思っていたので、こういう実態は知るべきだなと思うし、そもそもテレビなどでカワイイペット特集をする前に、その裏で犠牲になっているペットのことも少しは取り上げてほしい。ましてペットショップのウラ側に目を向けないのはどうかなと思う。
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へい
教養としてのということでビジネス書かなと思っていたら、思っていた以上に歴史小説の紹介が多く、今まで触れてこなかった大家の作品を知るきっかけになった。好みの問題で、今村先生がそこまで推していない作家さんの方が気になるところではあったが、好みの問題なだけである。ただ一番印象に残っているエピソードは高校生時分の今村先生が修学旅行の際にお世話になった旅館の仲居さんに心づけでポチ袋に入れて1000円を渡したものである。でもそういう気配りが歴史小説を読むことによってできるようになるのであれば、それはいいことだなろ思う
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へい
ネタバレ憧れが強すぎて手を出してこなかった井上ひさしさん。憧れを超えるもので安心した。SNS社会になって炎上商法なんて言葉ができたが、もうとっくに炎上商法を江戸時代を舞台にネタにしていたことに驚く。簡単に他人を裏切りなんだったら人買いに売りさばいてしまうのに、いつまでも落ち続けてしまうという愚かしさが滑稽である。またどちらの編もどう着地させるのだろうと予測がつかない中でそうきたかっ!と思わず膝を打ってしまうような結末に驚かされた。コンプラとかポリコレの世の中だと不謹慎と言われる内容があり時代なんだなと思った。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/23(3961日経過)
記録初日
2013/10/10(4066日経過)
読んだ本
1790冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
551488ページ(1日平均135ページ)
感想・レビュー
1258件(投稿率70.3%)
本棚
10棚
性別
年齢
38歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

文芸、ミステリ、ラノベのようなジャンルや男性・女性など性別を問わず読んでいます。

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