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2024年5月の読書メーターまとめ

へい
読んだ本
10
読んだページ
2895ページ
感想・レビュー
10
ナイス
248ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

へい
本屋大賞ということで、かなり多くの本屋さんに受賞前から前面に出されていて確かに面白そうだなと思い手に取る。ここ数年の本屋大賞受賞作とはずいぶん毛色が違うなと思った。ただここ数年世相が暗かったこともあり、こういう作品が受賞というのは良いことだと思う。あらすじだけ見ると古のオタクからするとハルヒか?と思ったけれど、読んでみると成瀬はハルヒほどの非常識への興味がある訳ではなく、ただ純然たる好奇心として200歳まで生きてみたいというだけなのがすごく好感が持てた。本屋大賞2位とは作風がだいぶ違ったけれどどちらもよい
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

へい

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2903ページ ナイス数:198ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/427866/summary/monthly/2024/4 思った以上に読めました

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2024年5月の感想・レビュー一覧
10

へい
再読のはずなのに、再読だからこその感動があった。風のように消えてなくなりたいと私は思っているけれど、静人のような人が胸に刻んでいてくれていると思うと、そこまで怖くなくなるな。包帯クラブでもそうだったように、静人のようにはなれなくても、何人かの人が何人かを胸に刻み、悼むことで、多くの人が誰かの特別な人になれると思うと、それっていいなと思う。初読の時にはなんとも思っていなかったけれど、重松清さんの解説も本作の余韻と相まってとてもよかった。解説の4つともよかったし、またどこかのタイミングで再読したいなと思った。
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へい
最近、小泉さんが出演されているラジオですっかりファンになってしまい、購入。書評を始められたころの小泉さんと同じくらいの年齢になり、私もこれからもたぶん本を読み続けるだろうけれど、その先には小泉さんのような素敵な人になる道に繋がるだろうか。この書評集自体が変にかっこつけたりしていないところがすごくいいなと思う。10年書き続けてきたものをこうして読むと、書評がだんだんと書きなれて上手になっているように感じた。1年に2冊くらいでいいから今後も小泉さんに本を紹介する文章を書いていただき、それを読みたいなと思った。
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へい
冒頭から小田嶋さんが亡くなった話が書かれており、小田嶋さんの残された言葉を一冊をかけて行っている印象を感じた。今まで詩というものに感知しないようにしてきたけれど、その詩の背景などをこうして知ることによってそうかこういう意味だったのかと知ることができたのは大きい。現代ほど自分の書いた詩の発表を容易にできる時代はたぶん過去にはなく、昔だったらポエム帳に隠れて書いていたものは、スマホに入力することができる。あとは羞恥心の問題だけれど、そこの恥の感覚がかつてと違うのが時代の流れということなんだろうなと思った。
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へい
前回読んだのが、いつか分からないくらい、少なくとも10年以上前に読んだはずの本なのに、記憶していることの多さでいかにこの作品が私に影響を及ぼしているのかということが図りしれる。そして覚えているにも関わらず、前回よりも泣く回数が多い。この本が刊行された当時にはSNSはなかったし、プライバシーの保護も現在ほどではなかったからこそ、現在だったらこの作品は変わってしまっただろうなとは思う。良くなったこともたくさんあるのだろうけれど、匿名報道が増え、死者は数字で表されるようになってしまった。どう悼めばいいのだろう。
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へい
期待を裏切らないできだった。前作以上に書店を取り巻く環境が悪化しているのは間違いないんだろうな。ほぼ毎日仕事帰りに書店を寄っているからこそ書店に行かない人なんているのだろうかと思っていたけれど、むしろ毎日寄る理由ある?と反論されて終わってしまうのだろう。山本店長が本店に帰ってこれたこと自体が奇跡的ではあるのだけれど、もしかすると今の環境を変えられるのは、常識的なやり方ではなく、意外と頓智気と思えるような人の方がいくのかもしれない。こうなったら、シン店長がバカすぎての方がいい形になるのかもしれない。
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へい
好きな作家さんの名前がいくつかあり、購入。筆力すごい作家さんがいる中で、一番登場する料理がおいしそうだったのは久住昌之さんだった。さすが孤独のグルメのクオリティである。古のオタクとしてはあさのさんの文章を久しぶりに読んだけれど、ラジオなどのトークの鋭さが自身に向いた時にこんなに悲痛な文章になるものかと思った。山田ルイ53世さんの文章はなんだかんだでやはり笑いを取りにいこうとしてしまうのを感じてこれが職業病というやつかと思った。コロナ禍で廃業してしまったお店もあったことがとても悲しいなと思った。
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へい
2作目ということもあり、だんだんと型ができてきていて、長期シリーズになってほしいなと思う。呉間氏と篠原氏の話は2作目にしてもはやこのシリーズの王道のような展開でほんのりと奥田英朗さんの伊良部シリーズのような感じになってきていてとても良い。成瀬がだんだんと舟を編むの馬締君のような人物になってきている。無事に観光大使も務めたことだし、このペースでいけば、成瀬あかり(40)の頃にはきっと大津市長か滋賀県知事クラスの人物になっているように思う。たぶん政治家なんてちゃちなものではない活躍をしているような気がするが。
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へい
本屋大賞ということで、かなり多くの本屋さんに受賞前から前面に出されていて確かに面白そうだなと思い手に取る。ここ数年の本屋大賞受賞作とはずいぶん毛色が違うなと思った。ただここ数年世相が暗かったこともあり、こういう作品が受賞というのは良いことだと思う。あらすじだけ見ると古のオタクからするとハルヒか?と思ったけれど、読んでみると成瀬はハルヒほどの非常識への興味がある訳ではなく、ただ純然たる好奇心として200歳まで生きてみたいというだけなのがすごく好感が持てた。本屋大賞2位とは作風がだいぶ違ったけれどどちらもよい
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へい
私には人から優しいと言われることが一番の誉め言葉だと思っている。しかし私の場合他の人にも優しくしてほしいという下心のある優しさである。だからこそそれを見透かされることがたまにある。本書を読んでこの作品の名前のついた登場人物は優しい人しかいない。最初のうちはもう少し踏み込んでいいのでは?と思ったけれど、逆にその優しさは見返りを求めない優しさである。そして実は多くの人の傍にネネはいるんだけれど、気づいていない。青い鳥のように。本当に素敵な世界だと思ったし、最後の方はこの本の世界にずっといたいと思った。
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へい
個人的には、佐藤愛子先生の世代の方が本書でかかれているようなことを言う分には、戦争やその後の貧困社会の経験があるから、文句はないが、それよりも下の世代が佐藤先生がこうおっしゃっているんだから的な論調でバックラッシュ的なことが起きる可能性があることと映画化するくらいに人気作になったことはちょっと待ってくれと思った。ちょっと前に不適切という表現が流行ったけれど、あれは昭和後半の価値観で本書はそれ以前の価値観のため、この二つが混ぜると危険だなと思う。利用するやつはなんでも利用してしまうことへの危惧である。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/23(4055日経過)
記録初日
2013/10/10(4160日経過)
読んだ本
1824冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
561417ページ(1日平均134ページ)
感想・レビュー
1292件(投稿率70.8%)
本棚
10棚
性別
年齢
38歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

文芸、ミステリ、ラノベのようなジャンルや男性・女性など性別を問わず読んでいます。

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