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2024年9月の読書メーターまとめ

東雲
読んだ本
10
読んだページ
2728ページ
感想・レビュー
5
ナイス
159ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

東雲
大学一回生の頃、クリスマス会のプレゼント交換で当時の恋人が受け取っていた。私は何を受け取ったんだったっけ。「バラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」「もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる」もしも蛇(正しさ)が君を滅ぼそうとも、肉体は滅んでも魂は滅びない。大切なものは目には見えない。君が死んでも僕の星(心)には花(君)がいるからね。時世を考えると、そんなメッセージのように思えた。
東雲
2024/09/29 19:42

頭の中でラピュタの君をのせてが流れてきた。「あの地平線輝くのはどこかに君をかくしているから」「たくさんの灯がなつかしいのはあのどれかひとつに君がいるから」

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

東雲

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:915ページ ナイス数:34ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/430740/summary/monthly/2024/8 いつの間にか8月が終わってしまった…仕事に追われ〆切に追われ気圧に負けた一月でした。今月も仕事と〆切に追われる予定。いくつかゲラが読めたらいいなぁ…。

まる子
2024/09/01 21:35

やってもやってもなぜ仕事に終わりがないのか、なぜ次から次へと湧いて出てくるのか不思議ですが、終わってしまえば無職になりますしね😅東雲さん、9月もよろしくお願いします😊

東雲
2024/09/02 08:04

これが終わればひと段落、と思えばまた次の山が立ちはだかる…仕事とは何とままならないのでしょう。まる子さん、今月もよろしくお願いします☺️

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
5

東雲
大学一回生の頃、クリスマス会のプレゼント交換で当時の恋人が受け取っていた。私は何を受け取ったんだったっけ。「バラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」「もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる」もしも蛇(正しさ)が君を滅ぼそうとも、肉体は滅んでも魂は滅びない。大切なものは目には見えない。君が死んでも僕の星(心)には花(君)がいるからね。時世を考えると、そんなメッセージのように思えた。
東雲
2024/09/29 19:42

頭の中でラピュタの君をのせてが流れてきた。「あの地平線輝くのはどこかに君をかくしているから」「たくさんの灯がなつかしいのはあのどれかひとつに君がいるから」

が「ナイス!」と言っています。
東雲
まさか商業本のエッセイ読んでて「鼠蹊部に、クレジットカードを、通させてください!」って夫に土下座する人の話出てくると思ってなかった。その上「かくして、わたしのクレジットカード奇襲作戦が失敗に終わった」の次の段落が「ところでさいきん、自分が冷やご飯が好きなことに気づいた」だった。ところでにもほどがある。なのに最終的には「夫婦間における愛の適温」の話になり、あるべき場所にピッタリと収まるのだ。このセンスが堪らなく好きだ。これからも読み返したくなるだろう。たとえば、夫婦間における愛の適温がわからなくなった時に。
が「ナイス!」と言っています。
東雲
今年32歳になる。チャーリィが手術を受けることになったのと同じ歳だ。もっと早くに読んでおくべきだった/今だからこそ理解できるがせめぎ合っている。だが人生で一番早い日が今日なのである。遅すぎると言うことはない。読み継がれるには理由がある。自分にあるもの/ないものによって他者にどう扱われるか。(失くせない生理的な現象/獲得した知性)何を得ても/失っても人間であることをどれだけ思い描けるか。それは老いによっても引き起こされることが示唆される。いずれ失うとしても、せめて手向けの花束を贈る心を持ち続けたい。
東雲
2024/09/20 07:43

ダウン症の従兄弟がいる。年上で体の大きい従兄弟だ。子供の頃、彼が私のゲームを盗った——と言うよりは取り上げた。目の前の自分と遊んで欲しいから。返してと言っても返してくれない彼を私は殴った。そのことが大人に知れた時に私が言ったのはこうだ。「言って分からないなら体に教え込むしかない」大切なものを奪われた被害者だとすら思った。どちらが人間性に優れているかは明らかだ。彼はその後も数年会わない従姉妹に旅先のお土産を買ってきてくれた。彼のくれたあの白くて丸い石を思い出す。すべすべで美しい石を。あれは確かに花束だった。

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東雲
石沼に足を踏み入れてもうすぐ一年になる。石沼と言ってもさまざまなジャンルがあり、私は特にジュエリー、カットされた宝石を好む。よくよく考えると片鱗があった。遊園地の宝石掴みで色とりどりの石を限界まで詰め、砂場の砂から水晶を集めていた。その他に拾っていたのは一文字の入った石、金持ちの家の庭に敷き詰められたBB弾やおにぎりの形をした石であった。本書では実にさまざまな石について語られる。その辺のなんかいい感じの石から隕石、はたまた尿路結石まで。人はなぜ石に魅了されるのだろう。そしてなぜ石は増えていくのだろう…。
東雲
2024/09/29 22:43

先日はとうとう一人で博物館まで石の展示を見に行った。会場内は大抵二人組で、語り合いながら見ている人たちが多かった。人は大抵石を何かに見立てる。同じ物を見ながら互いの感想を語り合うこと、原初から連綿と連なるコミュニケーションの手段としても有効なのかもしれないと考えるなど。

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東雲
感覚で傑作を描ける人、それ即ち天才である。自分は弱者であると自覚した上で、その化け物ばかりの世界で生き残っていくためにはどうすればいいか。徹底的に計算し尽くし、逆算して物語を組み立てる。創作弱者なりの生存戦略であり、何より読み物として面白くて一気読みした。いつ打ち切られても良いようにいくつか区切りを用意していたという話を読んでからずっと読んでみたかった。作りたいものはなく求められるものを作るという二人。ジャンルは違えど似た感性を持つクリエイター同士の対談が面白かった。逃げ若の話で続編出して欲しい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/01(3950日経過)
記録初日
2013/08/01(4134日経過)
読んだ本
776冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
210498ページ(1日平均50ページ)
感想・レビュー
725件(投稿率93.4%)
本棚
15棚
職業
販売系
URL/ブログ
https://estar.jp/users/434218931
自己紹介

書店員。本屋大賞には毎年投票しています。
ゲラを読む機会が増え、ゲラの積読タワーができています。感想は発売後に。
たまにPOPを描いたり小説を書いたり。エブリスタにて公開中。(https://estar.jp/users/434218931
個人的な感想を綴る備忘録です。好みがあるのでご容赦下さい。
漫画は大量に読みますが、こちらは主に活字本の登録です。ラノベやノベライズもちらほら。
専攻は西洋史、文化史、神学、宗教学、死生学の類い。
集めている作家(順不同敬称略):上橋菜穂子、早瀬耕、石持浅海、森見登美彦
気になっている作家:クラフトエヴィング商會、柚木麻子、テッド・チャン、小川洋子、川上未映子、村田沙耶香、呉明益
文芸書を買うようになって本棚の圧迫がすごい。

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