プロポーズの翌日に盗撮で捕まった恋人。友達や相手の親・姉はそれぞれの立場でいろいろ言ってくるけれど。愛していたら、信じて許さないとだめ？（許すって、何を？）自分なら、むり。常習ではなくつい出来心だったとしても軽蔑した気持ちは一生消えないし何かあった時に「盗撮犯のくせに」と思わないとは言えない相手を尊敬することは出来ないから。タイトルの意味は？　　「だって完全に遊びっぽいじゃん。本気の相手だったら許さないけど」（P108）不倫なら遊びと本気、どっちがマシなんだろう！？

「俺はね、毎日わくわくする人生を送ってるヤツが勝ち組だと思う」（P370）６３歳のパート主婦が５０年前、昭和の中学生に戻って人生をやり直す。主人公とはだいたい１０歳差の私から見た昭和、そうそう！と共感する部分多々、きっと今５,６０代の女性読者は読みながら頷きまくってるだろう。今の感覚だと男尊女卑だけど、当時はそれが「当たり前」だったんだよね。ところで、「マンダラチャート」ってポピュラーなの？この本で初めて知りました　(^_^;)

地元市民会館のステージで医療サポートを請け負うステージドクターの物語。過去の担当患者の自殺を引きずり大病院を辞めた女性医師がステージに立ち人たちをサポートする。アルコール依存症、怖い。

ヒロインキャラの親友、戦隊もののグリーン担当、正義のヒーローに倒される怪人…脇役キャラに焦点を当てた連作短編集。自分の人生、自分が主人公、と言ってしまうのは教科書的でやっぱり俯瞰すると主役的な人と脇役的な人がいるのは当然で。でも、「脇役だって、いいじゃん！」と思える、かも。

「推しは推せる間にとことん推すに限る」（P83）ある人物について関係のある人たちがそれぞれの視点で語る、というのはよくあるパターン。語られていくうちにどんどんその人物の印象が変わっていき…というのがありがちですがここに出てくる高村先生は誰から見ても素敵な人でした。

本や映画、音楽などなど様々なメディアのヒット作のタイトルを分析・法則化。分析だけでなく、そのタイトルがつけられたエピソードなども紹介されていて興味深かった。ただ、これだけたくさんのタイトルを検証した本のタイトルにしてはあまり印象に残らないタイトル　(^_^;)

プロポーズの翌日に盗撮で捕まった恋人。友達や相手の親・姉はそれぞれの立場でいろいろ言ってくるけれど。愛していたら、信じて許さないとだめ？（許すって、何を？）自分なら、むり。常習ではなくつい出来心だったとしても軽蔑した気持ちは一生消えないし何かあった時に「盗撮犯のくせに」と思わないとは言えない相手を尊敬することは出来ないから。タイトルの意味は？　　「だって完全に遊びっぽいじゃん。本気の相手だったら許さないけど」（P108）不倫なら遊びと本気、どっちがマシなんだろう！？

見ているだけで楽しいガラスペンとインクのカタログ。マーブルになってるインクの色見本、実際にこれで地や絵を描いたらどんな感じになるんだろう？？名前も素敵でワクワクしますがうっかり手を出すとキケンなことになりそうなので眺めるだけで満足しよう。インクは参考価格も書いてあったらなお良かった。

誰も悲しむ人がいない（しいて言えば莫大な費用と手間をかけてまで大賛成でない結婚をさせた博子の親は気の毒すぎるが）不倫。一番傷付いていておかしくない不倫当事者の息子からも応援される不倫、そんな不倫があることが「奇跡」だ。「愛の奇跡」というより不倫に寛容すぎる人たちばかりでまったく揉めることのない不倫があることが奇跡だと思うのは私が一般庶民で登場人物たちや著者とは感覚、住む世界が違うからなんだろうか？「フィクション」と書きながら実名なのでなんで本人が描かなかったのだろうと、謎。写真家の元妻の目に触れないといい