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2024年5月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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ナイス
119ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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心のなかで問を発し続ける益田ミリさんの主人公。そしていつの間にか読者の自分がその問いを発しているような気になってくる。不思議で静かで神聖な感じのする体験。人間って何だろう、自分って何だろう、トモダチって何だろう、会話って何だろう、人間関係って何だろう。そうしているとじんわりと心がほどけて気持ちが少し温かくなってくる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
14

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動画や写真で外国の街を見ると、その美しさに陶然としてしまう。でも外国の街の只中に身を置いた時はそうでもなかった。現実の街の様子は生々しくてファンタジックには見えなかった。汚いところも目に入ってくるし。ヨーロッパで一番好きなのはイタリアかな。次にオランダ、ギリシャ辺りか。
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サザエさんの漫画としては画にならないほど残酷な場面がP.35。見れば分かります。
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パラレルワールドの行き来、タイムマシン、輪廻など時空の制限を取り外したSF世界を扱いながらも、物語を秩序立てる為に、常識的な縛りを設けている。このもっともらしさを読者に理解させるのが腕の見せどころなのだろう。藤子・F・不二雄のそれはなかなか巧みで感心してしまう。また、「旅人還る」のスケールの大きさは必読もの。「あのバカは…」が一番良かった。
が「ナイス!」と言っています。
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心のなかで問を発し続ける益田ミリさんの主人公。そしていつの間にか読者の自分がその問いを発しているような気になってくる。不思議で静かで神聖な感じのする体験。人間って何だろう、自分って何だろう、トモダチって何だろう、会話って何だろう、人間関係って何だろう。そうしているとじんわりと心がほどけて気持ちが少し温かくなってくる。
が「ナイス!」と言っています。
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御両親は大きな一軒家にお住まい。眺望も良く、羨ましい限りの理想的な生活を送れていた。ところがご高齢になるとそれが不便で面倒で危険な住環境に変わってくる。高齢者が快適に生活を送れる住宅はまた別物。徒歩で買い物や通院が出来、広くなくても高気密ガラス、床暖房、24時間換気など高い性能を有する住まいがお勧めだ。著書は御両親に成り代わって終の住処を計画し、実行する。物件を探し、元の家を売却し、家財を処分し、福祉を申請する。手間も時間も掛かり、気苦労も多いが、何とか成し遂げた。老親を持つ子供の大半が直面する一大事だ。
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P.11 波平がサザエになぞかけ「おまえとかけて、煮すぎたぞうにのモチと、とく」そのこころは?「すくいがたい」/P.75 言葉遊び歌のサザエさんバージョン「さよならサンカク またきてシカク、 シカクはトウフ、 トウフにスキヤキ、 スキヤキはたかい、 たまにはくわせろ、 月給をもっといで、 もんくは政府にいってくれ」ちなみに、この歌は結句の「光るは親父のハゲ頭」だけ記憶していた。
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所収3篇に共通するのは〈男と女の不思議な恋愛関係〉。どれも男は単純脳でどちらかと言うと道化役。それに比べて女はしたたかで底が知れないワルにも見える。プライドと矜持を胸にしながら落ちぶれていくルドルフ、女をカマそうとして最後に肩透かしを食らう明男、妻を寝盗られながら狩りの成功で自信過剰に陥るフランシス、男というものはつくづく愚かしくも愛すべきものだと呆れた。3作品の中ではヘミングウェイがダントツで面白かった。
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『百年文庫』がなければ生涯出会えなかったかもしれないヴェルガとキロガ。どちらも外国の僻地の風土に触れたような体験を味わった。「羊飼イエーリ」と「流されて」は外国文学の幅の広さを教えてくれた。また、リアリズムのメッセージ性に気づかせてくれた。武田泰淳も初読み。思想的な色合いがあり、二項対立の構図でその双方の滑稽さを浮き彫りにしている。紙片が尽きたのか放り出すように話が終わっている。この辺も軽味と解釈すべきか。テーマの〈地〉が3作の何に当たるのか分からなかった。
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先に第5弾を読み、その新鮮さに心を奪われて第4弾に手を伸ばす。読み慣れたこともあって今回は投稿句のあざとさに気付くこともあった。その工夫と技巧が選者に媚びるようなものであってはつまらない歌になってしまう。古典的な短歌が混じっていても良いと思うのだが、主催者側の趣旨なのか投稿者の趣向なのか一首も無かった。ゴリゴリの和歌の形式で現代を歌った作品も読んでみたいというのは欲張り過ぎか。
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この「幻想シリーズ」に限っては、自分の心に沁み入って来るようなものが無い。生き物の感触が得られないためか? 暗黒の夜の冷たい静寂だけがひしひしと伝わってきた。
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著者に対してとても庶民的な印象を持った。気取らない、飾らない、映画館のある日常を愛してやまない著者の素顔がここにある。 シネコンになる以前の映画館の佇まいが懐かしい。指定席と自由席が混在していたし、上映途中から入場して途中で席を立つ自由さがあった。立見客が溢れ、前の人の頭でスクリーンが見えなかったことも思い出す。通路に座って鑑賞したこともあった。当時は皆一斉に拍手をしたり、爆笑したり、観客の一体感が味わえた。オンデマンドで1人で自宅で無言で映画を見るのが虚しく思えてくる豊潤な映画館ライフが嘗てあったのだ。
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タイムカプセル(宝箱)のお話がメイン。そこから大吉じいちゃんの思い出が蘇る。学校の友だちと宝探しをしたこと、佳枝さんと思い出の音楽についてなど。大吉じいちゃんの頭の中の記憶こそタイムカプセルであることが分かる。人それぞれにタイムカプセルを持っていて、特に年を取るとそれを開封して懐かしんでみたくなる。大吉じいちゃんの島のように環境が昔と変わらないでいてくれれば、記憶もリアルに蘇らせることが出来るだろう。子供の頃遊んだ友達は今どうしているだろう。時々夢に出てくる。
が「ナイス!」と言っています。
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磯野波平(54)の給与。1965年当時、月給税込で70,000円。令和元年で換算すると約293,000円ほど。但し、昔は社会保険料などは低いし、消費税も無かったので、扶養家族が3人(専業主婦と子供2人)でも暮らしていけたのだろう。租税負担率が物凄く高い今日では暮らしていけない。
が「ナイス!」と言っています。
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古希を過ぎ、少しずつ記憶を積み重ねてきた著者が語る文学ロマンとして読んだ。『猟奇島』をきっかけに連想、発想、過去の記憶が次々と湧き上がり、話が繋がっていく。途中、社会批評や文芸のトリビア、父と子の映画の思い出話なども挿まれる。この著書に通貫するのは萩原朔太郎と江戸川乱歩の交流。関連する作品は『猫町』と『パノラマ島奇談』。行きと帰りで町が違ったものに見えたり、時計を覚え違いしていたり、幾つかの読み方がある言葉や翻訳語に個人差があったりとこれまでの不思議な文学体験を語っている。「予期しない結合」の魅力。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/25(3766日経過)
記録初日
2014/02/05(3786日経過)
読んだ本
960冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
213251ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
949件(投稿率98.9%)
本棚
11棚
性別
外部サイト
自己紹介

速読の能力が無いのでゆっくりと読んでます。集中力が無いので速く読むと意味が掴めないことがあり、たまに音読します。近代の日本文学をじっくり読みたいのですが、現代の小説も面白いので結果的にこちらを優先して読んでます。読後に考えさせられる作品が良いですね。

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