「不祥事」に比べると、ストーリーは中々複雑だったけど、展開はこっちの方が熱い。まさかあのキャラが出てくるとは思わなくてビックリした。最後の展開は息を呑む程だった。

トリックとかストーリーはデビュー作とは思えないぐらい面白かったけど、殺人の動機は、男からしたらイマイチ共感しづらかった。いや、殺したいほど憎むのは分かるけど、それで本当に2人も殺すとなると‥。でも女子高生ってそんなものなのかなと1人で納得してみる。

どの話しも面白かった。「レッツゴー」以外はドロドロした内容の短編だったけど、どんでん返しがあって楽しめた。「レッツゴー」「二重露出」が好き。

う〜ん、密室に得体の知れない何かがいて、いつ襲われるか分からないってシチュエーションは好みだったけど、いかんせん主人公の性格が好きになれなかった。何であんなに捻くれた考え方しか出来ないのかと序盤はイライラした。 終わり方も肩透かしで微妙だったなぁ。

取り敢えず白羽めっちゃムカつく！主人公の考え方少し分かる気がする。何か誰もが思ってる事を、言語化出来てるのが凄いと思った。

まさかあの玲子がこんなに切ない恋をするとは‥。この小説で少し玲子のイメージが変わりました。下井と牧田がめっちゃ良いキャラしてるなぁ。下井は今後も出てきて欲しい。

「不祥事」に比べると、ストーリーは中々複雑だったけど、展開はこっちの方が熱い。まさかあのキャラが出てくるとは思わなくてビックリした。最後の展開は息を呑む程だった。

う〜ん、かなり頭を使って読んだ。中々文章から場面を想像出来なくて、途中で疲れてしまった。マツパクが不憫なのは伝わった。

五十嵐さんの短編集は珍しいんじゃないかな？あとがきで本人も言ってるけど、長編の方が圧倒的に好き。「オープン・セサミ」は良かったけど、「ぽきぽき」「嗜虐」は官能小説に無理矢理ホラーを入れたみたいで、イマイチだった。

姫川シリーズ第二弾。今回は日下がほぼ主役の回だった。一作目より何か人間らしくて好きなキャラになった。姫川に理不尽に嫌われてるのは可哀想‥。終章のとある描写が最高に痛々しくて、読んでいるのが辛かった。