ネタバレ高永家の4兄妹がそれぞれの視点から語る連鎖短編集。民がはぶられる下りは辛く、読み飛ばそうかと思いました。萌香が民に吐露した苦言は、みんなが思っていたことだったんだろうけれど、それで無視とか、インスタで水着姿の写真を拡散されるとか…やった方にとっては軽い気持ちなのかもしれないけれど。直接喧嘩できたから萌香とは続いたのかもしれない。よし兄はいわゆる脳筋と言う人種で、辛い出来事を経て4兄弟の中で実は1番意識が変わったように見える。武蔵の自分に意識を戻す方法、試してみようかな。

ネタバレ駒子シリーズ最終話？瀬尾さんと結婚し、彼の仕事の関係で各地を転々と転居しながら2人の子どもを育てるお話…というより、駒子一家の一員となったわんこ「達」視点から彼らが守るべき弱い者、駒子の娘を見守る語りで始まります。先輩犬「ワン」の後輩犬への指導が過酷。「出来ないなら駄犬として生きていくんだな」これは人間の先輩と後輩なら今だと確実にパワハラですなと思いながら読みました笑。駒子が瀬尾さんと「奇跡が起こって」つきあうようになったその「奇跡」を詳しく知りたいので、また加納さん書いてくださらないかなぁと希望です。

ネタバレ力の結晶を盗み姿を消した十郎。事態を重く見た月夜公、朔之宮は彼の行方を探すが…。うっかり児童書用を借りてしまったが、こちらの方が字が大きくて読みやすかったです笑。十郎はなぜあせびや月夜公に相談しなかったのか、そこがちょっとわからない。最後のエピソード、津弓が成長したらものすごく強い妖になるエピソードはベタですがおいしいですね。

ネタバレ再読ですが、改めて読むと青子の元カレの熊平、ありえん！と思いました。一見「とても良い人」だがどこか人としておかしい気が。ひどい別れ方しといてニコニコ抱きしめるって変。後ろめたさゼロなのか。青子と別れて今一緒に暮らしてるという女性も「私も同じ目にあうかも」と不安にならないのかな？青子は窯の人たちには言わなかったからあれだけど、知ったら女性陣は再会のハグも含めてどんびきだと思う。

ネタバレ自分の竜を探しに行き、戻ってこないコキバを心配し探しに行くことを竜騎士試験の課題としたミア。クレオがいっそ清々しいくらいに嫌な奴でした。でも竜騎士は諦めないんだな。今後の話で改心したりするのだろうか。タコピサロの下りは一瞬ギャグなのかな？と思ってしまったが違いますよね？？宝石から男の子になったり竜から人間になったりとわりとなんでもありのお話だなぁと思う。銀竜とコキバの絆が芽生えるシーンは良かった。ジブリで映像化しないかな。それかNHKアニメ。

ネタバレタイトルどおり、東家の四兄弟のそれぞれの視点で交互に語られるお話。なんかイラストと中身が合ってない気がしました。優三郎の職場の女上司とのゴタゴタは解決したと言うけれど、一体飲み会で上司は皆に何を吹き込んだのか？そこが明らかにされないまま解決してものすごくすっきりしませんでした。文章は読みやすく面白い部分もあったけれど、最後はなんだか中途半端な所で終わったなぁと感じます。占い、長男からの父へのモヤモヤ、次男の父への複雑な気持ち、三男の人間関係の悩み、四男の恋路など、ちょっと詰め込み感があるからかな。