初読みの作家。気になっていた本。４つの短編で構成されているが、全てが繋がっている。文章そのものに余韻がある様に思う。決して全てが わかりやすい結末では無いので、私には「？」が多かった。しかし、読み手の解釈に委ねる手法は 人を選ぶが、私には…って 確かに帯に書かれている様に 各章の最後の画像にヒントがあって「あぁ」となるけどね。夫婦・宗教・刑事・友人・隠蔽って感じで 確かに 平和なんて公明正大な人ばかりでは成り立たないのかもね。

シリーズ第三弾。今回は 読んでいて腹立たしい事件と逮捕された犯人から始まる。ロスジェネ世代の被害者だと擁護する声もあがる中、爆破事件が発生し 爆破犯人から犯人の釈放を要求。不破は調査に駆り出されるが、またしても である。そして、驚きの真犯人に辿り着く…って 笹清は とことん痛めつけて欲しかったね。不破は 相変わらずタフだったし、惣領は ちょっとだけ進歩したかな。ラストの不破には、少しホッとしたね（能面は仮面だからね）。

第二弾。能面検事こと不破と事務官の美晴のコンビは健在。学校法人への国有地払い下げでの収賄疑惑に端を発するが、思わぬ方向へ進む。特捜部に協力することになった二人の前に特捜内部の軋轢等 予想通りの事態に…って 今回は 高峰と安田の物語かな？学生時代からの友情と1つの事に対する絆は うるっ ときたね。意外な真犯人は ちょっと強引な気がしたけど、高峰の一発は 私は スカッとしたなぁ。でも何事もなく取り調べする方も驚きだけどね。

久しぶりの作者。第二弾。５つの短編から構成。エリサワの過去が書かれていて 人となりが垣間見れる。逆に言うと 前作の様な問題解決を期待していると少し違うか？どこか哀愁漂う読後感である…って 標題作は「えっ」となるよね。「コマチグモ」は そこまでするか？だけどね。「ホタルの計画」は エリサワの子供の頃だけど 洞察力の高さを感じさせていたよね。どの短編も 濃い？内容かな。でも、今回もだけど ”エリサワ” って 漢字変換出来ないよね（私のPCの問題かなぁ）。

初読みの作家。「第18回 このミス大賞受賞作」の帯に惹かれて読む。紙の鑑定士という設定が面白く蘊蓄も出てくるが、単純にその技能を使って犯人を探す訳では無いところも面白い。土生井(読めないよね)等と共同して ジオラマプロ？を追い詰める構成は読む手が止まらなかった…って 蘊蓄(絶対 自筆では書けない漢字だよね)と蘊蓄の戦いでもあるね。渡部は、私とは違い 人から好かれるタイプなんだよなぁ。元カノ？の真理子との疾走感も凄かったね。でも、一番驚いたのは 晴子かな、籍入れちゃう？次作もあるので読もうかなぁ。

初読みの作家。気になっていた本。４つの短編で構成されているが、全てが繋がっている。文章そのものに余韻がある様に思う。決して全てが わかりやすい結末では無いので、私には「？」が多かった。しかし、読み手の解釈に委ねる手法は 人を選ぶが、私には…って 確かに帯に書かれている様に 各章の最後の画像にヒントがあって「あぁ」となるけどね。夫婦・宗教・刑事・友人・隠蔽って感じで 確かに 平和なんて公明正大な人ばかりでは成り立たないのかもね。