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2024年5月の読書メーターまとめ

ミエル
読んだ本
12
読んだページ
3276ページ
感想・レビュー
12
ナイス
737ナイス

2024年5月に読んだ本
12

2024年5月のお気に入り登録
1

  • たま

2024年5月のお気に入られ登録
4

  • ジョンノレン
  • 金華山金華
  • たま
  • 無題

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ミエル
6編の短編、どれも好みで楽しめた。少し捻りのきいた真相がほろ苦い読後感に繋がって大人味ホラー。比嘉姉妹の祓い屋スタイルには、「おばあさんがユタ芸人」のヤースーさんのおばあのエピソードを思い出す。たしか、おばあのお祓いスタイルも生者と亡者の間で通訳のように話をまとめてたらしい。生きてる側にも常世の住人にも話を聞き、問題を認識させ解決させるカウンセリング方式が心地良いのだろうな。何でもかんでも表に出して力ずくで収束させる方が効率良いはずなのにね。真琴だけでなく琴子姉ちゃんも十分優しい。
ミエル
2024/05/10 23:42

ほんと、短編ホラーの名手よね。中弛みしない、キレが良い、どちらも備えるのって結構難しいと思う。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

ミエル

今年もちゃんと咲きました。ほったらかしの睡蓮鉢@12年もの ちなみにメダカたちは越冬3回目なのにまだまだ元気なのが謎… 寿命超えてるんじゃ… 元気で長生きなのが何よりだけど不思議すぎる。

今年もちゃんと咲きました。ほったらかしの睡蓮鉢@12年もの
ちなみにメダカたちは越冬3回目なのにまだまだ元気なのが謎… 寿命超えてるんじゃ…  元気で長生きなのが何よりだけど不思議すぎる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
12

ミエル
再読祭り継続中。今回は、途中から話数のカウントもなし、百物語なのに数えなくていいって斬新なスタイルだなとあらためて思う。しかもあとがきには新耳袋の方向性に迷う内容もあり、シリーズを長く続ける苦労が偲ばれる。怖さって主観でしか計れない、何が怖いかなんて各人で違うものだから、読者の意見を取り入れすぎるのは違うような気がする。お二人の思うコンセプトで突き進むのが結果的にベストだよね。
グレ
2024/05/30 21:33

再読祭りいいですねッッッ 僕は山の牧場まで読めたところで止まっちゃってます汗汗 僕も第五夜から再開しよっかな👻

ミエル
2024/05/31 05:56

グレさん 山の牧場はやっぱりこのシリーズの大事な柱作品だからなんとなく読み終えると一山越えた感じするかも。再読祭りに戻るのはオススメ!

が「ナイス!」と言っています。
ミエル
これはなかなか興味深い作品、楽しく読み進めた。出雲を軸に、諏訪、伊豆、熊野、阿蘇と、天つ神ではなく国つ神が活躍した地域をフィーチャーし、土地独自の宗教観と遺跡の関連仮説を立て考察する流れが好み。キーワードは、黒曜石をはじめとする鉱石。専門家ではない著者だからこその易しい古代史、日本神話の解説と地質学の紐付けも良かったのだと思う。学術書や専門書にはない柔らかな語り口だからすっと入り込めるなだろう。本書にも登場した井沢元彦の著作がなかなか読み進まない私には、こちらを先に読んで正解だった気がする。
ミエル
2024/05/26 20:51

本編が興味深かったのはもちろん、あとがきも面白い。長崎出身の著者の祖父の話、長崎における諏訪信仰のくだりがお気に入り。あのド派手な長崎くんちがまさかの例大祭だったとは、無知の私には一番の衝撃でした笑 諏訪は龍神信仰だしって言っても、あのファンキーな龍がっ!?神社の龍神様って… 信仰は土地によって形を変える素敵で優しいものなんだね、となんか納得した。

が「ナイス!」と言っています。
ミエル
デキリコ展の会場で購入。かなり力の入った特集ページで読みごたえアリ。作品鑑賞後に復習しようと思ったんだけど、未展示作品も多かったのでお得感あった。企画展については、ご長寿で意欲的に制作に取り組む姿勢のおかげで、確かに大回顧展、ボリューミーでした。結構体力を奪われた笑 しかし、デキリコって、アーティストではなく商業デザイナーになるべきだった気がする。自己開発のモチーフをブラッシュアップする能力に長けてるし、需要あったはず。先駆の目も抜群に持ち合わせてるし。どっちにしても巨匠ではあると思うけど。
ミエル
2024/05/26 12:45

子供の頃、熱を出して寝込むと必ず同じ夢を見てうなされてた経験がある。その恐ろしい夢の舞台設定が、まさにキリコの世界観そのもの。誰にも会えず孤独でパニックになり、あの不気味に歪んだ世界を走り回る夢、本当に怖かった思い出。もちろん、その当時の私はキリコの作品を知らず、長じてからキリコの作品だと気がつくわけだけど、なぜ夢に見たのか、一体何だったのか、興味が尽きず、今回の大回顧展に出向いてみた。

ミエル
2024/05/26 12:46

子供のくせに、キリコの描く形而上絵画の歪みとか不整合性によく気が付いたなーと思う。私、子供の頃の方が絶対優秀だった笑

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ミエル
猫目洞のお潤さん登場。お潤さん好きなので、ちょい出でも嬉しい。ついに学校外の謎解きになってるけど、こうなると百鬼徒然袋シリーズと同化しちゃいそう。
が「ナイス!」と言っています。
ミエル
ドラマ視聴済み、イメージぴったりのキャストだったなと回想しながら読み進めた。二転三転するミステリーが面白いのはもちろん、漫画業界、漫画編集者と漫画家へのリスペクトが尽きないお仕事本としても面白い。ただ、とにかく料理やファッション、家具や地名の固有名詞が多く、おしゃべり過ぎる作風に読み疲れた気もする。想像しやすいメリットはあらけど、字面で追うのはちょっと辛い。話のスジが良かったので、できればそちらに集中して欲しかったけど、楽しめたのでOK。シリーズを追っかけてみるつもり。
ミエル
2024/05/19 22:55

漫画に関して、ほとんど門外漢な私からすると新鮮な話が多くて興味深い。深過ぎてどこからディグればいいのか微妙にわからない、この奥深さもなんだか良かった。

が「ナイス!」と言っています。
ミエル
再読祭り続行中。第七夜のラストがノブヒロさんだったのは、まったく覚えてなかった。YouTubeで見ても長い話だし、不気味な動画に仕上がっていたけど好みじゃなかった。第七夜は、家や身近な空間での怪異話もが多く、寝る前に読むにはちょっと怖い。最近、珍しく寝つきが悪かったのは、きっと本作のせい笑。心に残ったのは、第8章の狐話。狐と人との信頼関係なくしては、化かし化かされの風流な関係は生まれない。時にはイタズラを、時には命やピンチを助ける気まぐれな妖のような動物には心惹かれる。一度でいいからサクッと化かされたい。
が「ナイス!」と言っています。
ミエル
久しぶりに表題作品が読みたくて購入、読了。やっぱり名著だな。十代の頃に背伸びして読んだ作品を年を経て読み返す楽しみは、このタイプの作品に限る。汚いもの、だらしない貧困への自分の中の嫌悪感を青臭いなとを楽しんでいただけだったのに、今は違う。生きることが、計画進行でも清廉潔白でもないのが大多数だと実感する年齢になれば、弛みきったダメ男の助川助三もクズながらに愛着がわく。例えるなら、愛犬の毛布がときどき嗅ぎたくなるのに似てるかも。臭いと知っていながら、「臭い」と言いたいが為に手に取る感じ。
ミエル
2024/05/17 18:31

期待してなかった「鳥師」が幻想的でグッときた。奇譚て素敵だ。

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ミエル
再読祭り再開。原点回帰がテーマの前巻をさらにブラッシュアップした第六夜、メインはラストの京都幽霊マンション。こちらは断片的に話を見聞きしていたものがまとめられていてありがたい。名前をあれだけ伏せていたのに、ここではバンバン出てくるので苦笑してしまうけど。心に残ったのが、十一話の動物たちがお寺の本堂で読経を待っていた話。この話もあらためて読むと切なさと温かさで心がじんわりする。あとがきにもあったけど、本作は家族の中で紡がれてきた話が多いのも確かに良かった。怖さよりもほっこりする心霊良い話もたまには良いな。
ミエル
2024/05/15 07:35

最近ニュースで見た千原せいじさんが得度式をされた話を思い出した。動物たちの霊魂を慰める和尚になる!とおっしゃってたのが、動物に好かれるせいじさんらしくて良いな、自分をわかってるな、とちょっと眩しく思えたり。

が「ナイス!」と言っています。
ミエル
6編の短編、どれも好みで楽しめた。少し捻りのきいた真相がほろ苦い読後感に繋がって大人味ホラー。比嘉姉妹の祓い屋スタイルには、「おばあさんがユタ芸人」のヤースーさんのおばあのエピソードを思い出す。たしか、おばあのお祓いスタイルも生者と亡者の間で通訳のように話をまとめてたらしい。生きてる側にも常世の住人にも話を聞き、問題を認識させ解決させるカウンセリング方式が心地良いのだろうな。何でもかんでも表に出して力ずくで収束させる方が効率良いはずなのにね。真琴だけでなく琴子姉ちゃんも十分優しい。
ミエル
2024/05/10 23:42

ほんと、短編ホラーの名手よね。中弛みしない、キレが良い、どちらも備えるのって結構難しいと思う。

が「ナイス!」と言っています。
ミエル
著者の宮本常一愛が強くファンブックのようで嫌いじゃない。柳田民俗学が日本人の信仰に基づく矜恃から切り込んだ哲学的な論旨であるのに対し、宮本民俗学は無字社会にフォーカスし、手元足元の習俗を書き留めたカジュアルなもの。詩誌に残るのは支配者層の史観、そこには登場しない庶民の暮らしを圧倒的な取材力で書き記した功績は偉大だと思う。名も無き民の平凡な生涯、特異な風土での静かな暮らしぶりを見聞できるありがたさを堪能出来た。小さなコミュニティと外界をつなぐ「世間師」と言う役割が印象に残る。現代でも世間師は不可欠な存在。
ミエル
2024/05/06 23:50

最近ビジネス誌でも取り上げられることの多い宮本常一。世情が不安定になると、ルーツやアイデンティティがフィーチャーされるのだろうな。久しぶりに紙の本で読んだのだけれど、 本作の紙の分厚さと帯の太さに面食らったw 紙が厚いのに裏移りしてるのも不思議。なぜなの?

が「ナイス!」と言っています。
ミエル
思いの外読み進めるのに時間がかかったのは、シリーズ三部作の読み順を間違えたせい。2作目にワードのみ登場していた「先の事件」について流し読みしようとしたけど甘かった。歌舞伎座もとい木挽座を舞台にしたミステリー、ボリュームも内容も濃密な作品で読み応えありすぎる。思ってたのと違うーといった急展開な後半に至るまでが長すぎな気もするけど、芸事のしきたりや所作の細かい描写が省かれてしまっては作品の魅力がかけてしまうので仕方ない。と、失礼ながら斜め読みする隙もない大作でした。
が「ナイス!」と言っています。
ミエル
家庭科の授業を思い出しながら読了。当時はさっぱり覚えられない(覚える気がない)栄養素も大人になれば理解は早い。でもやっぱり完全には覚えきれないので、時々読み返して百科事典的な使い方、ネット検索的ながベストだと思う。面白いかどうかは興味の持ちよう、私にはやはり微妙に興味が持ちにくいジャンルだったな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/04/28(3713日経過)
記録初日
2006/04/26(6637日経過)
読んだ本
1374冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
378231ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
1355件(投稿率98.6%)
本棚
6棚
現住所
東京都
自己紹介

琴線に触れたら読む雑食読者。

会社員を経てフリースタイルじゃなくてフリーランスで働く中年女。
新書、美術、哲学、ノンフィクション(犯罪もの)とミステリ、怪談、青空文庫が好物。

閉所恐怖症で口が悪い短所持ち

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