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2023年3月の読書メーターまとめ

やまおじさん
読んだ本
9
読んだページ
3301ページ
感想・レビュー
9
ナイス
108ナイス

2023年3月に読んだ本
9

2023年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やまおじさん
単行本も持っているが文庫で読んだ。文庫版には「草野新平」の章が追加されており、牧野伊三夫さん(画家で岡崎さんと親しい。本書の装画・挿画も担当)の解説文がある。この本の前に読んだ『憧れの住む東京へ』(2023年1月刊)の前作にあたる(単行本は2016年刊)。文庫巻末に追加されている岡崎さん自身の上京記「これが私の東京物語」が興味ぶかい。さまざまな”上京者”にそそぐ岡崎さんの眼差しは、優しく、あたたかい。それにしても、とりあげる人物たちについてよく調べあげたものだと感心する。
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2023年3月にナイスが最も多かったつぶやき

やまおじさん

2023年2月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3517ページ ナイス数:153ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/466409/summary/monthly/2023/2

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2023年3月の感想・レビュー一覧
9

やまおじさん
岡崎さんの「上京者シリーズ」と呼びたい一連の著作の一冊目。2012年上梓の単行本を持っているが、書棚で眠ったまま。文庫化(2019年)されたものを買い求め、勢いで読んだ。単行本とは収録順序が違う。冒頭が村上春樹(単行本では斎藤茂吉)。書名の副題も「漱石から春樹まで」が「春樹から漱石まで」に変わっているのが興味を引く。そのほか、文庫版には岡崎さんが敬愛する野呂邦暢の章が加えられ、重松清による自身の上京記が「解説」代わりに添えられている。岡崎さんの人がらを感じさせるウイットに富んだ文章に、あらためて感心した。
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やまおじさん
単行本も持っているが文庫で読んだ。文庫版には「草野新平」の章が追加されており、牧野伊三夫さん(画家で岡崎さんと親しい。本書の装画・挿画も担当)の解説文がある。この本の前に読んだ『憧れの住む東京へ』(2023年1月刊)の前作にあたる(単行本は2016年刊)。文庫巻末に追加されている岡崎さん自身の上京記「これが私の東京物語」が興味ぶかい。さまざまな”上京者”にそそぐ岡崎さんの眼差しは、優しく、あたたかい。それにしても、とりあげる人物たちについてよく調べあげたものだと感心する。
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やまおじさん
ネタバレ最終章にいたく感動。扈三娘が絶体絶命のピンチから脱出。聞煥章の死。童貫が子午山の王進を訪ねる。…思いがけない展開だった。楊令が洞庭山を訪れて呉用を梁山泊に復帰させる。いよいよ梁山泊軍と童貫率いる宋禁軍との戦が始まるのか。まだ6巻目。この先、どういう展開が待っているのだろう。
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やまおじさん
個人的にもよく知っている岡崎武志さんの新刊。ご本人から出版記念イベントの案内をいただいて知った本。三部作とも言える『上京する文學 春樹から漱石まで』(新日本出版社のち、ちくま文庫)『ここが私の東京』(扶桑社のち、ちくま文庫)に続く三冊目。赤瀬川原平、洲之内徹、浅川マキ、田中小実昌、山之口貘、耕治人の6人 表現者(いずれも上京者)の上京後の足取りが、緻密な下調べに依って、ていねいに描かれている。私もまた上京者。岡崎さん(大阪出身)の思いがよくわかる。なかでも浅川マキと山之口貘の章が、私には特にうれしかった。
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やまおじさん
ネタバレ江南での長い長い方臘の乱が、ようやく童貫軍によって鎮圧された。気分の悪くなりそうな宗教叛乱の鎮圧。信徒たちの「度人」という行為が不気味。趙仁がようやく呉用に戻って梁山泊に復帰(というか半ば拉致された格好)。北では金の阿骨打が死亡。青蓮寺の李富と聞煥章の競り合いも興味津々。全15巻のこの先の展開がまったく予測できない。まだ5巻目。道のりは遠い、という感じ。
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やまおじさん
梁山泊二世たちの活躍が目立つ。楊令を筆頭とする、子午山の王進の許で鍛えあげられた若者たち。なかでも花飛麟が頼もしい将校に成長。この巻の終盤、子午山で修行した楊令、史進、鮑旭、馬麟、花飛麟、楊平の六人が集い、王母(王進の母)の死を焚火を囲んで悼むシーンにはジーンときた。あたらしい梁山泊の周辺で、にわかに戦の匂いが。次巻が楽しみだが、ここらで毛色のちがう別の本も読んでみようか、というところ。
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やまおじさん
この巻で物語は大きく動き始める。楊令が梁山泊の頭領として北から復帰。金と遼の戦い。江南では方臘というとてつもない宗教指導者が大きな叛乱を起こし、その懐に趙仁を名乗って潜入している呉用の運命や如何。まだまだ先は長い。
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やまおじさん
楊令が梁山泊に復帰。岳飛(実在の人物だと知った)という少年がこの巻で登場。なるほど、彼が後続の『岳飛伝』の主人公になるのか。この巻の解説は北上次郎(見黒孝二、つい先日、惜しくも亡くなった)。その解説によれば、『楊令伝』第九巻で大転換があるという。この先も楽しみな大作ではある。
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やまおじさん
北方『水滸伝』に続けて読み始めた。梁山泊の生き残りたち、楊令、梁山泊二世たちが、あらたな物語を展開していく予感。子午山の王進のもとに、あらたな梁山泊二世が預けられる。北の遼・金では”幻王”の正体が巻末で明かされ、次巻以降につながる。この先が楽しみだ。この巻の解説は宮部みゆき。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/29(3622日経過)
記録初日
2009/03/26(5512日経過)
読んだ本
943冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
273720ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
611件(投稿率64.8%)
本棚
19棚
性別
現住所
東京都
URL/ブログ
https://www.facebook.com/iriyamah
自己紹介

雑多な読書をしています。年間100冊読破を目指すも、なかなか。とくに好きな作家と作品は、池澤夏樹(静かな大地)、船戸与一(蝦夷地別件)、宮部みゆき(時代小説群)、五木寛之(初期の小説群、エッセイ)など。民俗学、社会学の本もよく読みます。南方熊楠、塩見鮮一郎、赤坂憲雄、内田樹など。エンタメノンフと呼ばれるジャンルも好き。なかでも高野秀行、角幡唯介。関野吉晴、長倉洋海なども好きな書き手です。最近は桐野夏生の小説に嵌っています。

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