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2025年9月の読書メーターまとめ

やまおじさん
読んだ本
4
読んだページ
1374ページ
感想・レビュー
4
ナイス
87ナイス
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2025年9月に読んだ本
4

2025年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やまおじさん
下巻は数日でいっきに読み終えた。博士の長口舌(25)には頭が痛くなったが、やみくろが跋扈する暗黒の世界から地上に戻ってくる顛末は、じつに面白かった。「閉じない世界」が村上春樹の長編小説の特徴だと思うのだが、妙に物静かなエンディングは悪くない。池澤夏樹さんが自伝的なインタビューの中で、この小説の名前を出していたのが、再読にきっかけだった。今から40年前、1985年に、これほど優れた小説が世に出ていたのだなと、あらためて感心した。この先、再再読はないと思うが。
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2025年9月にナイスが最も多かったつぶやき

やまおじさん

2025年8月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1604ページ ナイス数:115ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/466409/summary/monthly/2025/8

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2025年9月の感想・レビュー一覧
4

やまおじさん
表題作「パン屋再襲撃」と「象の消滅」「ファミリー・アフェア」の三作が、殊のほか面白かった。「ねじまき鳥クロニクル」の原型となった「ねじまき鳥と火曜日の女たち」も、なんだか懐かしい。1985年から86年に発表された短編集。この時期の彼の短編は、脂がのってきたと思う。
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やまおじさん
この作家の1980年から82年までの初期短編集。試行錯誤の跡がうかがえる。池澤夏樹さんが、その「個人編集 日本文学全集」に取りあげた「午後の最後の芝生」(初出:「宝島」82年8月)の完成度が高いと私も思う。(『一九四五年に生まれて――池澤夏樹 語る自伝』岩波書店 2025年7月刊行)
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やまおじさん
下巻は数日でいっきに読み終えた。博士の長口舌(25)には頭が痛くなったが、やみくろが跋扈する暗黒の世界から地上に戻ってくる顛末は、じつに面白かった。「閉じない世界」が村上春樹の長編小説の特徴だと思うのだが、妙に物静かなエンディングは悪くない。池澤夏樹さんが自伝的なインタビューの中で、この小説の名前を出していたのが、再読にきっかけだった。今から40年前、1985年に、これほど優れた小説が世に出ていたのだなと、あらためて感心した。この先、再再読はないと思うが。
が「ナイス!」と言っています。
やまおじさん
9年前、講談社刊「村上春樹全作品 1979~1989 (4)」で読んで以来の再読。内容をほとんど憶えていない作品だが、ところどころ、作品が醸し出している雰囲気というかイメージを思い出しながら読んだ。村上春樹の長編は、たしかに一筋縄ではいかない(つかまえきれない)のだが、そこが魅力なのだな、という思いを深くする。下巻でどんな展開が待っているのか楽しみ。文庫化された『街とその不確かな壁』(未読作品)を本屋でみかけて購入したことがきっかけで、この小説を読んでいる。事情があって少しずつしか読めず、時間がかかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/29(4217日経過)
記録初日
2009/03/26(6107日経過)
読んだ本
1049冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
303691ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
717件(投稿率68.4%)
本棚
21棚
性別
現住所
東京都
URL/ブログ
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/
自己紹介

雑多な読書をしています。年間100冊読破を目指すも、なかなか。とくに好きな作家と作品は、池澤夏樹(静かな大地)、船戸与一(蝦夷地別件)、宮部みゆき(時代小説群)、五木寛之(初期の小説群、エッセイ)など。民俗学、社会学の本もよく読みます。南方熊楠、塩見鮮一郎、赤坂憲雄、内田樹など。エンタメノンフと呼ばれるジャンルも好き。なかでも高野秀行、角幡唯介。関野吉晴、長倉洋海なども好きな書き手です。最近は桐野夏生の小説に嵌っています。

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